やっとこさ一部ブログ復帰...
皆様、長らくブログ放置で申し訳ございませんでした。
引き続き多忙な日々ではありますが、
少しずつ余裕も出てきたので、たまには投稿してみたいと思います。
お問い合わせいただいたメールも気づけば60通を超えていました。これから少しずつ返信していきますが、
もう数年たっているものもあると思いますので、
回答が不要でしたら参考になるものは参考にしていただき、
そのままゴミ箱にポイで返信は不要です。
所用により以前の住居を引っ越すことになり、
今は山の上のマンションのベランダでユーカリを育てています。
育てていたユーカリは半分ほどに数を減らしましたが、
珍しいユーカリなどは現在です。
山の上なので冬場は氷点下は連日当たり前、
‐8℃とかになることもしばしばあります。
でもその中寒さで枯れたユーカリは一つもありません。
なので生育状態が良いユーカリは寒さ程度はあまり苦にならないということですね。
寧ろ怠惰で水遣り忘れで枯れることの方が多い...
まあかなりのんびりボチボチやっていきますので、
たまには覗いて見てください。
eucalyptus_k- # by eucalyptus_k | 2020-05-06 19:48 | その他
ユーカリ・ブラックテールはユーカリじゃない!?
最近巷で良く販売されている
販売名「ユーカリ・ブラックテール」という品種があります。
冬場に葉が黒葉になるということで、
学名:Eucalyptus ●● 'BLACK TAIL'といったように
まるでユーカリの変わった園芸品種のように紹介されています。
また黒葉ユーカリという名前で紹介されることもあります。
結論としまして、
このユーカリ・ブラックテールは
ユーカリではありません。
現在、学術的にユーカリとして認められているものは、
Tribe(族・連)がEucalypteaeに属するものになります。
厳密にはEucalypteaeには7属あるのですが、
大きく見ると下記の3属がユーカリということになります。
■ Eucalyptus(ユーカリ属)...多くのユーカリ
■ Corymbia(コリンビア属)...レモンユーカリなど
■ Angophora(アンゴフォラ属)...AZ北部のユーカリ
ユーカリ・ブラックテールと呼ばれる種は
厳密にはAgonis(アゴニス属)に属する植物になります。
Agonisはユーカリと同じフトモモ科に属しますが、
Tribe(族・連)はLeptospermeaeに属しています。
Agonisは日本の植物名で言うと
クンゼアやギョリュウバイと同族の植物になります。
この辺りを全てユーカリとしてしまうと、
ブラシノキもメラレウカもグアバもユーカリということになりますので、
やはりブラックテールはユーカリではないということになります。
このように市場の販売名は非常にいい加減です
再度申し上げますが
ブラックテールはユーカリではありません。
でもユーカリに近い種類ではあります。
私はAgonisについて詳しくはありませんが、
一応、現地のタネ情報を調べておきました。
もしブラックテールをお育てになりたい方は、
Agonis flexuosaをお探しください。
特に葉が黒くなるAfterdarkなる園芸品種もあるようです- # by eucalyptus_k | 2017-04-12 03:43 | ユーカリ(品種知識)
今年も咲いた!ユーカリ・ウッドワーディー(woodwardii)
先年からたくさんの蕾を付けていたwoodwardiiですが
こちらも開花しているのを発見しました。
少し発見するのが遅れてしまい
満開の盛りを過ぎてしまっていますが、
先端にもう少し蕾の束が残っているので、
もう一回くらい綺麗な写真が撮れるかもしれません。
woodwardiiはここのところ、
たくさん蕾を付けてくれるのですが、
何度も書かせていただいた通り、
このユーカリはとても脆いところがあります。
少しでも手が当たったり、引っ掻けたりすると、
結構簡単に葉や蕾がポロッと取れてしまいます。
花季は大体ミモザアカシアと同じ今時分ですが、
蕾自体はかなり早く、先年の初夏くらいから付き出すので、
冬の突風や春の強風に気を使います。
なかなかデリケートなユーカリですが、
香りも良く、花も葉も美しいので、
個人的にはオススメなユーカリです- # by eucalyptus_k | 2017-03-17 01:33 | ユーカリ(花と蕾)
ユーカリ・フォレスティアナ(forrestiana)の蕾
我が家では初めてのforrestianaの蕾が
赤みを帯びてきて、そろそろ開花間近となっています。
蕾自体は昨年の初夏くらいからでき始めていたのですが、
やっと大きくなってきて、開花に向かってきています。
花材にもなる面白い花が咲くということで
今から非常に楽しみです。
このforrestianaは元々病気がちで、
枯れてしまいそうになったこともありましたが、
日照や風通しの良い場所に移してから
調子を戻して蕾を付けてくれました。
我が家には2株のforrestianaがありますが、
この蕾を付けた株はまだ5号スリット鉢に植わった
わずか60cm程度の樹高のものなので、
forrestianaも低樹高で開花の見込める品種と言えます。
そこまで成長力が旺盛な品種でもなく、
横にたくさん脇芽を出す性質が強いです。
葉は少し地味で分厚くあまり特徴的とは言えませんが、
なかなかに精油も豊富で良い香りを強く放ちます。
たった二つの貴重な蕾ですが、
うまく開花に至った暁には
こちらでまたご紹介したいと思います。
他には毎年開花を続けてくれている
gilliiの蕾も開花間近となっています。
ユーカリ栽培には少し暇で寂しい冬を越えて、
これから少しずつ楽しく賑やかな季節へと突入していきます。- # by eucalyptus_k | 2017-03-07 18:53 | ユーカリ(花と蕾)
真冬でも健気に咲くトルクァータ(torquata)
やっと写真を撮ることができました。
ブログの更新が滞っており申し訳ありません。
真冬にtorquataの花が咲いていてびっくりしました。
今年の冬はところどころに暖かい日があったからでしょうか?
冬は少し寂しくなる我が家のベランダに
一際目立つピンク色の花でした。
ご挨拶が遅くなってしまいましたが、
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!- # by eucalyptus_k | 2017-01-12 04:33 | ユーカリ(花と蕾)