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梅雨に負けそうなユーカリと私

梅雨真っ盛り、毎日曇りか雨が当たり前ですね。
私は非常に雨の日が苦手です。
雨の日は一歩も家から出るのが嫌になってしまいます。
どうしても少しネガティブになりがちなんです。
今日は少しネガティブなネタで申し訳ありません><;

このシーズンはユーカリも余りお好みではないようです。
曇り空の下、我が家のユーカリ達を眺めると
どれも機嫌や体調が悪いように思われます。

実際にこのシーズンは、うどんこ病の天下です。
うどんこ病に全く感染していない株は一つもありません。

今のシーズンでなくても洗濯物を真上に干しますから、
家ではフルシーズンでうどんこ病は免れられません。
ベランダ園芸の宿命のようなものですね。。。

先日、こちらで公開したperrinianaのように
大きく丈夫に育ってくれれば、
うどんこ病なんて「汚いやん!」の一言で済みます。
というか、発症自体ほとんどしなくなります。

ところが小さな小さなユーカリ苗がうどんこ病を発症すると、
その葉がアウトになって散ってしまうという危機に見舞われます。
通常でしたら、様々な薬剤を使用するのでしょうが、
薬剤も小さな小さな苗の薄い葉には十中八九薬害を引き起こします。

というわけで、ぶっちゃけ打つ手なしなんです!

今は石灰をまいたり、薬害を覚悟で薬をまくことが多いのですが、
おかげでどんどん葉が傷んだりして汚くなってしまいます。

またおまけに気候と日照が悪いせいでしょうか?
下葉がどんどん散っていくという現象が起こっています。

fancybox記事95の画像1

fancybox記事95の画像2

これらはその現象にあったcinereaですが、
てっぺんしか葉がないという不格好なことになっています。

また、西オーストラリア軍団に多いのですが、
下~中の葉が不定期で枯れて散っていくのです。
特にkruseanaの症状が芳しくありません。

fancybox記事95の画像3

遠くからみるとわかりにくいのですが、

fancybox記事95の画像4

このように葉が白く枯れて、
間の葉も散ってしまって抜けています。
また、葉が非常に小さく貧弱にしか育ちません。

このような症状やうどんこ病
梅雨と共に消え去ってくれることを心から願っています。
消え去らない場合でも挫けずに打開策を考えたいと思います。

鳴かぬなら鳴かせてみよう不如帰♪

# by eucalyptus_k | 2010-06-29 19:04 | ユーカリ(栽培実績)
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2010/6/19 ユーカリ育成の近況

育てているユーカリたちの近況をアップします。
これは自身の記録としても使用しているので、
お時間のある方のみご覧になってくださいね。
何しろ数が多いですから^^;

写真は全て撮影を完了しているのですが、
アップの手間が馬鹿になりませんので、
毎日少しずつアップしていきます。

<バックナンバー>
・2010/5/1の状況
・2010/5/7の状況
・2010/6/5の状況

※葉が白くなっているのは苦土石灰を振りかけたものです。

●Eucalyptus 'Moon Lagoon'
fancybox記事94の画像1

苗の数はたくさん確保していますが、
もうそれはホント恐ろしい程に成長が遅いです。
tetragonaと並んでワーストワンです!)
でも特に枯れてしまったりはないのです。
上の写真はその中でも一番育っている苗です。
5/7の記事でアップした株は本葉が一枚増えただけです。
何か成長のキーがあるはずですが家にはないのでしょうね。

●Eucalyptus decipiens ssp. decipiens
fancybox記事94の画像2

早速こあら師匠から伝授頂いた結束テクで仕立ててみました。
冬の間は全く成長することがありませんでしたが、
暖かくなってきてから急に成長を始めました。
出てくる葉が全てヨレヨレで葉の周囲がカールしています。
これは西AZの品種に多い症状なのですが大丈夫なのでしょうか。。。
西AZ軍団の中ではそれでもかなり成長の早い方です。

●Eucalyptus kruseana
fancybox記事94の画像3

毎日見ていると全然成長した気がしませんが、
5月の記事のものと比較してみると成長してますねー!
ホント白水色の葉が美しくて見ていると感激します。
こいつも葉がヨレヨレで、葉の周囲がカールしたり、
あまり定まった形の葉がなくバラバラです。
また下の方の太陽の当たりにくい葉は簡単に枯れていきます。
それが非常に軟くて、少し不健康に思えてきて心配なのです。
また、中々葉の大きさが大きくなってくれません。
水遣りは1週間に1回も与えないほどです。

●Eucalyptus gillii
fancybox記事94の画像4

6/5と比較してもかなり成長していますね。
1週間に1回も水を与えていませんが、それでも全然大丈夫!
寧ろその方が間延びしなくていいようです。
家ではトップクラスに水のいらない品種のようです。
まあ15cm程度の苗を6号鉢に植えていますから
正直水の管理は難しいです><;
とにかく樹高と葉数は増やしていってくれますが、
なかなか葉が大きく厚くならないのが心配の種です。

●Eucalyptus albida
fancybox記事94の画像5

これも全然成長しないわ!と思っていたのですが、
5/1に比べると格段に成長してくれていますね。
これも1週間に1回も水を与えていませんが全然平気なようです。
地道に地道に頑張って育てていくしかありません。
今日下葉が一枚散りましたが、
それでも肝を冷やす程にデリケートに育てています。

●Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa
fancybox記事94の画像6

何だかんだいってここまで来ました。
そろそろ菌による立ち枯れ病は大丈夫かな。。。?
樹高と葉数は増やしますが、葉が中々大きくなりません。
成長はしていってくれますが、やはり遅い方で、
冬までに間に合うのかな?と心配しているところです。
土と鉢が乾きやすいので3~5日に1回程度の水遣りです。
幹が硬く木質化してきたら植え分けようと思っています。

●Eucalyptus macrocarpa ssp. elachantha
fancybox記事94の画像7

いつまで経っても葉が異様に細いままです。
他にもssp. elachanthaの苗はありますが、
こんなにも葉が細いのはこの苗だけです。
個体差なんでしょうか?でも脇芽が出だしています。
葉が大きくならないのは全てについていえるので
これからに期待していきたいと思います。
管理はssp. macrocarpaと全く同じです。
こちらの方が少しだけ病害に弱いように思います。

●Eucalyptus rhodantha
fancybox記事94の画像8

macrocarpaに比べると少し安心して見ていられます。
背丈はかないませんが、幹は少し丈夫に育っています。
これも5/1と比べると格段に成長してくれています。
後は葉さえ大きくなってくれたら少し安心できます。
鉢と土が超乾燥しやすくて、5日もあれば全乾きします。
ちょうど全乾きのタイミングに合わせて水遣りをします。
根は鉢底まで伸びていないはずなので、相当乾燥に強いようです。
その環境のお陰で間延びせずに育ってくれています。

●Eucalyptus erythrocorys
fancybox記事94の画像9

これはtetragonaと良く似て、大きな双葉に毛の生えた本葉です。
ところがこちらはうって変って、成長は決して遅くはありません。
ただ寒さにしこたま弱いようなので、
冬までにどこまで育ってくれるかが大きなポイントです。
本葉一枚の段階で6号鉢に定植するという荒技です。
植え替えの際に根っこをブチッとやりましたが、
あまり痛むことなくそろそろ次の葉を出し始めています。

●Eucalyptus uncinata
fancybox記事94の画像10

一時は立ち枯れで全滅の憂き目にあいました。
これもどうやら急な寒さにはしこたま弱いようですね。
ある程度の大きさが確保できないと越冬が難しそうです。
ところが西AZ軍団の割に成長具合は悪くはありません。
元々がゴマ粒のように小さな双葉ですので、
6号鉢に植えるのはかなりの荒技に思われますが、
一応本葉の4枚目が出だしているところです。

●Eucalyptus caesia ssp. magna
fancybox記事94の画像11

これは荒技中の荒技でいきなり6号鉢へ定植です。
今のところ余り育ってくれませんが、
西AZ軍団の中ではかなり簡単で丈夫な方になります。
また、乾燥を好む西AZ軍団の中では結構水を吸うように思います。
寒さには比較的強く、10cm程度の苗が-3℃の環境で
越冬した実績がありますので比較的安心です。
今のところはcrucisあたりの双葉と大差ありません。

●Eucalyptus robusta
fancybox記事94の画像12

ユーカリの初級編に最適といわれている品種です。
家の環境に最も合っているユーカリだといえます。
5/1と比べてみると恐ろしい程に成長しています。
5/1のときは6cmくらいだったのが、今は20cm近いです!
日当たりも悪く、湿気の強い我が家が大好きなスワンプ系ですね。
結構病害に弱いと聞きますが、家では今のところ病害知らずです。

●Eucalyptus camphora
fancybox記事94の画像13

fancybox記事94の画像14

こちらも家の環境が合っていると思われるユーカリです。
沼の中にそのまま生えたりする根っからのスワンプ系なので、
本当に日当たりが悪く、湿気の多い環境でも元気に育ってくれます。
5/1の頃は土が再利用だったのが悪かったらしく、
全身うどんこまみれになってしまい、一度は廃棄も検討しました。
思い切って土を殺菌剤で全面的に消毒して深く切り戻したところ、
新しく生えてきた芽にうどんこの症状は見られません。
5/20頃に切り戻して、そこからもうこんなに新芽が育っています。
恐ろしく成長の早いユーカリですね。

●Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'
fancybox記事94の画像15

主要な品種ですが意外に成長速度は早いとはいえません。
真っ直ぐに伸びていくので頭をカットして脇芽を増やす算段です。
この苗は大きさ的にも品種的にも少し安心できます。

●Eucalyptus cordata
fancybox記事94の画像16

globulusと並び称されるユーカリですが、
成長速度と強健さはglobulusには遠く及びません。
比較的のんびりと成長していきます。
このくらいの小さな苗のうちから香りは非常に強く、
少し指が触れただけでもかなり強く香ります。
大きさの割には茎が細いので竹串で支柱をしています。

●Eucalyptus dalrympleana
fancybox記事94の画像17

特に大きな特徴があるわけでもないユーカリですが、
家では比較的成長の早い方で、着実に成長していきます。
うどんこ病にかかりかけているのが心配です。
家で育てているユーカリの中ではかなり水の好きな品種です。

●Eucalyptus dives
fancybox記事94の画像18

ここまで来るにはかなり時間がかかりました。
特に発芽してから本葉が出て育つまでにかなり時間がかかります。
ある程度育ちきるとそこからは普通に育っていきます。
暖かくなった途端に大きな葉が出てきました。
比較的水が好きで安心して育てられる品種です。
大きくなってからその香りがとても楽しみです。

●Eucalyptus melanophloia
fancybox記事94の画像19

5/1に比べると格段に育って葉も大きくなりました。
鉢上げした直後には全く成長をストップしてしまい、
大丈夫かなとかなり心配していましたが一安心です。
ネット等にあまり育ってからの写真がないので、
どんなユーカリが育っていくのか楽しみな品種です。

●Eucalyptus melliodora
fancybox記事94の画像20

これも成長が遅く、うどんこ病などの病害にも悩まされ、
かなり厄介な品種だなあと思っていたのですが、
暖かくなってきた途端に葉が大きくなり元気になりました。
中でも非常に日光が大切なようで、
少しでも暗い場所に置いているとすぐにヒョロヒョロになります。
大きさの割にはかなり茎が細いので扱いに注意が必要です。

●Eucalyptus morrisbyi
fancybox記事94の画像21

ひょんなことから育てることになったユーカリです。
お世話になっているOsakano_Jieさんが種を取り寄せなかったら、
きっと育てることにはならなかったと思います。
gunniiと非常に良く似たスタンスで成長していきます。
少し病害に弱くデリケートなgunniiといった感じです。
うどんこ病にはかなり悩まされている品種ですが、
自然に脇芽が育ってきてくれているので少し安心しています。

●Eucalyptus neglecta
fancybox記事94の画像22

本当にこのユーカリについては
「成長が遅く中々大きくならない」の一言につきます。
少し味気ない大ぶりの濃い緑色の葉が特徴のユーカリですが、
この幼苗にはその面影は全くありません。
これから先どのように育ってくのでしょうか。
そもそもちゃんと育つのでしょうか。。。
うどんこ病の代表的な被害者の一つです。

●Eucalyptus nitens
fancybox記事94の画像23

とにかくうどんこ病アブラムシに苦しめられます。
成長が早くワイルドなのでものともせずに育っていきます。
文献によると成長の早いのが特徴とのこと。
実際は決して遅くはないのですがそんなに早いとも思いません。
早く大きく立派になって、
病害を寄せ付けなくなってほしいですね。。。

●Eucalyptus parvula
fancybox記事94の画像24

種を播いて発芽して育っていくまでは簡単です。
でもそこからは太陽が非常に大切で
暗くて湿気た環境にいると、特に病害と徒長に悩まされます。
それでも何とか元気に伸びていってくれたので、
頭を落としたらすぐに脇芽が生じてきました。
石灰と薬まみれなので、新しい葉をたくさん出して
早くその美しい姿を見せてほしいと思っています。

●Eucalyptus rudis
fancybox記事94の画像25

Flooded Gumという割にはそんなに水が好きな感じはしません。
一応西AZ軍団の一員ですが、性質は東AZに近いイメージです。
我が家では比較的強健で病害しらずで育っています。
急に暖かくなった日を境に葉がいきなり大きくなりました。
日陰でも順調に育つ方なので家には合っているユーカリといえます。

●Eucalyptus pruinosa
fancybox記事94の画像26

私には珍しい北オーストラリアのユーカリです。
北AZのユーカリは寒さに弱いものが多いので敬遠してきましたが、
この品種のみ写真を見て、
余りの葉の美しさに種を取り寄せてしまいました。
今のところパッと見はrudisとほとんど区別がつきません。
これも急に暖かくなった日を境に葉がいきなり大きくなりました。
水は余り必要とせず、乾燥を好むユーカリといえます。

●Eucalyptus radiata
fancybox記事94の画像27

先に育てていらっしゃるOsakano_Jieさんのお話では
真夏の強い日差は葉焼けするためNGとのことなので、
場所の関係もあり、
家のベランダではかなり日陰ゾーンに置いています。
それでも問題なく、今のところ葉色良く元気で病害知らずです。
日本と同じように湿潤な環境のユーカリですから、
日本の草木を育てているような感じで育てられます。
ところが発芽からここまで育つのにはかなり緩慢で疲れました><;

●Eucalyptus rubida
fancybox記事94の画像28

非常に平均的なユーカリのため、余り印象が強くありません。
毎日余り目をかけずにほったらかしですが、
地道に成長していきます。
今のところかなり緑色の濃い細葉ですが、
いつの日か美しい白銀の丸葉になってくれることを願っています。
水は比較的必要とする方で日本の草木に近いイメージです。

●Eucalyptus tereticornis
fancybox記事94の画像29

温度が上がった途端に全体的なボリュームが急にアップしました。
家では比較的日陰ゾーンに置いていますが、元気よく病害知らずです。
親愛なるこあら師匠のお話ではかなり水を好む品種とのことです。
確かに日陰でもガンガン水を上げていますが、
かなり順調に育っているような気がします。
少し安心して育てられるユーカリです。

●Eucalyptus urnigera
fancybox記事94の画像30

左が白の強いタイプ、右が通常のタイプです。
成長が早く、gunniiに良く似た品種とのことですが、
家では成長が極めて遅く、うどんこ病の代表的な被害者の一つです。
ちゃんと育ってくれるのか非常に心配なユーカリです。
毎日見ているとほとんど変化がないような気がしますが、
5/1と比較してみるとそれなりに成長しているんですね。


●Eucalyptus viridis
fancybox記事94の画像31

ポットで育苗しているときには
「成長の遅い品種だな~」と思っていましたが、
鉢上げしてからは悪くないペースで育っています。
家ではgilliiなどと並んで水をほとんど必要としない品種です。
少しうどんこ病にかかったりもしますがそれなりに元気です。
場所が確保できずに日陰ゾーンに置いてあるのが残念です。

6月はこれで全部です!
次は7月!梅雨を乗り越えてどのように成長できるでしょうか。
また、皆無事に生き残ってくれているでしょうか。
冬までに越冬できるサイズにさえ育ってくれれば安心です。

# by eucalyptus_k | 2010-06-19 02:41 | ユーカリ(栽培実績)
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相性の悪いユーカリ

ユーカリのタネを播いて育てていると、
ひとり一人に相性の悪いユーカリというものがあります。
これはこあら師匠のようなプロにでも少なからずあるようで、
もちろんながら私にもいくつか存在します。

【全然発芽しないユーカリ】
Eucalyptus staigeriana(スタイゲリアナ)

これは決してタネが悪いわけではありません。
様々なところからタネを取り寄せたり、
高発芽実績のあるタネを播いてみたりもしたからです。
私の環境と用土等の全てが合わないのでしょう。
とにかく、タネは馬鹿みたいに播きまくっています。

でも、今までに発芽したのがたった4苗。
そのうち生き残って育っているのがたった1苗。
1/4の確率で生き残っているわけですから、
私としては恐ろしく精度が高いのですが、
とにかく、何が悪いのか一切わかりません><;
下の写真が唯一生き残った苗です。
※白い粉は苦土石灰を振りかけています。

fancybox記事93の画像1

こあら師匠のお話では、用土のスモーク処理が効果的とのことですが、
別に処理を行わなくてもそれなりに発芽はされているようです。
私のところでは全くダメですね。。。
これについてはネットや海外にも一切情報は見当たりません。
合わないのでしょうね。。。お手上げです。。。


【いつも最後まで生き残らないユーカリ】
Eucalyptus camaldulensis(カマルドレンシス)

これは超メジャーでリバーレッドガムとか
マリーレッドガムとか言われて、良く見かけるユーカリです。
これもこあら師匠のお話では簡単な方とのことですが、
私のところでは、何故か知らず知らずのうちに枯れたりして、
気づいたら全滅しているのです。

結局、何度もタネを播いて、発芽して、育苗するのですが、
今生き残っているのはたった1苗です。
下の写真がその苗です。

fancybox記事93の画像2

この苗もうどんこまみれで白いのはトップジンの薬漬けです。
下の方の葉はもうダメでしょうね。
新しく新芽は出ているようですので大丈夫かと思いますが、
もし、この苗が枯れてしまうようなことになったら、
その時はこあら師匠の農場から購入します。

難しい品種だから失敗が多いというのは良くあることです。
でも、そんなに難しい品種でもないのに、
あるんですよね。。。こういうどうしてもダメなのが。。。


【とにかくたいくつなユーカリ】
Eucalyptus delegatensis(デレガテンシス)
Eucalyptus tenuiramis(テヌイラミス)
Eucalyptus risdonii(リズドニー)


この3種のユーカリは全てが比較的近しい仲間です。
全てペパーミント系のユーカリで、高山や高地出身です。
また寒さには非常に強いですが、高温多湿を嫌う品種です。

実際の共通点としては、タネが非常に硬い殻に覆われており、
寒い寒い冬を雪や氷の下で過ごし、春の訪れとともに発芽します。
そのため、4週程度のコールドトリートメントを必要とし、
種播の際には非常に発芽率の悪い品種となっています。

上記の内容からそのまま。。。
とにかく、発芽しません。

そこで何とか発芽したと思ったら。。。
なかなか、成長しません。

時間をかけて必死で成長したと思ったら。。。
暑くて湿気た日が続くと、いきなり枯れます。

というわけで、育てていると非常にデリケートになります。
環境が合っていないこともあるのでしょうね。
成長がとにかく非常に遅く、かなりたいくつになってきます。

これらの他の仲間にも同じようなことが言えそうです。
私は種を播いていませんが、
amygdalinaregnansなどが近しい仲間のようです。

また、ここまで酷くはないですが、
radiatadivesも少し似たようなところがあります。
とにかくタネを播くと非常にたいくつになるユーカリです。

人にも十人十色というように、
ユーカリにも十種十色あるようですね。

# by eucalyptus_k | 2010-06-17 01:44 | ユーカリ(栽培実績)
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自慢のツキヌキユーカリ

自慢のツキヌキユーカリ

私がユーカリに興味を持ったキッカケのユーカリはcinereaです。

私がユーカリ種播を始めたキッカケのユーカリはglaucescensです。

そして、私がユーカリマニアになったキッカケのユーカリは
ずばり!perriniana(ツキヌキユーカリ)なのです。

最近は少しだけ売っているのを見かけるようになりましたが、
私が探しに探していた今から1年前は、
本当にどこを探しても全然見つけることができませんでした。
電話をかけた園芸店はかなりの数にのぼります。

そんなときに、今は非常にお世話になっている
親愛なるこあら師匠の農場に出会いました。

我が家の自慢のツキヌキユーカリ
こあら師匠の農場で私が購入した第一号のユーカリです。

じっくり育苗されているところを無理に急かして頂きました。
頂いた当時は20~25cmくらいの大きさでした。
思えばうどんこ病ハダニに悩まされた時もありましたが、
この1年でこれだけ大きくなりました。

fancybox記事92の画像1

これは3苗あるように見えますが、実は2苗です。
左右の背の低い株が同じ苗で、真ん中の背の高い株が別の苗です。
真ん中の背の高い株はそろそろ70cmを超えようとしていますが、
全く脇芽を出してくれません。
また、ハダニの傷跡で下の方の葉がなくなったり、
色が抜けてしまったりしています。

この真ん中の株をそろそろ剪定したいところなのですが、
どのように切るのが一番良いのか非常に悩んでいます。

ツキヌキユーカリの葉は本当に綺麗な白銀青色になります。

fancybox記事92の画像2

その色は葉の緑色というより、ほとんど水色に近い色です。
香りは少し甘さが強くてくどい香りなのですが、
本当に面白い葉形で美しい葉色のユーカリだと思います。

# by eucalyptus_k | 2010-06-15 21:56 | ユーカリ(栽培実績)
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ユーカリに関する心配事

今、ユーカリを育てていて
4つ心配なことがあります。。。

どうかこの悩みの答えについて
ご存知の方は助けてください!!


【心配その1】
下の写真を見てください。
Eucalyptus rubidaの苗の写真です。
rubidaというと新芽が赤やピンク色をしていて、
何よりもcinereaのような銀丸葉が美しいユーカリです。

fancybox記事91の画像1

ところがどう見ても丸葉には程遠い葉の形をしています。
今のところ、viminarisのようでさえあります。
まだ8cm程度の小さな苗ですが、
果たしてこれからこのrubidaは丸葉になるのでしょうか?

ちなみにタネの間違いはないと思います。
また何本か他にも苗がありますが、
全て同じような葉の形をしています。



【心配その2】
下の写真を見てください。
Eucalyptus dalrympleanaの苗の写真です。
私の調べた情報によると
dalrympleanaは青緑色の綺麗な丸葉に育つはずです。
形はpulverulentaのようにまん丸のはずです。

fancybox記事91の画像2

ところがどう見ても細葉ユーカリの葉をしています。
また私がネットで見たdalrympleanaの葉形は様々です。
葉の形が全く異なるほど個体差があるのでしょうか。

ちなみにタネの間違いはないと思います。
また何本か他にも苗がありますが、
全て同じような葉の形をしています。



【心配その3】
下の写真はEucalyptus nitensの苗の写真です。
nitensは里親募集で一番人気のユーカリです。
私が香りが良いと宣伝したからでしょうか。

fancybox記事91の画像3

ところが見た目は何の変哲もないユーカリです。
ほとんどglobulusと大差ありません。
色は本当に普通の緑色なので、
まだ新芽が白くなるglobulusの方が美しいです。
おまけにめちゃくちゃ病虫被害の多いユーカリです。
マンションの12階なのにアブラムシがたくさん付きます。
また、いくら薬をかけてもうどんこ病が絶えません。
成長力は旺盛なのであまり大きな影響はないのですが。。。

確かに香りはフルーツガムのような良い香りです!
でも、これを見て欲しい人はガッカリされないでしょうか。。。


【心配その4】
下の写真はEucalyptus urnigeraの種を播いたら出てきました。
urnigeraというのはgunniiに良く似た
白銀丸葉のユーカリですから、
まず、全く違う品種のユーカリであることがわかります。

fancybox記事91の画像4

これはurnigeraに混じってたった一本だけ発芽してきました。
当のurnigeraなんかよりも遥かに丈夫で
どんどん元気に育っていきます。

最初はレモンユーカリなどと同じ、
Corymbia種のユーカリかと思いましたが、
Corymbiaは何よりもタネがでかいので、
そんなものが紛れ込んでいたらいくらなんでも気づきます。

タネが気づきにくて、その種屋で他に扱っている品種で、
こんな形の光沢のある味気ない葉で、
少し毛の生えた葉と茎という特徴から識別してみると、
おそらく、Eucalyptus muellerianaではないかと推測しました。

これまた、、、マニアックなユーカリですね。
調べるまでは聞いたこともなかったユーカリです。
もう少し大きくなってみないとわからないので
じっくり育ててみることにします。

では、muellerianaの種を購入して確かめてみよう!
ってのはもう疲れたので、次年度にでも余裕があったら考えます。
というわけで、これは一体何のユーカリなんでしょう。

色々と悩みごとが尽きません。
どなたかご助言をお願いします!

# by eucalyptus_k | 2010-06-10 03:43 | ユーカリ(品種知識)
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