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ハダニの被害

私がユーカリ栽培を始めてから
ずっと課題になっているのが
うどんこ病ハダニの対策です。

これは風通しと日照の悪いベランダ園芸では
つきものの障害となっていますが、
我が家では株数も150以上とかなりあるので、
かなり深刻な問題になっています。

うどんこ病については、
枯死につながるようなことは滅多になく、
ある程度、株の生命力を上げることと、
生育が進むことで、防げる部分はあるのですが、
ハダニに関しては、依然として深刻です。

まず、我が家のベランダは全く雨がかからないことと、
夏季はクーラーの室外機の影響もあって、
非常に乾燥が進みます。

これは、ユーカリの栽培環境としては
乾燥気味で決して悪いことでもないのですが、
一方でハダニの好む環境を作り出してしまいます。

150cmもの株が、てっぺんを残して、全部やられてしまい、
今の時期、マトモな葉がほとんど残っていない。
そんなことが毎年恒例となっています。

中にはハダニに全て葉をやられてしまい、
それが起因となって、枯死してしまった
1m程度の株もいくつかあったりします。

自然由来の禁忌剤やシャワーによる散水では
とてもではないですが対処できません。

ニッソランというハダニの卵を殺す
少々強い薬を播くことで、かなり被害は抑えられますが、
とても強い薬ですし、狭いベランダで撒くと
散布している私でさえも、少々気分が悪くなるます。
また、相応に薬害も出るので、なかなか頻繁に撒こうとは思えません。

また散布を行うと、初夏~冬までは
ほぼハーブ利用は不可能になってしまいます。

小規模の発生であれば、何とかできるのでしょうが、
恐らく、大発生を上回るレベルの発生率です。

横に置いてあるパセリや、
下手をするとアロエまで被害を受ける程です。

日本は比較的湿潤な気候のため、
雨の当たるオープンスペースでユーカリを育てている場合、
滅多にハダニの被害が深刻になることはありませんが、
降雨量が少なく、非常に乾燥している
ヨーロッパや現地オーストラリアでは、私と同様に
ハダニは深刻な被害をもたらす障害となっているようです。

経験者の皆さま!
何か良い方法はないものでしょうか・・・。


【被害状況の一部】

Eucalyptus morrisbyi(200cm)
写真では分かりにくいですが、
全体がやられてマトモな葉は皆無です。
上の方の葉もカスリ状になっています。
fancybox記事234の画像1

Eucalyptus smithii(160cm)
太陽の当たりにくい下葉は酷いものです。。。
fancybox記事234の画像2

Eucalyptus dalrympleana(100cm)
場所的に散水しやすく、散水しまくったので、
今年はかなりマシな方です。
fancybox記事234の画像3

Eucalyptus rubida(120cm)
これも日の当らない下葉は酷い有様です。
fancybox記事234の画像4

Eucalyptus bridgesiana(80cm)
毎年葉がほとんどなくなるほどに酷い被害が出ますが、
今年は場所の都合で散水しまくって若干マシです。
fancybox記事234の画像5

Eucalyptus globulus ssp. bicostata(150cm)
被害の出にくい品種のはずでしたが、
油断していたら、最も酷い状況になっていました。。。
不思議と近くのssp. globulusは被害なしです。
fancybox記事234の画像6

Eucalyptus melliodora(170cm)
毎年酷い品種ですが、今年は背丈が伸びて、
直射日光に当たっただけマシでした。
fancybox記事234の画像7

Eucalyptus rudis(170cm)
毎年そこまで酷くない品種のはずでしたが、
油断していたら、下葉を酷くやられていました。
fancybox記事234の画像8

これは被害のほんの一部です。
この写真を取る間だけで、指で潰しまくって、
指先が真っ赤になりました。。。{#困り}

# by eucalyptus_k | 2012-10-08 13:33 | ユーカリ(栽培知識)
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Eucalyptus lehmanniiにも蕾ができました!

先日の台風通過後の片づけをしている時に
Eucalyptus lehmanniiにも
蕾ができているのを発見しました!

fancybox記事233の画像1

fancybox記事233の画像2

他のユーカリでは、蕾は明らかに蕾とわかるような
葉柄ならぬ蕾柄?に付いていることが多いです。

ところが、このlehmanniiの蕾は、
ビローンとした葉のようなものの先に付いているので、
最初は、葉が病気か何かで変形しているのかと思いました。

下の写真は、lehmanniiの蕾のモデル写真ですが、
確かに葉のようなものの先に付いています。

fancybox記事233の画像3

最終的に、うまく咲かせることができれば、
ライムグリーン色でチアリーダーのポンポンのような、
かなり面白い花が見られることと思います。

fancybox記事233の画像4

ちなみに我が家のlehmanniiですが、
樹高は鉢の高さを省いて120cm程度で6号鉢です。

fancybox記事233の画像5

ごちゃごちゃしていてわかりにくいですが、
ど真ん中にあるのがそのlehmanniiです。

初期の育苗時にはあまり感じなかったのですが、
50cmを超えるくらいから、かなりの水食いになりました。

この株で、半日蔭に置いているにも関わらず、
真夏はコンスタントに1日1回の水遣りを必要とします。

また冬でも1週間以内に1回のペースです。
これはユーカリの中ではかなり水食いな方です。

水食いなくせに、用土内に余分な水分が残り続けると
痛みだして、根腐れすることもあるので、
そのあたりが西AZのユーカリの難しいところです。

花が面白い品種ですから、
うまく開花してほしいと願っています{#クローバー}

ところで今から、冬までに間に合うのでしょうか。。。

# by eucalyptus_k | 2012-10-03 11:44 | ユーカリ(花と蕾)
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