卵型葉のユーカリが枯れちゃった・・・~その1~
ついこの間まで元気でいてくれていた
品種不明の卵型葉のユーカリが枯れてしまいました。
最近少し下葉が良く落ちるなあと思っていて、
3日間ほど留守にして帰ってきたら
干からびてパリパリになってました。
原因はいくつか考えられますが、
数日前までクーラー室外機の近くにあり、
直射日光バリバリのところに置いていたため、
中が蒸れてしまったか水切れでしょうね。。。
何か蒸れに弱そうなユーカリですからね。
ただ、こんな酷い有様なのに
同じ鉢に一緒に寄せ植えしている
orbifoliaとbridgesianaはピンピンしています。
もしかすると沼地出身のbridgesianaが
水を吸いつくしてしまった結果かもしれません><;
かなり落ち込みましたが、
私に様々な学びを与えてくれました。
枯れてしまった株とは別に
横(地中)から生えている小さな新芽に期待!!- # by eucalyptus_k | 2009-07-14 00:24 | ユーカリ(その他)
ユーカリを種から育ててみる~第一弾~(4)
発芽してから約一月が経過。
やっと第四回を書き進めることができました。。。
実は結果が芳しくなくて
萎えて中々書くことができませんでした><;
発芽は二つの苗床合わせて30以上ありました!
しかしながら、苗床のサイズ(特に底)が小さすぎて、
双葉で成長が止まってしまうというハプニングに!
ユーカリの根っこ成長力を舐めていました。
そのため双葉の状態での植え替えを
敢行せざるを得ませんでした。
30以上あった苗はどんどん下を向いて枯れていき、
今残った苗はたったの5つです。。。
その中で比較的元気な苗の写真を載せてみます。
何とか双葉から先が成長し始めています(-人-)南無
私が必要なのは3苗なので、
もし4苗以上うまくいった場合は、
まず!しろこさんにプレゼントしたいと思いますっ!
だって、名のり出てまで
自ら欲しいと言ってくださったのは
しろこさんだけですもの!!
※でもしろこさん最近連絡がとれませんToT
もし、全滅したとしても安心してください!(^^;)
もうすでに次の種を注文完了していますw
でも!このシリーズが第4回で終わらずに
何とかうまく育ってもらいたいですね!^^
*注文済みの種子*
●Eucalyptus glaucescens/1g
●Eucalyptus staigeriana/1g
●Eucalyptus macrocarpa/1g
他にも欲しいのあったら言ってください。
ただし、「うまくいったら」ですからね><;- # by eucalyptus_k | 2009-07-08 00:43 | ユーカリ(タネ播き)
【ユーカリ紹介-09】
ユーカリ・オービフォリア (Eucalyptus orbifolia)続きまして第09回目は
ハートリーフユーカリとして人気の品種。
ハートリーフ三兄弟の中で葉のサイズが一番大きい
ユーカリ・オービフォリアです。
◎ユーカリ・オービフォリア
【学名:Eucalyptus orbifolia】
【英名:Round-leaved Mallee】
ハートリーフユーカリと呼ばれるユーカリは数多く存在しますが、
私が本当にハートリーフの葉形だと思う3種を
勝手にハートリーフ三兄弟と呼ぶことにしています。
----ハートリーフ三兄弟----------------------------------
●Eucalyptus orbifolia(オービフォリア)
●Eucalyptus websteriana(ウェブステリアナ)
●Eucalyptus decipiens(ディシペンス)
----------------------------------------------------------
この3種の中で、最も葉のサイズが大きく、
最も乾燥した土壌を好むのがorbifoliaです。
ところが、実際、この3種は非常に良く似ていて、
素人が識別するためには、大きく育てて、
花が咲いてからの蕾や実の形状、
樹皮や樹形で判断するしかないほどです。
敢えてorbifoliaの特徴を挙げるのであれば、
三兄弟の中で最も大きなサイズの葉をしていることと、
茎の色が三兄弟の中では最も薄い色(黄緑色)で
葉の真ん中に通っている主葉脈以外の葉脈が
あまりはっきりせずに全体的にツルっとしていること、
三兄弟の中では最も新芽が白っぽくなることくらいです。
三兄弟は全て西オーストラリア出身のユーカリですが、
orbifoliaは、その中でもオーストラリアの中心付近、
皆さんも良く知るエアーズロックの近辺にも生息しています。
比較的気温が高くなる地域の出身ですし、
文献にも耐寒性はさほどでもないとありましたが、
我が家では、野外でも痛むことなく冬を越し、
冬にも関わらず、少し暖かい日には新芽も出すほど強健です。
恐らく-7℃くらいまでは耐えられるものと思います。
三兄弟の中では最も水分管理にうるさく、
一方ではユーカリ中で最も水を必要としない品種の一つです。
植え替え直後でもなく、しっかりと日光に当てているにも関わらず、
葉がパラパラと散ることがあったら十中八九は過湿が原因です。
健康な株を育てるためには
一般的な観葉植物などとは比べ物にならない程に
超乾燥気味に管理することが望ましいでしょう。
日光は特に好きな品種ですから、
できる限り直射日光の当たる環境で管理してください。
慣れない人は、ワンサイズ小さな鉢で育てると、
過湿を避け、問題なく育てられることと思います。
日本の梅雨時期をとても苦手としており、
どんなに水分管理に気をつけても、
その時期は少し葉を落とし、調子も悪くなります。
梅雨時期などは、雨の当たらない場所に
退避して育てるのも良いかもしれません。
育てている場所によっては、
梅雨時期ではなく、夏場であっても、
調子がイマイチになることがあります。
一見夏の暑さに参っているようにも見えますが、
これは夏場の高い空中湿度が原因です。
日光が良く当たり、風通しの良い場所で管理すれば、
夏場の不調は大きく改善されることと思います。
栽培用土は軽石や川砂を多めに配合した乾燥気味のものを使用します。
また水遣りは用土が完全にカラカラに乾いた時がタイミングです。
私のところのorbifoliaが樹高1m程度、
5号と6号のプラスチック鉢で半日陰に置いています。
それでも乾燥気味の用土のため、
真夏には表面が1日で乾きますが、
水遣りの頻度は真夏でも週一回程度とかなり少ないです。
聞いた話によると、
一般的な植物に比べるとほとんど蒸散を行わないようです。
そのためにほとんど水分を必要としないのでしょうね。
現地では細い根をひたすら長く伸ばして
地下水を細々と吸って生育しているようです。
そのため、非常に細く長い髭のような根が特徴です。
植え替えなどの際には、根が切れやすいので注意しましょう。
葉は肉厚でしっかりしており、病害虫の影響は受けにくいです。
気になるorbifoliaの香りですが、
香りは放っておいて香ってくるような方ではありません。
葉を強く指でこすったり、葉をクラッシュしたときに、
柑橘系の非常に爽やかな香りが微かに漂います。
この香りは万人受けする本当に爽やかな香りで、
あまり強く香らないことが本当に残念なほどです。
細葉ユーカリや幹を挟んで対象に葉の生える丸葉ユーカリとは
一風変わった葉形が特徴で、可愛いと女性に人気があります。
同居人もポンポンパンと名付けて気にいっています(笑)。
ハートリーフユーカリとして販売されていることが多く、
ネットやホームセンター等で
ハートリーフユーカリ名で売られているものは、
十中八九がこのorbifoliaで間違いありません。
私もハートリーフユーカリ名で
販売されているものを購入したことがあります。
葉をゆっくり眺めていると、
ハートの形をしていたり、パンの形をしていたり、
小人の団扇みたいだったり、
何かほっこりして癒されますよ^^
とにかく、その外観で強く目を引く品種です。
個人的には、耐寒性も強く、少し癖はありますが、
日光に良く当てて、乾燥気味にさえ管理できれば、
十分に問題なく育てられる品種であると思っています。
是非とも興味のある方は育ててみてください。可愛いですよ^^
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<栽培難易度:C+>
香良さ:★★★★
香強さ:★★
成長力:★★
要水分:★
耐過湿:★★
耐水切:★★★★★
耐日陰:★★★
耐移植:★
耐寒性:★★★
耐暑性:★★★
耐病虫:★★★★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい- # by eucalyptus_k | 2009-07-04 17:53 | ユーカリ紹介