ユーカリ・マクロカルパ(macrocarpa)の蕾にビックリ!
先日、久々に実家に立ち寄った際に
macrocarpaの蕾を見てみると、
かなり大きくなっていてビックリしました!
写真は夜間のため、万全ではありませんが、
私の手と比較していただくと
どれだけ大きな蕾であるかがわかるかと思います。
ユーカリ中、最大の花なので、当たり前ですが、
他のユーカリの蕾と比べると、とてつもなく大きいです。
globulusの蕾などもかなり大きな方ですが、
はっきりいってスケールが違います。
少し離れたところから見ても、
とても存在感があります。
中型のスーパーボールより少し大きく、
ゴルフボールよりは少し小さいくらいでしょうか。
無事に冬を乗り越えて、
ユーカリ最大の花を咲かせて欲しいものです- # by eucalyptus_k | 2012-12-19 14:18 | ユーカリ(花と蕾)
背の高いユーカリと背の低いユーカリ
今日はたまたま目に入った、
2つのポット苗から
興味深いお話を進めていきたいと思います。
皆さんは世界一高い木を知っていますか?
現存する世界で一番高い木として認定されているのは、
アメリカのカリフォルニア州にある、
Hyperion Treeと呼ばれるセコイアの木です。
この木の高さは、約115mです。
では、世界で一番高くなる木、
そして、記録上世界で最も高かった木は
一体何の木なのでしょうか。
実はその二つともがユーカリの木なのです!
そのユーカリとは、
Eucalyptus regnans(Mountain Ash)です。
下の緑鮮やかな小さな苗が
我が家のEucalyptus regnansです。
1872年に測定された記録によると
132.58mのregnansが観測されています。
また、非公式な過去の記録によると、
150mを超えた個体も存在していたとのことです。
最近、巷で良く作られている40階建てクラスの
タワーマンションが大体120m前後なので、
これよりも遥かに高いという信じられない高さです。
ところがregnansは材木としても評価が高く、
その後の森林破壊で背の高い個体は失われています。
現存するタスマニア島の最も高いregnansは
約99mで、それでも世界で一番高い木に
わずか16mと近差で迫っています。
regnansは約50年で65m以上にまで成長します。
これは他の木と比べると
信じられないような成長力です。
こんな世界一スケールのregnansですが、
1000m以上の冷涼湿潤な高山に生息しているため、
日本で育てると、暑さに非常に弱く、
成長のあまり進まない、大人しいユーカリになります。
それとは対照的に、今回ピックアップしたのが、
Eucalyptus preissianaというユーカリです。
preissianaは西AZの南東部に生息し、
黄色い大きな花をたくさん咲かせる
とても興味深いユーカリです。
一番背の低いユーカリというのは、
品種だけでなく、生息地などによっても様々なので、
これ!といって特定することはできませんが、
preissianaは間違いなく、
最も背の低いユーカリの一つと言えます。
この写真のpreissianaの原種は、
低いもので1mを少し超える程度のブッシュ状に、
高いものでも2mを超える程度の
灌木型(Mallee)の低木になります。
もう一つpreissianaには
Eucalyptus preissiana ssp. lobata
という亜種が存在します。
このssp. lobataは、非常に限られた
狭い地域にのみ生息するレアな亜種のため、
容易にタネを手に入れて栽培することはできませんが、
原種のpreissianaよりもさらに樹高が低く、
1m程度までと、とても低い樹高で育つユーカリです。
世界で最も高くなる樹木で、且つ
記録上も最も高い記録を持つユーカリですが、
一方では、わずか1m程度の樹高の品種も存在している。
ユーカリは、本当に
非常に多彩な植物であることが良くわかります。
いつか、タスマニア島を訪れて、
regnansの大木をこの目で見るというのが、
私たち夫婦の大きな夢の一つです。
そしてもう一つ!
来年は、preissianaに花を咲かせるという
小さな夢も同時に持っています。- # by eucalyptus_k | 2012-12-14 13:00 | ユーカリ(品種知識)
脆いユーカリ「Eucalyptus woodwardii」
Eucalyptus woodwardii
というユーカリがあります。
このユーカリは西AZの半砂漠地帯に生息し、
眩しいほどに黄色い花を咲かせるため、
Lemon-Flowered Gumという英名を持っています。
黄色い花は2m以内の鉢植えでも咲かせることができ、
花が咲かなくても、その銀葉はユーカリ中でも屈指の白さで
ビックリするほどに美しい外観を持っています。
上の写真の葉は、手でベタベタ触った後のものですが、
それでもまだ、たくさん白い粉が付いています。
このwoodwardiiは、とても強く良い香りを持っています。
香り自体は、globulusととてもよく似ており、
globulusのスーッとするシネオール分を
かなり控えめにして、甘みを強くしたような感じです。
葉を少し手で触っただけでも強く香り、
葉を手で持っていると、指がすぐにベトベトになるほど、
精油の含有量も多いようです。
香りの強さもglobulusに匹敵するほどです。
これはユーカリの中では、トップクラスに香りが強い部類になり、
woodwardiiは、さながら西AZのglobulusといった感じです。
ところがこのwoodwardiiは少し残念なことに、
日本では気候が合わずに、栽培難易度は高めです。
上手く育てるには、強烈な日光と、強い乾燥力を必要とします。
10m程度とユーカリの中では低木ですが、
それでもそこそこ大きくなるwoodwardii。
ところが、気候の合わない日本での成長力はかなり控えめです。
さらに、woodwardiiには少し厄介な特徴があります。
育てて触ってみるとわかるのですが、
葉や茎全てが、とても柔らかく脆いのです。
特に茎が柔らかく、少し触った感じでは、
エレモフィラ・ニベアや多肉植物のような質感です。
また、あまり茎に弾力性がありません。
そのため、我が家では少し手が当たったり、
強風に吹かれたりすると、
葉柄がポキポキ折れていきます。
先日の暴風続きの日には、
激しく葉が何かに叩きつけられたのか、
酷く傷んでいるのを見つけました。
来春には「ユーカリ紹介」に出せるかなと
思っていたのですが、もう少しかかりそうですね。。。
先日も鉢を動かす際にひじが当たっただけで、
主幹がポキッと折れてしまいました。
これは決して剪定したわけではありません。
まだまだ強風の日は続きそうなので、
風を避けられる場所へと早々に移動しました。
woodwardiiは育て方だけでなく
本当に色々とデリケートですね><;
それでも、どうしても育てたくなるほどに
とっても魅力満載のwoodwardiiでした!- # by eucalyptus_k | 2012-12-13 12:43 | ユーカリ(品種知識)
ユーカリの栽培で強い身体に!?
だんだんと寒さが厳しくなってきました。
ところが、まだ大阪の私の居住地では
マイナスに行く時間はほぼなしという程度です。
今年は、私の怠惰と置き場所の都合もあり、
簡易温室をまだ出していません。
また、寒さに弱いユーカリを
風の当たりにくい場所に移動したり
ということもまだ一切行っていません。
我が家では寒さに弱いとされている
erythrocorysやdecipiensなども
まだ寒風吹きっ晒しの場所に置きっぱなしです。
ここ二週間くらいは大気の状態が不安定で、
マンションの12階では暴風が吹き荒れ、
木の支柱が折れたり、鉄の支柱が抜けていたりと、
そちらの方ではかなり悩まされています。
ところが、ユーカリの葉痛みなどは
全くといっていい程起こっていません。
まだまだ本格的な寒さはこれからですが、
今年はさらに潅水量を減らしているのが
結果につながっているのかもしれません。
今年は、西AZのユーカリのように
乾燥を好むユーカリについては、
11月に入ってから一度も、
鉢の上から水を与えていません。
全てが鉢底のスリットから、
シャワーで少し水をかける程度で済ませています。
そのため用土の表面は
常にカラカラに乾いています。
この鉢底水遣りは、かなり面倒ですが、
スリットから見える土は結構早めに乾くので、
最低でも3~5日に1回程度は与えています。
それでも樹高の小さい株では、
少し過湿気味になっているようなので、
冬場はどれだけ水を吸わないかがわかります。
今までは少し水を遣り過ぎていたようですね。。。
ユーカリの調子が良いのは素晴らしいことですが、
水遣りにかかる時間は激増していきます><;
上から水をかけるのであれば、
月に1~2回の水遣りで済むものが多いところ、
3~5日に1回、わざわざ鉢底からだけ水をかけるのですから、
毎朝、とても寒い中、1時間程度の時間を費やします。
これはとても過酷ですが、
毎日続けていると、私もとても寒さに強くなります。
一方、夏場は毎日2回の水遣りをコンスタントに続けます。
汗でシャツがぐしょぐしょになってしまうため、
上半身は裸になって、タオルを首からかけて水遣りします。
西日を全身に浴びての水遣りも行います。
そのため、会う人に、海でも行ったの?とか、
サーフィンでもやっているんですか?
と言われるほどに、真っ黒に日焼けします。
私の仕事は部屋の中でパソコンとにらめっこ。
以前、スーツを来て仕事をしていたときも、
マトモに太陽を浴びる時間なんてありませんでした。
私ももう若くはありませんが、
ユーカリを育てるようになってから、
ある種、子供に戻ったように健康になっています。
太陽と土に触れる生活!
これも園芸の醍醐味ではないでしょうか。- # by eucalyptus_k | 2012-12-12 11:56 | ユーカリ(栽培実績)
【ユーカリ紹介-56】
ユーカリ・ギリー (Eucalyptus gillii)続きまして第56回目は
ユーカリ中でも際立って美しい銀葉を持ち、
何よりも低樹高で開花しやすく、
乾燥を好むユーカリの入門編としても最適な
ユーカリ・ギリーです。
◎ユーカリ・ギリー
【学名:Eucalyptus gillii】
【英名:Curly Mallee / Arkaroola Mallee / Silver Mallee】
このgilliiには様々な魅力があり、
私のお気に入りのユーカリの一つです。
そのため、場所に限りのある
我が家のベランダでも複数株を育てています。
日本ではまず見かけることはないでしょうが、
現地では、とても人気があり、
庭木や鉢植えで育てている人の多いユーカリです。
gilliiは銀葉の多いユーカリの中でも、
際立って美しい銀葉を持っています。
albidaなどと白さを競える程です。
葉は先のピンと尖った逆ハート型で、
その印象的な葉型も、gilliiの銀葉を
さらに引き立たせてくれています。
gilliiの葉は非常に硬く丈夫で、
cinereaよりもさらに激しく粉を吹いています。
茎は粒々のあるcinerea等とは異なり、
ツルっとしており、同様に激しく粉を吹きます。
gilliiは非常に乾燥を好むユーカリで、
多くの西AZのユーカリと同じように
Y型の双葉を持っていますが、
実は西AZに生息するユーカリではありません。
gilliiの生息地は、アデレードから北の内陸部の
Arkaroolaの近辺に自生しているユーカリです。
そのため、厳密には南オーストラリアのユーカリ
ということになりますが、西か東かというと、
どちらかという東AZに生息するユーカリということになります。
gilliiの生息地は、
オーストラリアでも非常に過酷な地域で
完全な砂漠地帯となっています。
年間降水量はわずか200mm程度で、
これは実際にどのくらいかというと、
ひと月にわずか1~2日程度、
小雨が降るかどうかという程度です。
通常であれば、このような地域では
多肉植物くらいしか生息できないものです。
ところが、この地域には、非常に地下水が豊富なため、
gilliiは雨水ではなく、
この豊富な地下水を吸って生きているようです。
このように過酷な砂漠地帯に生息するユーカリのため、
ユーカリの中では、かなり低木サイズで
6m程度の灌木型(Mallee)の樹木へと育ちます。
水が豊富な場所では、
8m近い木立型の立派な樹木になることもありますが、
逆に水が少ない場所では、
6m以下で横に広がるブッシュ状になるようです。
少し特徴的なgilliiというその学名ですが、
本種を発見したGill氏の名前が元になっています。
Curly Malleeという英名のCurlyについては、
調べてみると、gilliiの樹皮の特徴に起因するようです。
上の写真のようにgilliiの樹皮は激しく剥け、
その剥けた樹皮がカールする様から、
Curly Malleeと名付けられたようです。
とにかく、銀葉が魅力的なgilliiですが、
もう一つ大きな魅力を持っています。
それはユーカリの中でも、ずば抜けて、
低木でも花が咲きやすい品種というところです。
実は私がgilliiを育てる前に、
現地でgilliiを育てている人の
ブログを読んだことがありました。
そこでは、タネを播いて二年目、
数十センチの樹高で花が咲くという
素晴らしいユーカリと紹介されていました。
それを楽しみにたくさんのgilliiを育てて、
ちょっと育てすぎたので、かなりの数を
ユーカリプレゼントなどで配ってみたり、
実家にも大量に持ち込んで、地植えしたり、、、
思えばgilliiには深く関わってきたものです。
我が家では、タネを播いて2年目、
わずか60cm程度の樹高の株に
蕾が付いているのを発見しました。
蕾は白く粉を吹いており、
先の尖ったとても面白い形状をしています。
そして、そこから冬を越えた3年目の春、
ついに開花を実現することができました。
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我が家のベランダでgilliiが開花!
※更に詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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1つの花はそんなに大きなものではありませんが、
蕾は7つが1セットになっているため、
花が一斉に咲くと、結構華やかになります。
他では実家の数株でも、
開花を実現することができています。
もちろんですが、蕾が付いているのは
地植えではなく、全て鉢植えの株になります。
中にはポット苗のまま、
蕾を付けたものもあるくらいなので、
gilliiは前評判通り、
とても花を咲かせやすいユーカリのようです。
gilliiの育て方についてですが、
砂漠地帯に生息するユーカリのため、
かなり乾燥を好む性質を持っています。
gilliiに関しては、かなり数をこなしているので、
少し詳しいお話ができるかと思います。
gilliiは地下水をメインで吸う品種ですから、
鉢は必ず縦長のものか、スリット鉢を使用した方が良いです。
根張りは非常に激しく、鉢の底から、
根がはみ出すこともしばしばあります。
地下水をメインで吸う砂漠生息種は、
土が長い間湿っていると、
中々根を伸ばさないという性質があります。
そのため、小さな間には、できる限り
小さめの鉢で育てると調子が良くなり、
根をふんだんに成長させてくれるでしょう。
gilliiは最初から大き目の鉢に植えるより、
小さな鉢で、根を飽和状態に近いくらいで育てる方が、
元気で調子の良い株に育ってくれます。
非常に少ない雨量の地域で、
豊富な地下水をメインで育っているgillii。
恐らく、根の大部分は乾燥した土壌内にあるため、
根が長い間湿っていることを極端に嫌うのでしょう。
吸水に関しては、決して少ない方ではなく、
特に夏の暑い間の吸水はそこそこ激しいです。
ただし、gilliiはユーカリの中でも、
トップクラスに水切れに強い品種のため、
盛夏以外の季節は、そこまで
水切れで枯死する心配はありません。
耐性という程でもありませんが、
macrocarpaなどのように、
過湿が即枯死につながるということはなく、
過湿はまず軽い生育不良として現れるので、
gilliiは乾燥を好むユーカリの入門編にも最適です。
基本的に、使用する用土は、
サボテンの用土並みに乾燥力の強いものを使用し、
強乾燥気味に育てることが、
育苗初期では特に重要になってきます。
一度根が育ち切ってさえしまえば、
後はそこまでデリケートになることはありません。
gilliiは、水切れにも圧倒的に強く、過湿にもそこそこ耐えるので、
用土の排水性と乾燥力さえ確保できれば、
ある意味、水を少し遣り過ぎても、少し忘れていたとしても、
それなりに安心して育てられるので、かなり楽な方です。
一つだけ、必要最低条件があります。
乾燥を好むユーカリの中では育てやすいgilliiですが、
砂漠生息種の例にもれず、かなり日光が大好きです。
最低でも、半日以上の直射日光が必要になります。
日光が足りないと、葉がいつまで経っても小さく、
柔らかで貧弱なままとなり、激しく徒長し、
滅多に罹ることのない、うどんこ病が発生することもあります。
根をしっかりと張った丈夫な株であれば、
半日陰でもそれなりに成長を進めてくれますが、
特に育苗初期には強烈な日光がとても大切になります。
gilliiは、葉に激しく粉を吹いている品種ですから、
日本の日光程度であれば、西日の直射を受けても、
日焼けするようなことは全くありません。
成長はそこまで激しい方ではありません。
鉢植えで普通に楽しめる程度の成長力です。
我が家では、育て始めて二年余り、
まだ一度も剪定を行ったことはありません。
成長は多くのメジャーなユーカリに比べると、
かなり暑い時期メインで成長します。
暑さにはとても強く、真夏でも成長を進めます。
高温障害の症状が出ることも全くありません。
またgilliiは、他のユーカリに比べると、
さらに酸性寄りのpHを好むという特徴がありますが、
アルカリ用土に対する耐性も少し持っているようなので、
国産用土の一般的な弱酸性のpHで特に問題はありません。
肥料の効きはイマイチですが、
成長期の液肥などはそれなりに効果があるようです。
上記のpHの耐性もあり、鉄分不足になることもないため、
病害虫や養分不足などには、特に強いユーカリです。
気になるgilliiの耐寒性ですが、
-8℃程度までは問題なく耐えられるようで、
大阪の冬なんてものともしません。
先年、用土が完全に凍結した株もありましたが、
それでも特に大きな痛みはありませんでした。
冬場は葉の周囲や新芽がピンク色に紅葉することもあり、
なかなか美しくて見とれてしまいます。
ただし、寒風吹きっ晒しの場所に置くと、
葉の周囲に少し枯れが出ることもあります。
枯死につながるようなことはありませんが、
美しい葉を保ちたい場合には、
少し風を避けるようにすると良いかもしれません。
我が家では結構寒い場所に置いているため、
毎年ある程度の軽い葉痛みは出ますが、
春になるとそのような葉は知らない間に散ってしまい、
夏前には、写真のような美しい株に生まれ変わりますので、
そこまで心配するようなことはありません。
気になるgilliiの香りですが、
基本的にはシネオールが濃く、シネオールベースです。
ところが、精油には様々な成分が含まれているようで、
シネオールメインの少し生臭い香りではなく、
甘さがあったり、少しツンとする香りがあったりなど、
かなりハーバルな香りが強くなっています。
葉がとても硬く丈夫なためでしょうか、
香りは葉をこする程度ではほとんど香りませんが、
葉をクラッシュすることでかなり強く香ります。
実はgilliiには、ユーカリには珍しい成分の
β-カリオフィレンという成分が豊富に含まれています。
この成分を含む香りを香ると、
月経前症候群、マタニティーブルー、更年期障害など、
ホルモンバランスの変化に伴う不安や憂鬱を
軽くする効果があるそうです。
実はこのβ-カリオフィレンは
大麻の主要な成分の一つでもあります。
でも、麻薬のような作用はありませんのでご安心ください。
他には、強い炎症抑制効果があるようなので、
gilliiの精油は色々と役立ちそうですね。
gilliiはとにかく、眩しい程の銀葉と
その際立った逆ハート型の葉が美しいユーカリです。
また、乾燥を好むユーカリの入門編としても最適で、
低樹高での開花が見込めるのも大きな魅力です。
さらに、精油の効果なども考えると、魅力満載!
私が特にお気に入りのユーカリであることも、
お分かりいただけるのではないかと思います。
百聞は一見にしかず!
下の写真は最も現物の色に近い写真です。
こんなに美しいgilliiですが、
日本では、ある農場を除いて、
販売されているのを見かけたことはありません。
gilliiを育ててみたい方には
素晴らしい農場をご紹介します♪
個人的には、余程の寒地でもない限り、
cinereaやgunniiよりも遥かにオススメです。
豊富な日光さえ確保できるのであれば、
美しい庭木や鉢植えとして、
是非とも育てて欲しいgilliiです!
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<栽培難易度:C>
香良さ:★★★★
香強さ:★★★
成長力:★
要水分:★★
耐過湿:★★
耐水切:★★★★★
耐日陰:★
耐移植:★★★★
耐寒性:★★★
耐暑性:★★★★★
耐病虫:★★★★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい- # by eucalyptus_k | 2012-12-07 14:25 | ユーカリ紹介