2010/8/8 ユーカリ育成の近況(4)
恒例の育てているユーカリたちの近況です。
今回は「鉢植えになっている」全てのユーカリを公開します。
この他にもポット苗が多数あります。
またポット苗にはここにはない品種もあります。
これは自身の記録としても使用しているので、
お時間のある方のみご覧になってくださいね。
何しろ数が多いですから^^;
写真は全て撮影を完了しているのですが、
数が多いため、全4回に分割してアップしています。
よろしくお願いいたします。
<バックナンバー>
・2010/5/1の状況
・2010/5/7の状況
・2010/6/5の状況
・2010/6/19の状況
●Eucalyptus cinerea
種播時期:昨年冬~今年春
現在樹高:10cm
鉢サイズ:7号スリット
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
これは楽かなと思って日光の当たらない場所に置いていたところ、
全然成長せずにうどんこ病などの症状も見られたため、
少し前に日光の当たる環境へと移動させています。
そこからは安定しつつありますが、意外に成長は遅いです。
●Eucalyptus glaucescens
種播時期:昨年夏
現在樹高:18cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
少し過湿気味に管理しすぎたのと、うどんこ病のせいで
全ての葉が汚く傷んでしまい、一部の葉が散っています。
少し危ないかもという時期もありましたが
最近やっと新芽が動き出したのでホッとしています。
冬はかなりの過湿環境でも痛むことはないのですが、
蒸れに弱いため、夏はかなり乾燥気味の管理が必須です。
●Eucalyptus cordata
種播時期:昨年冬
現在樹高:15cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
globulus並みの成長力を期待していましたが、
実際は比較的成長の遅い品種なのかなと思っています。
文献には過湿を好むとあり、水切れには弱いのですが、
少し乾燥気味に管理した方が調子は良くなります。
急に成長が止まったり、成長が進んだり、気まぐれです。
●Eucalyptus parvula
種播時期:昨年冬
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
成長は早いのですが、うどんこ病に悩まされました。
思った以上に水を必要としないようです。
かなり乾燥気味の管理を心がけたところ
かなり元気に育ってくれるようになりました。
●Eucalyptus decipiens ssp. decipiens
種播時期:昨年秋に苗を入手
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
5月くらいまでは非常に元気に育っていましたが、
梅雨時期に酷いうどんこ病に苦しめられ、
うどんこ病の被害とその薬害で枯死寸前までいきました。
今も一番惨い状態で、何とか新芽を出すのですが、
何故かその新芽がすぐに枯れてしまいます。
今は超乾燥気味に管理しながら養生しています。
●Eucalyptus websteriana
種播時期:昨年秋に苗を入手
現在樹高:25cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
鉢への植え替え時にかなり傷んでしまいましたが、
そこから復活してからは比較的安定しています。
家でもトップクラスに水を必要としない品種で、
10日に1回程度の水遣り回数ですが、
乾燥気味に管理すればするほど元気になります。
●Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa
種播時期:昨年冬
現在樹高:12cm~20cm
鉢サイズ:6号素焼き
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
植木鉢に直接種を播いて、全力で育ててきました。
やっとここまできて、葉も大きくなってきたのですが、
ここで何故かうどんこ病の被害にあっています。。。
葉が分厚いため、薬害は出ないのですが、
薬で葉の白い粉が落ちてしまうので、葉が汚くなります。
家では最も良い場所に置いているので頑張ってほしいです!
秋口になったら植え分けをしようと思っています。
●Eucalyptus macrocarpa ssp. elachantha
種播時期:昨年冬
現在樹高:10cm
鉢サイズ:6号素焼き
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
地道に地道に成長していきますが、
中々葉を大きく、幹を太くしてくれません。
このまま大丈夫なのか少し心配してしまいますが、
まあ、私の方も地道に育てていくことにします。。。
●Eucalyptus rhodantha
種播時期:昨年冬
現在樹高:10cm
鉢サイズ:6号素焼き
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
これも地道に地道に成長していきます。
かなり葉が大きくなる品種のようですが、
中々大きくなってくれないので少し心配しています。
最近になってうどんこ病の症状も出だしたので困っています。
●Eucalyptus pruinosa
種播時期:昨年冬
現在樹高:10cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
大きな葉をじっくり作りながら樹高は余り伸びないタイプです。
あまり大きくないサイズの苗なのですが、
水切れがやたらと早いので、結構水が好きなようです。
私には珍しく、かなり熱帯地域に生息するユーカリです。
●Eucalyptus tereticornis
種播時期:昨年冬
現在樹高:12cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
Osakano_Jieさんのところでホームステイして
たくましくなって帰ってきてくれた苗です。
樹高の割には非常に葉が大きく立派です。
太陽が足りないと新芽が貧弱になるため、
家では最も日光の当たる場所に置いています。
●Eucalyptus pleurocarpa
種播時期:昨年冬
現在樹高:5cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
相変わらず異様に遅い成長速度で1ヶ月で葉1対ペースです。
家では最も良い場所に置いているので、
これが出せる最高のパフォーマンスになります。
数年越しで大きくする覚悟を決めています。
「強烈な日光+高温+水を残さないこと」が成長のカギです。
●Eucalyptus extrica
種播時期:昨年冬
現在樹高:5cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
これも相変わらず異様に遅い成長速度で1ヶ月で葉1対ペースです。
家では最も良い場所に置いているので、
これが出せる最高のパフォーマンスになります。
数年越しで大きくする覚悟を決めています。
「強烈な日光+高温+水を残さないこと」が成長のカギです。
●Eucalyptus crucis
種播時期:昨年冬
現在樹高:6cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
うどんこ病の被害を受けたり、植え替えたりしたため、
成長が長い間ストップしていましたが、
最近新芽が動き出してくれました。
ところが出てくる新芽はかなりヨレヨレで貧弱です。
強い直射日光があれば比較的早くしっかり育ちます。
家の実家の庭に置いた苗は、かなり大きく立派に育っています。
●Eucalyptus torquata
種播時期:今年夏に苗を入手
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
数週間前にこあら師匠より頂戴した苗です。
植え替えてから間がないため、まだ動き出していません。
夏に涼しい家のベランダでは成長速度は遅くなりそうです。
かなりの高温が成長のカギになりそうです。
ちなみに写真の苗は少し水切れ気味で項垂れています。
●Eucalyptus pluricaulis ssp. porphyrea
種播時期:今年夏に苗を入手
現在樹高:6cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
Osakano_Jieさんより頂戴した苗です。
最近鉢上げをしたので、今はまだ成長が止まっています。
全くノーマークのユーカリでしたが、
かなり綺麗な葉色にメロメロになりつつありますw
特に立派に育ってほしいユーカリの一つです。
●Eucalyptus kruseana
種播時期:今年夏に苗を入手
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
最近こあら師匠の農場から購入した苗です。
全体的におしろいを塗ったように白く、
あまりの美しさに毎日見とれています。
かなり強烈な日光を必要とするようなので、
家の最高の環境でしっかりと育ってくれるか期待です!
●Eucalyptus albida
種播時期:昨年冬
現在樹高:4cm
鉢サイズ:6号素焼き
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
家の最高の環境でパフォーマンスを見ていますが、
かなり成長は緩慢で、それでも地道に育っていきます。
樹高は何とか伸ばしますが、
葉がなかなか大きくならないのが難点です。
これも数年越しで育てていく覚悟をしています。
次年度の第一育成目標となるユーカリに決めました。
8月はこれで全部です!
次は9月!この夏を無事に乗り越えて立派に成長できるでしょうか。
何よりも冬までに越冬できるサイズにさえ
育ってくれれば安心なのです。- # by eucalyptus_k | 2010-08-15 01:54 | ユーカリ(栽培知識)
ユーカリに含まれている精油成分について(2)
今日は以前書いたものに引き続き、
精油成分のお話のアップグレードバージョンです。
こちらでご紹介した精油成分ですが、
全てのユーカリに全ての成分が含まれているわけではありません。
それぞれのユーカリで含まれている成分が異なります。
それにより香りや効能が変わってくるのだと思います。
それでは例をあげてユーカリ別にご紹介します。
とにかく多いので気が向いたら読んでください><;
※下記ABCD順
※主成分は多量を含み、その他は少量を含む
※成分名は前にあるほど量が多い
●Eucalyptus albida
精油含有量:極少
主成分:ピネン、ビシクロゲルマクレン
その他:ユーデスモール
備考:多彩なピネンを含む
●Eucalyptus albopurpurea
精油含有量:極少
主成分:ビシクロゲルマクレン
その他:ピネン、フェランドレン
備考:
●Eucalyptus amygdalina
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン、シネオール
その他:パラシメン、テルピネン4オール、テルピネオール、ピノカルベオール
備考:シネオール、ピぺリトンを多く含むペパーミント系精油
●Eucalyptus archeri
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus aromaphloia
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:エステル
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus bridgesiana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus caesia
精油含有量:極少
主成分:トルクアトン、アロマデンドレン
その他:ピネン
備考:Eucalyptus torquataの芳香成分トルクアトンを含む
●Corymbia calophylla
精油含有量:極少
主成分:ピネン、テルピネン
その他:パラシメン
備考:
●Eucalyptus camaldulensis
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、パラシメン、スパスレノール
その他:クリプトン、リモネン、グロブロール、
備考:非常に多彩な成分と希少成分のクリプトンを含む
●Eucalyptus camphora
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、ユーデスモール
その他:パラシメン
備考:シネオール、ユーデスモールを非常に多く含む
●Eucalyptus cephalocarpa
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、リモネン
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus cinerea
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目
●Corymbia citriodora
精油含有量:極多
主成分:シトロネラール
備考:レモンユーカリとしてレモン系精油の王道
●Eucalyptus cladocalyx nana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、カリオフィレン
その他:スパスレノール、パラシメン、ユーデスモール
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない
●Eucalyptus cloeziana
精油含有量:極少
主成分:ピネン、カリオフィレン、タスマノン
その他:リモネン、テルピネオール、グロブロール
備考:ピネンを非常に多く含む
●Eucalyptus coccifera
精油含有量:普通
主成分:フェランドレン、パラシメン、ユーデスモール
その他:シネオール、グロブロール
備考:フェランドレン主体のペパーミント系精油
●Eucalyptus cordata
精油含有量:極多
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目
●Eucalyptus crenulata
精油含有量:少
主成分:エステル、テルピネン、パラシメン、ピネン、テルピネン-4-オール
備考:少し変わった精油成分の組み合わせが特徴
●Eucalyptus crucis
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus dalrympleana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、スパスレノール
その他:パラシメン、グロブロール
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus decipiens
精油含有量:極少
主成分:ピノカルベオール、ビシクロゲルマクレン
その他:シネオール
備考:シネオールを少量含む
●Eucalyptus deglupta
精油含有量:極少
主成分:ネロリドール
その他:ピネン、フェランドレン、エステル、パラシメン、オシメン
備考:精油含有量が非常に少ない
●Eucalyptus delegatensis
精油含有量:多
主成分:フェランドレン、パラシメン
その他:ピペリトン、ユーデスモール
備考:フェランドレンを多く含むペパーミント系精油
●Eucalyptus dives
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン
その他:シネオール、テルピネオール、シトラール
備考:ピペリトンを非常に多く含むペパーミント系精油の王道
●Eucalyptus erythrocorys
精油含有量:極少
主成分:テルピネオール、シネオール
備考:精油含有量が非常に少ない
●Corymbia ficifolia
精油含有量:極少
主成分:ピネン
その他:テルピネン、パラシメン、ビシクロゲルマクレン
備考:ピネンを多く含むが精油含有量が非常に少ない
●Eucalyptus forrestiana
精油含有量:多
主成分:ピネン、シネオール
その他:ビシクロゲルマクレン、アロマデンドレン
備考:ピネンを多く含みシネオールを少量含む
●Eucalyptus gamophylla
精油含有量:多
主成分:ビシクロゲルマクレン
その他:スパスレノール、シネオール
備考:ビシクロゲルマクレンを多く含みシネオールを少量含む
●Eucalyptus gillii
精油含有量:多
主成分:シネオール、カリオフィレン
その他:ピネン
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus glaucescens
精油含有量:多
主成分:エステル(イソ吉草酸エチル)、シネオール、ピネン
その他:アロマデンドレン、グロブロール
備考:イソ吉草酸エチルは青りんごの香料となる
●Eucalyptus globulus ssp. globulus
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン、グロブロール
その他:ピノカルベオール、テルピネオール、エステル、リモネン
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道
●Eucalyptus globulus ssp. bicostata
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:アロマデンドレン、ユーデスモール、エステル、リモネン
備考:
●Eucalyptus globulus ssp. maidenii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:エステル、ユーデスモール、リモネン
備考:
●Eucalyptus goniocalyx
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:アルデヒド、ユーデスモール、リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み採取した精油がすぐに黒く濁る
●Eucalyptus grandis
精油含有量:極少
主成分:レプトスペルモン、ピネン、オシメン
その他:シネオール、エステル、スパスレノール
備考:シネオールを非常に少量含み花の香りが強い精油
●Eucalyptus gunnii
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、フェランドレン
その他:スパスレノール、パラシメン、ビシクロゲルマクレン
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない
●Eucalyptus kruseana
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus lehmannii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネン、アルデヒド
備考:
●Eucalyptus leucoxylon
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:ビシクロゲルマクレン
備考:
●Eucalyptus macrandra
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
備考:
●Eucalyptus macrocarpa
精油含有量:少
主成分:ビシクロゲルマクレン、ピネン、アロマデンドレン
その他:シネオール
備考:シネオールを少量含む
●Corymbia maculata
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール、リモネン
備考:
●Eucalyptus melanophloia
精油含有量:極少
主成分:ピネン、パラシメン
その他:フェランドレン、テルピネオール、シネオール、グロブロール
備考:ピネン、パラシメンを多く含む
●Eucalyptus melliodpra
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:フェランドレン、カリオフィレン
備考:
●Eucalyptus 'Moon Lagoon'
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、パラシメン
その他:ユーデスモール
備考:
●Eucalyptus morrisbyi
精油含有量:多
主成分:シネオール
その他:ピネン、リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus neglecta
精油含有量:少
主成分:シネオール
その他:グロブロール
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus nicholii
精油含有量:普通
主成分:シネオール
備考:シネオールが成分のほとんどを占める
●Eucalyptus nitens
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、オシメン
その他:リモネン、パラシメン、エステル、テルピネオール、レプトスペルモン
備考:シネオールを少量含み花の香りが強い精油
●Eucalyptus nova-anglica
精油含有量:普通
主成分:ネロリドール、アロマデンドレン、ユーデスモール、グロブロール
その他:ピネン、スパスレノール
備考:ペパーミント系の成分は含まれずにペパーミントの英名を持つ
●Eucalyptus obliqua
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン、パラシメン
その他:シネオール、ビシクロゲルマクレン、スパスレノール
備考:シネオールを少量含むペパーミント系精油
●Eucalyptus orbifolia
精油含有量:普通
主成分:エステル、リモネン、パラシメン、シネオール
その他:ピネン、テルピネオール
備考:
●Eucalyptus pachyloma
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus pachyphylla
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、リモネン、アロマデンドレン
その他:テルピネン、オシメン、パラシメン、ピノカルベオール、テルピネオール、グロブロール
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない
●Eucalyptus parvula
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、テルピネオール
その他:ユーデスモール、アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus pauciflora
精油含有量:普通
主成分:ユーデスモール、ピネン、シネオール、フェランドレン
その他:ピペリトン、スパスレノール
備考:ユーデスモールを多く含みシネオールを少量含む
●Eucalyptus perriniana
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン、テルピネオール、アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus pluricaulis ssp. porphyrea
精油含有量:普通
主成分:ピネン、シネオール、アロマデンドレン
その他:グロブロール
備考:ピネンを多く含みシネオールを少量含む
●Eucalyptus polyanthemos
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:フェランドレン、グロブロール、
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus polybractea
精油含有量:極多
主成分:シネオール
その他:パラシメン、フェランドレン、クリプトン、ピネン
備考:シネオールの純度が非常に高い精油を産する精油の王道(CT1/CT2)。
●Eucalyptus preissiana
精油含有量:極少
主成分:シネオール
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus pruinosa
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ビシクロゲルマクレン
その他:ピノカルベオール、グロブロール、スパスレノール
備考:シネオールを多く含むが精油含有量が非常に少ない
●Eucalyptus pulverulenta
精油含有量:極多
主成分:シネオール、ピネン、リモネン
その他:エステル、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目
●Eucalyptus punctata
精油含有量:少
主成分:ピネン、シネオール
その他:リモネン、パラシメン、テルピネン、テルピネン-4-オール、クリプトン、テルピネオール、フェランドレン
備考:シネオールを多く含み多彩なピネンを含む
●Eucalyptus pyriformis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、
その他:アロマデンドレン、ユーデスモール、アルデヒド
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus radiata
精油含有量:極多
主成分:フェランドレン、ピペリトン
その他:シネオール、テルピネン-4-オール、テルピネン、テルピネオール、ピネン、シトラール
備考:フェランドレンを非常に多く含むペパーミント系精油の王道
●Eucalyptus regnans
精油含有量:極多
主成分:ユーデスモール、フェランドレン
その他:パラシメン
備考:ユーデスモールを非常に多く含むペパーミント系精油
●Eucalyptus rhodantha
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ピノカルベオール
備考:シネオールを少量含む
●Eucalyptus risdonii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、フェランドレン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを多く含むペパーミント系精油
●Eucalyptus robusta
精油含有量:極少
主成分:ピネン、リナロール、パラシメン、テルピネン-4-オール、テルピネオール
その他:ピペリトン、フェランドレン、ピノカルベオール、シネオール
備考:シネオールをほとんど含まずユーカリ茶に最適
●Eucalyptus rubida
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、スパスレノール
その他:パラシメン、テルピネオール、フェランドレン
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus rudis
精油含有量:少
主成分:シネオール、ビシクロゲルマクレン、ピネン
その他:アルデヒド、アロマデンドレン、フェランドレン
備考:シネオール、ビシクロゲルマクレンを多く含む
●Eucalyptus scoparia
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:グロブロール
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus sideroxylon
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、ユーデスモール
その他:ビシクロゲルマクレン
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus smithii
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、ユーデスモール
その他:エステル
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道
●Eucalyptus staigeriana
精油含有量:多
主成分:シトラール、リモネン
その他:フェランドレン、テルピネオール、シネオール
備考:シトラール、リモネンを多く含むレモン系精油の王道
●Eucalyptus sturgissiana
精油含有量:普通
主成分:シネオール
備考:シネオールが成分のほとんどを占める
●Eucalyptus subcrenulata
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、テルピネオール
その他:スパスレノール、パラシメン
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus tenuiramis
精油含有量:極多
主成分:シネオール、フェランドレン
備考:シネオール、フェランドレンを多く含むペパーミント系精油
●Eucalyptus tereticornis
精油含有量:少
主成分:ピネン、パラシメン、スパスレノール、ユーデスモール、グロブロール
その他:クリプトン、カリオフィレン、シネオール
備考:非常に多彩な成分と希少成分のクリプトンを含む
●Eucalyptus tetragona
精油含有量:極少
主成分:ユーデスモール、ピネン、グロブロール、フェランドレン、シネオール
その他:アロマデンドレン、ビシクロゲルマクレン
備考:ユーデスモールを多く含むが精油含有量が非常に少ない
●Eucalyptus tetraptera
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:グロブロール、ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus torquata
精油含有量:多
主成分:トルクアトン、ピネン
その他:ユーデスモール、シネオール
備考:固有成分のトルクアトンを多く含む
●Eucalyptus uncinata
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピノカルベオール
その他:アロマデンドレン
備考:シネオールを多く含む
●Eucalyptus urnigera
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含む
●Eucalyptus viminalis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、リモネン
その他:テルピネオール、アルデヒド、フェランドレン
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道
●Eucalyptus viridis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:パラシメン、クリプトン、テルピネオール、シトラール
備考:シネオールを非常に多く含み希少成分のクリプトンを含む
●Eucalyptus woodwardii
精油含有量:多
主成分:ピネン、シネオール、トルクアトン、アロマデンドレン
その他:ユーデスモール
備考:Eucalyptus torquataの芳香成分トルクアトンを含む
多すぎるくらいの例をあげてみました。
品種で掲載希望があればこちらに追加していきます。
この内容は自分の資料としても活用していきますので、
長文ですが何卒ご容赦くださいませ。- # by eucalyptus_k | 2010-08-04 01:36 | ユーカリ(品種知識)
マイペースなEucalyptus tetragona
家では「マイペース」の愛称で呼ばれているユーカリがあります。
Eucalyptus tetragona(テトラゴナ)というユーカリです。
今はこのtetragonaという名称は旧式のもので、
厳密には近年に新しく2種類に分類されました。
●Eucalyptus pleurocarpa(プレウロカルパ)
成熟した株の葉の色が銀白色になるため、
テトラゴナ・シルバーとも呼ばれます。
広域に生息するスタンダードなtetragonaです。
※家での相性は「マイペース・シルバー」
●Eucalyptus extrica(エクストリカ)
成熟した株の葉の色が濃い緑色になるため、
テトラゴナ・グリーンとも呼ばれます。
生息域の限られた少し変種のtetragonaです。
※家での相性は「マイペース・グリーン」
なぜマイペースと名付けたかというと、
環境が気にくわないと全くといっていいほど成長せず、
たまたま気候が合った時などにいきなり成長して、
またしばらく動かなかったりなど、
かなりマイペースに成長を続けるためです。
元々フラワーアレンジでも頻繁に使われる品種のようで、
親愛なるこあら師匠が先に手を出されていました。
そこで事前にかなり気難しく難易度は高めと伺っていました。
結論から言うと、家の環境にはかなり合わないようです(笑)。
家での成長の遅さはダントツトップです!
1ヶ月間ほぼ成長しないなど日常茶飯事です。
最近少しわかってきたのが直射日光がとくに重要みたいです。
私が分析したもので下記のような実験結果があります。
(1)現在の家の環境で育てた場合(最高気温30℃)
直射日光が当たるのは16時~日没まで(これでも一番当たる場所)
>>>1ヶ月間で葉1枚さえも成長なし。
(2)実家(一軒家)に持っていった場合(最高気温32℃)
直射日光は11時ごろから日没まで当たりかなり明るい
>>>持っていってから半月で葉2~3枚分成長。
(3)家で冬季室内管理を行った場合(最高気温22℃)
直射日光はほぼ終日あたるがブロンズガラス越しの室内
>>>1ヶ月間で葉1枚程度の成長
もう一つ厄介なのが、マイペースな癖に我儘なのです。
tetragonaの生息地域はそれはそれは過保護な気候です。
海流の影響で人間にも植物にも最高の状態なのです。
年間最高気温が28℃程度、年間最低気温も3℃程度
平均湿度は50%程度で年間雨量が650mm(大阪の約半分)です。
上記を見ていただくとわかると思いますが、
暑すぎるのも寒いのもダメ、過湿は苦手だけど、
さほどの乾燥もダメ、水はユーカリでは比較的好き。
最強に我儘ですね。。。
過湿には極めて弱く立ち枯れ耐性もありません。
ところが多くの西AZ軍団のように
かなり乾燥気味に育てすぎるのもまずいのです。
また私の育てている品種の中では最も耐寒性がありません。
幼い苗の間は5℃以上で管理が必須のようです。
植え替え耐性もあまり強くありません。
植え替え時に高確率で枯れるものが多く出ますね。
また、家では硬質赤玉土での育成が最適です。
いつになったら成長してくれるのかな~?
晩夏になって、直射日光が長時間当たりだしてからかな~?
今年中に果たしてどこまで育ってくれるのかな~?
最後に我が家のtetragona2種の写真で締めたいと思います。
成長は2ヶ月間ほぼストップしていますが、
頻繁に太陽の方へ向いて傾くことだけはします。
ちなみに種を播いたのが今年の2~3月頃です。
こちらがpleurocarpa、
次の葉が見えているのに一向に大きくなりません。
こちらがextrica、
こっちは全く音沙汰なしですね。。。
ちなみに今の段階では
2種類を見分けることは不可能です。- # by eucalyptus_k | 2010-07-03 05:06 | ユーカリ(品種知識)
ユーカリの成長環境と我が家の育成環境
ユーカリの成長環境について調べてみました。
やはり現地オーストラリアの気候について
知っておく必要があると思いました。
ユーカリはオーストラリアのほぼ全土に生息していますが、
主なユーカリが生息しているオーストラリア東南部と
オーストラリア西南部について調べてみると、
まず、真夏の最高気温が30℃~40℃になるようです。
また、雨量は多いところで年間800mm程ありますが、
少ないところでは年間200mm以下といった状態です。
大阪の年間雨量が1200~1300mmといったところですから、
かなり高温で乾燥した地域の植物といえます。
他に日本と大きく異なるところは
一日の内、日によっての寒暖差が非常に大きいことです。
例えば真夏の晴れた日で最高気温45℃の日があり、
少し曇った日には最高気温18℃の日があったりします。
また、早朝や夜間の気温は10℃以下なのに
日中は40℃まで上がったりします。
冬も同様に-8℃の時があって、22℃まで上がる時もあります。
上記のような環境を最も忠実に再現できる場として
ユーカリは温室等で管理するのが最も成長が早いようです。
直射日光をふんだんに受けて、
30℃以上の気温こそが最高の生育環境といえます。
私の育成環境である我が家のベランダは、
ユーカリには最適の環境とは言えないようです。
南側のベランダで冬季は本当に良く直射日光が当たります。
日光は部屋の奥深くまで差し込み、昼間は暖房要らずです。
ところが夏季になると部屋どころか
ベランダにも直射日光が当たらなくなってしまいます。
特に5月中旬から8月中旬くらいまでは
全くといっていいほど当たりません。
9月に入ってようやくベランダに
日光が当たり始めるといった状況です。
去年までベランダでゴーヤのカーテンをしていましたが、
7~8月より9月に入ってからの方が
ゴーヤの収穫量が圧倒的に多かったのはそのためでしょう。
というわけで、今の時期は
家のベランダでのユーカリの成長率は非常に悪いです。
里親募集に名乗りをあげてくださった方には
本当にご迷惑をおかけします。
特に際立って成長率が悪いのが
tetragonaと呼ばれるpleurocarpaとextricaです。
こちらの記事に約1カ月前の写真を載せています。
下の写真が本日撮影したての写真です。
こちらがpleurocarpa。
そしてこちらがextricaです。
恐ろしく成長が緩慢なのがわかりますね。。。
こいつは気長に頑張りますかね!><;
一方、環境が合わないユーカリと思っていたのですが、
うって変わってcrucisは非常に頑張ってくれています。
何とも言えない銀青色がめちゃくちゃ美しいです。- # by eucalyptus_k | 2010-06-03 03:29 | ユーカリ(栽培知識)
2010/5/1 大量の鉢上げ完了!
先日から大量の鉢上げを行っています。
今のところ葉を落とすものが出たり、
先日の強風で新芽が飛んでしまったり等ありましたが、
一種たりとも枯らすことなく、鉢上げを完了しました。
これは自分としては極上の成果です。
思えば、先年は植え替えの失敗で
多くのユーカリを枯らせてしまいました。
ユーカリ紹介で載せているいくつかのユーカリも
今はもうここには存在しなかったりします。。。
枯らせた時はマジで半泣きでした。
そんな悔しさをバネに何とかここまできました。
今、鉢に植わっているユーカリは31種。
そしてこれから鉢上げを待つものが45種。
それをベランダに全て配置する。
遂に驚異的なマニアの領域に来てしまいましたね。
でもやるからにはしっかり育てますよ。
それでは、先日鉢上げを完了したユーカリ達をご紹介します。
極力植え替えによる根の痛みを避けるために
小さな苗のうちから5~6号鉢に鉢上げしています。
植え替え日は1~2週間前くらいで撮影日時は4日前です。
●Eucalyptus albida
西オーストラリア軍団なので心配していましたが、
植え替えによる痛みもなく安心しました。
植え替えてからはまだあまり成長していません。
こんな小さな苗ですが根は6cm以上ありました。
用土は肥料分なしの砂漠Mixです。
●Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'
冬季に播いたのですが、成長はかなり早く、
植え替え時には結構大きくなっていました。
根も10cm以上あり、安心して植え替えを行えました。
植え替え時にもかなり良い香りを漂わせていました。
用土は標準のユーカリ用土です。
●Eucalyptus camphora
去年の秋に播いた苗なのでかなり大きくなっています。
成長力は旺盛なのですが、ウドンコ病にかかりやすいです。
薬はすぐに薬害を引き起こすため、困っています。
用土は保水性を高く、堆肥分を若干多めにしています。
●Corymbia citriodora
これは同居人の両親に頼まれたものです。
ボリュームが欲しいので敢えて2株植え込んでいます。
私が育てていくものではないので
用土は一般的な樹木培養土に近くしています。
●Eucalyptus cordata
ユーカリ紹介で載せた株は植え替えで枯らせてしまい、
新たに種を播いて、この苗を育てています。
葉に模様があり、日が当たると白く見えるのが特徴的です。
水が大好きなので用土は保水性を若干上げています。
●Eucalyptus decipiens ssp. decipiens
こあら師匠の農場より購入した元気な苗です。
昨年の秋頃に購入したもので、
冬は完全に成長をストップしていました。
最近暖かくなりだしてから急に成長を始めています。
用土は肥料分なしの砂漠Mixです。
●Eucalyptus extrica
tetragonaのGreenで成長は激遅いです。
でも根はかなり育っており6cm以上ありました。
このままのペースでは先が思いやられます。
用土は少し保水性を上げた砂漠Mixで、
pHを若干アルカリに寄せています。
●Eucalyptus gillii
一度は立ち枯れ病で全滅させてしまい。
再トライした当初は小さな苗のままで心配していましたが、
野外に出してからはぐんぐん成長していきました。
植え替えてからはまだあまり成長していません。
用土は標準のユーカリ用土に軽石を加えています。
●Eucalyptus glaucescens
去年の夏に初めて播いたユーカリ種播第一号です。
成長は比較的緩慢ですが、元気に育っています。
オーストラリア産とニュージーランド産では
少し外観が異なるようで、こちらはオーストラリア産です。
用土は標準のユーカリ用土です。
●Eucalyptus goniocalyx
こあら師匠の農場より購入した元気な苗です。
昨年の秋頃に購入したもので、
冬もささやかながら成長を続けていました。
最近暖かくなりだしてから激しく成長しています。
用土は標準のユーカリ用土です。
●Eucalyptus kruseana
こあら師匠の農場より頂戴した苗です。
冬の寒さで痛み、全体が紫色で
まるで枯れているかのようでしたが、
暖かくなってからぐんぐん成長を続けています。
最初はヨレヨレの葉ばかりが出てきていましたが、
最近はしっかりとした葉が出始めてきました。
用土は肥料分なしの砂漠Mixです。
●Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa
冬季室内では立ち枯れ病で育成不可能かと思われましたが、
トップジンMの導入と野外育成に切り替えてからは
立ち枯れは一切なく、順調に育っていて恐ろしいくらいです。
このまま引き続き順調に育ってくれることを願っています。
用土は砂漠Mixに少しピートモスを加えています。
●Eucalyptus macrocarpa ssp. elachantha
冬季室内では立ち枯れ病で育成不可能かと思われましたが、
トップジンMの導入と野外育成に切り替えてからは
立ち枯れは一切なくなりました。
この苗は植え替え時にミスって根の2/3を切ってしまいました。
翌日にはお辞儀をして、もうダメかと諦めていましたが、
持ち直してくれて、何とか大丈夫そうです。
ssp. macrocarpaに比べると成長がより遅いです。
用土は肥料分なしの砂漠Mixです。
●Eucalyptus melanophloia
マニアックなユーカリですが、比較的順調に育ってくれました。
元々はかなり綺麗で明るい緑色の葉をしているのですが、
寒いうちから野外に出したところ、色あせてしまいました。
植え替えてからはまだあまり成長していません。
用土は標準のユーカリ用土です。
●Eucalyptus parvula
強健で成長もそこそこ早いので、安心して植え替えられました。
植え替えてからも問題なく成長を続けています。
根も10cm近くまで成長してくれていました。
用土は標準のユーカリ用土です。
●Eucalyptus pleurocarpa
tetragonaのSilverで成長はExtricaよりましですが遅いです。
これも同様にこのままのペースでは先が思いやられます。
用土は少し保水性を上げた砂漠Mixで、
pHを若干アルカリに寄せています。
●Eucalyptus pruinosa
去年の秋から播いたもので
たくさんの苗の中から淘汰されて一本だけ生き残った苗です。
これは珍しく予備苗を一切用意していません。
とにかく地道に地道に成長を続けています。
用土は標準のユーカリ用土に軽石を加えています。
●Eucalyptus rhodantha
macrocarpaの類似種でとにかく成長が激遅いです。
まず発芽に恐ろしく時間がかかり、
そこから本葉が出るまでに1カ月は普通にかかります。
おそらくかなりの高温が必要なのだと思います。
時間をかけて、何とか順調に育った期待の一苗です。
植え替えてから少し葉の痛みが出ていますが、
見ている限りでは大丈夫そうです。
植え替えてからはまだあまり成長していません。
用土は肥料分なしの砂漠Mix強乾燥Verです。
●Eucalyptus robusta
強健でトップクラスに育てやすいユーカリです。
冬季の間の成長は緩慢でしたが、
暖かくなってからは非常に激しく成長しています。
ウドンコ病にかかりやすいのが難点です。
とにかく新芽の明るい緑色が美しいです。
里親募集で人気がないのが不思議なくらいです。
水が大好きなので用土は保水性を若干あげています。
●Eucalyptus rubida
植え替えてから何の痛みもなく、
置き場所も悪いのに、一番順調に成長しています。
綺麗な丸葉ユーカリになるとのことですが、
この葉が本当に丸葉になるのか半信半疑です。
用土は標準のユーカリ用土です。
●Eucalyptus rudis
植え替えてから何の痛みもありませんが、
成長もなく、ほとんど変化が見られません。
そのくせに短時間で太陽の方向へすぐに向きを変えます。
一日に何度もくるくる鉢を回さなければいけません。
用土は少し保水性を上げた砂漠Mixです。
●Eucalyptus urnigera
植え替えてから比較的日が浅いので、
今のところ大きな変化はありません。
上の写真が通常のurnigeraで、
下の写真がより白色の強いurnigeraです。
この2種類を同じ鉢に植えてみました。
今の段階では幹の色以外余り違いは感じられません。
用土は標準のユーカリ用土です。
今回はとにかく写真ばかりのネタになりました。
今後も鉢上げしたものを適宜アップしていきます。
自分の育成記録にもなりますので、
何卒お付き合いの程お願いします!- # by eucalyptus_k | 2010-05-01 03:24 | ユーカリ(栽培実績)