今年のユーカリ酒
今年もユーカリ酒を漬けてみました。
余りすぎるほど葉が取れたので
昨年の二倍程度多めに葉を入れています。
まずはglobulus酒を試飲。
もうユーカリの酒!と完璧にわかるほどに強く薫ります。
好き嫌いはあるかもしれませんが、
薬草系のお酒好きな私としては
かなり上質の逸品であると思っています。
他にもcypellocarpa/grandis/smithii
を使ったお酒もあります。
下の写真のものは、ズブロッカを真似て、
goniocalyxを一本入れてみました。
皆さんも葉っぱが余ったら
一度漬けてみてはいかがでしょうか?- # by eucalyptus_k | 2012-07-15 02:01 | ユーカリ(茶・酒)
ユーカリの蕾!第二号!
ついに蕾第二号が来ました!
その記念すべき品種は
Eucalyptus gilliiです。
gilliiはOsakano_Jieさんのところでも
最近蕾が付いたようですから、
これも花が咲きやすいユーカリのようです。
以前海外の文献で読んだ情報によると、
1年目の株で開花したという話もありました。
ただgilliiは砂漠育ちで強烈な日光が好きなため、
家ではなかなか難しいかなと思っていました。
それなのに!家で蕾が付いたのは何と!
背丈こそ真っ直ぐ伸ばせは40cmオーバーですが
小さなポットに植わった苗です。
蕾はまだとても小さなものです。
下の写真でわかりますでしょうか?
蕾の部分を拡大してみます。
蕾のキャップが牙のように尖っているのが
gilliiの特徴の一つです。
この株は直射日光は全く当たらない場所にあります。
ただ、少し位置の高い場所ですので、
照度は家のベランダではかなり良いと思います。
とにかくもう根がパンパンで
ユーカリプレゼントにでも出そうかと思っていましたが、
こうなってはレギュラーメンバー確定です。
花が終わったら、ちゃんとした鉢に
植え替えてあげることにします。
ちなみに第一号のextricaですが、
だんだんと蕾が大きくなってきました。
ただこの株はとても調子が悪く、
かなり酷い病気にかかっています。
咲いた後に枯れてしまわないか心配です。
写真からわかるでしょうか?
陽に当たった葉が黄色くまだらになっています。
これが角班病の兆候で、だんだんと班になって枯れていきます。
tetragonaは開花しやすく、
とても育てやすく、美しいユーカリですが、
病気にかかりやすいのが玉にきずです。
pleurocarpaよりもextricaの方が
少し病気に弱いように思います。
土の中だけでなく、
空中湿度の管理にも気をつけていきたいものです。
さて、開花の方はうまくいくでしょうか!?
少し心配ではありますが、
とっても楽しみです♪- # by eucalyptus_k | 2012-07-13 17:11 | ユーカリ(花と蕾)
ベランダでも育てられるユーカリ10選
私もユーカリを育て始めて数年になります。
日光の良く当たる広い庭で育てれば
そんなに難しい植物ではないユーカリですが、
日照も風通しもイマイチな
マンションのベランダで栽培すると
とても厄介な植物のように思えてきます。
放置しておけばぐんぐん育つ
実家の庭のユーカリたちを尻目に、
初期の頃のベランダ栽培は本当に困難を極めました。
今でも、結構病気がちな株があったり、
パフォーマンスがイマイチだったり、
これからも、学習の余地は多々あります。
そんな中、日照も風通しもイマイチで
空中湿度が高くなりがちな
ベランダでも育てやすいユーカリ10選
を発表したいと思います。
これは、日照や風通しの悪い、
とても狭い庭やその他スペースでの栽培の場合にも
参考になるかと思います。
1. Eucalyptus rudis
暑さにも湿度にも強いユーカリ
日照が良ければ成長力がとても激しくなりますが、
半日陰の方が大人しくて良いくらいです。
病気の蔓延する我が家でも病気知らずです。
2. Eucalyptus crenulata
耐陰性がとても強く、置き場所によって
あまり成長が左右されません。
ハダニなどの被害は激しいですが、
強健で調子が良いので問題なしです。
3. Eucalyptus risdonii
何故か家ではトップクラスに調子の良いユーカリ。
見た目も美しく、とてもオススメな品種です。
逆に少し涼しいくらいの環境が好みなので、
それがベランダの環境と合っているのかもしれません。
病害虫の影響は全く受けることはありません。
4. Eucalyptus tenuiramis
これもrisdoniiと並んでトップクラスに調子が良いです。
日照が良いと、馬鹿みたいに成長するので、
半日陰のベランダくらいの方が良いくらいです。
日照が悪くても美しい葉をキープし、病虫害知らずです。
5. Eucalyptus goniocalyx
日照の良い方がパフォーマンスは格段にあがりますが、
ベランダの悪い場所でもコンスタントに健康に成長します。
精油が濃く、葉が分厚いためか、病害虫の影響は皆無です。
家では最悪のクーラー室外機前に置いていますが、
それでも特に問題なく育っている強者です。
6. Eucalyptus viridis
日照が悪いとパフォーマンス自体はイマイチですが、
何よりも病害虫の影響なしで、コツコツと成長を続けてくれます。
あまり手がかからずに健康なのがとても良いです。
7. Eucalyptus robusta
日照が良いことがベストですが、
成長力と生命力がケタ外れているため、
他のユーカリと比べると、ベランダであっても
余りパフォーマンスの低下を感じられません。
8. Eucalyptus camaldulensis
成長力が激しすぎるので、家のベランダのような
イマイチの環境でいじめ気味に育てた方が
寧ろ丁度良いのではないかというユーカリです。
※それであってもまだ成長が激しすぎます!
9. Corymbia citriodora
これも成長が激しいのでベランダくらいの方が良いです。
また冬は少し寒さに弱いので、
比較的暖かいベランダとの相性がとても良いユーカリです。
10. Eucalyptus 'Moon Lagoon'
日照の良い方が格段にパフォーマンスは良いですが、
ベランダのような環境でも、
さほど大きなパフォーマンスの低下を感じません。
ただ成長はとても遅くなるので
気長に育てていくといった感じです。
どれも強健で過湿に強い品種ばかりです。
また、耐陰性が比較的強い品種か、
成長力が激しすぎて、環境が悪い方が
丁度良いというユーカリに分かれています。
ちなみに日本でメジャーなgunniiや
globulus/cinerea/pulverulentaなどは、
日照が足りずにかなり難易度が高くなります。
globulusだけは枯らさずに管理するのは
さほど難しくはありませんが、
パフォーマンスは著しく低下します。
余り良い環境を用意できないという人は
ぜひとも参考にしてみてください- # by eucalyptus_k | 2012-07-10 18:32 | ユーカリ(栽培知識)