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ユーカリ・レーマニー(lehmannii)の開花!?

今年の春からずっと開花を待ちわびてきた
ユーカリの一つにlehmanniiがあります。

このユーカリは横に広がる性質がとても強く、
場所の限られた我が家のベランダでは、
非常に場所を取るユーカリでもありました。

それでも、最高樹高が4m程度の低木品種であることと、
ユーカリ中でも珍しい花を咲かせるということで、
敢えて一切剪定を行わずに、伸びるがままに、
また過保護に場所を確保して成長させていました。

その甲斐あってか、昨年の秋口に
一つだけ蕾を付けているのを発見しました!

fancybox記事302の画像1

今年こそ開花!と待ちわびていたのですが、
一向に開花に至らずに、これは失敗なのか?
それとも来春に持ち越しなのか?と思っていたところ、
一昨日、蕾のキャップが取れかかっているのを発見しました。

良く見ようと少し動かしたら
いくつかのキャップが取れました。

fancybox記事302の画像2

fancybox記事302の画像3

lehmanniiはもともと現地では、
早春もしくは早秋に花を咲かせる品種です。
また、多くのユーカリの花は、
日本でも大概は春や秋に咲くことが多いです。

ところが日本とオーストラリアでは季節が完全に逆で、
また日本のように四季もはっきりしておらず、
根本的に大きく環境が異なるため、
ユーカリの体内時計が大幅に狂うことがあります。

環境によっては、全然違う季節に咲いてみたり、
真冬にいきなり開花して、速攻で枯れてしまったり、
一年間全く咲かずに、翌年になっていきなり咲いたり、
結局いつまで経っても咲けずに枯れてしまったりと
残念なことや不思議なことが多々起こります。

我が家の日照環境が良くないこともあるでしょうが、
この時期のlehmanniiの開花は
ちょっと失敗だったなというところです。

写真を良く撮ろうと思ってさらに動かすと、
一つを残して全てのキャップが取れました。

fancybox記事302の画像4

fancybox記事302の画像5

良く見てみるとわかりますが
花の根元の部分が黒くなって、
痛んでいるのがわかるかと思います。

恐らく、ベストな開花の時期を逃して、
寒くなってから仕方なく開花したという感じでしょう。

fancybox記事302の画像6

全ての花の根元が痛んでいますので、
果たしてここから無事に開花できるでしょうか?
恐らく完全にはちょっと難しいかと思われます。

でも一つ一つの花を見てみると、
kruseanaと同じような美しいライムグリーン色をしており、
先っちょには、花粉のついたおしべやめしべも見えます。

fancybox記事302の画像7

fancybox記事302の画像8

この尖がりが一つ一つの花になるわけですが、
全ての花が完全に開くと下の写真のように
チアガールのポンポンのような大きな花に見えます。

fancybox記事302の画像9

ユーカリ最大の花を咲かせるmacrocarpa
一輪で直径10cmもの花を咲かせるので、
lehmanniiは花一輪の大きさでは勝負になりませんが、
このlehmanniiの花のひとまとまりを一つの花とするならば、
macrocarpaの花に匹敵するほどの大きさになります。

こちらが私の指との比較です。
なかなかの大きさであることがわかると思います。

fancybox記事302の画像10

今回の開花はちょっと残念ではありましたが、
今後の経過をさらに見守っていきたいと思います。
※今日全てのキャップが取れているのを確認しました。

またユーカリの場合、一度開花できた株というのは、
次年度も開花しやすいという特徴があるので、
次なる蕾にも期待したいと思います。

あと2つ蕾をつけたまんまなのが
woodwardiiとそのハイブリッドのtorwoodです。

この2つは無事に冬を越えて、
翌年の正しい時期にしっかりと開花してほしいですね!

最後にlehmanniiの蕾のキャップを載せておきます。
小人のバグパイプみたいでなかなか面白いですね。

息子が気に入ったみたいなので、
どんぐりと一緒にいくつかプレゼントしました

fancybox記事302の画像11

fancybox記事302の画像12

# by eucalyptus_k | 2013-11-26 01:46 | ユーカリ(花と蕾)
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実家の庭の秋の開花レポート

最近どんどん寒くなってきて
ユーカリの手間もかからなくなってきました。

この季節は急に吸水量の減るユーカリが多いので、
過湿にならないように注意が必要な時期です。

ただ逆に私のようにマメ過ぎない方には
寧ろ安心できる季節になったと言えるかもしれません。

ユーカリは春に開花するものが多いですが、
その次に開花が多いのが秋になります。

今日は実家の庭で開花していたユーカリを
いくつかご紹介したいと思います。

まずkruseanaです。

fancybox記事301の画像1

このユーカリは一度開花に漕ぎつけると、
次年度からはバンバン開花する品種のようです。
最低では50cmくらいの低樹高でも花を咲かせます。

またその蕾と花の量はとても多く、
春~秋までシーズンを問わず花を咲かせ続けます。

fancybox記事301の画像2

太陽に良く当てると一見黄色にも見えますが、
ユーカリには珍しいライムグリーン色をしています。

fancybox記事301の画像3

下の写真はもう花が終わりかけですが、
このようにまとまって大量に咲くのも特徴です。

fancybox記事301の画像4


次にpulverulentaです。

鉢植えではそこまで花が咲きやすい品種ではありませんが、
これも一度開花させることができれば、
翌年も必ずたくさんの花を咲かせてくれるようです。

fancybox記事301の画像5

ユーカリの中ではとてもスタンダードな花です。


最後は一部開花しているものもありますが、
非常にたくさんのuncinataの蕾です。

fancybox記事301の画像6

gilliiにもとても良く似ていますが、
蕾のキャップがgillii程は尖っていません。
また葉も少し丸みを帯びています。

fancybox記事301の画像7

uncinataの開花は私の知るところでは初めてで、
非常に珍しい例です。
是非とも我が家のベランダでも
開花を実現させたいと意気込んでいます。

ちなみに我が家では、以前ご紹介したように
lehmannii/woodwardii/torwoodにも蕾が付いていますが、
これはヘタをすると今年中には難しそうです。

特にlehmanniiは今にも咲きそうな程に
蕾が大きくなっていますので、
来春になる場合は、うまく冬を乗り越えて欲しいものです。

# by eucalyptus_k | 2013-11-04 15:39 | ユーカリ(花と蕾)
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