Eucalyptus extricaが開花!
ついにEucalyptus extricaが開花しました!!
これは私の夢であり、目標でした。
日照の悪いベランダで
半ば無理やり育て始めたユーカリ。
本当にこのベランダでは
ユーカリ栽培は無理なんじゃないか?
とさえ思って挫けかけたこともありました。
そこからも色々と失敗続きで
何度もくじけそうになりました。
親愛なるこあら師匠に
泣きついたこともありました。。。
初めて難易度の高い西AZのユーカリを育て始めたときには
このextricaを含め、ほぼ全てがうまくいきませんでした。
それが色々と改善したり、試行錯誤して、
何とか西AZのユーカリを栽培できる環境を構築して、
このベランダでも開花ができるかもという夢を持ちました。
そして、今日!
その夢の第一歩がかないました!
extricaの花はとっても小さく、
パッと見は分からないほどに繊細です。
これを皮切りに
どんどん開花が進めばいいなと
今から胸を躍らせています- # by eucalyptus_k | 2012-08-09 12:11 | ユーカリ(花と蕾)
ユーカリの蕾!第二号!
ついに蕾第二号が来ました!
その記念すべき品種は
Eucalyptus gilliiです。
gilliiはOsakano_Jieさんのところでも
最近蕾が付いたようですから、
これも花が咲きやすいユーカリのようです。
以前海外の文献で読んだ情報によると、
1年目の株で開花したという話もありました。
ただgilliiは砂漠育ちで強烈な日光が好きなため、
家ではなかなか難しいかなと思っていました。
それなのに!家で蕾が付いたのは何と!
背丈こそ真っ直ぐ伸ばせは40cmオーバーですが
小さなポットに植わった苗です。
蕾はまだとても小さなものです。
下の写真でわかりますでしょうか?
蕾の部分を拡大してみます。
蕾のキャップが牙のように尖っているのが
gilliiの特徴の一つです。
この株は直射日光は全く当たらない場所にあります。
ただ、少し位置の高い場所ですので、
照度は家のベランダではかなり良いと思います。
とにかくもう根がパンパンで
ユーカリプレゼントにでも出そうかと思っていましたが、
こうなってはレギュラーメンバー確定です。
花が終わったら、ちゃんとした鉢に
植え替えてあげることにします。
ちなみに第一号のextricaですが、
だんだんと蕾が大きくなってきました。
ただこの株はとても調子が悪く、
かなり酷い病気にかかっています。
咲いた後に枯れてしまわないか心配です。
写真からわかるでしょうか?
陽に当たった葉が黄色くまだらになっています。
これが角班病の兆候で、だんだんと班になって枯れていきます。
tetragonaは開花しやすく、
とても育てやすく、美しいユーカリですが、
病気にかかりやすいのが玉にきずです。
pleurocarpaよりもextricaの方が
少し病気に弱いように思います。
土の中だけでなく、
空中湿度の管理にも気をつけていきたいものです。
さて、開花の方はうまくいくでしょうか!?
少し心配ではありますが、
とっても楽しみです♪- # by eucalyptus_k | 2012-07-13 17:11 | ユーカリ(花と蕾)
ユーカリの咲くベランダへ!?(初蕾発見!)
先日の台風の後片づけの際に
ユーカリたちをチェックしていたら!!!
ついに!!!見つけました。
我が家のベランダで蕾第一号です!!!
蕾の付いていたユーカリは
Eucalyptus extrica
テトラゴナ・グリーンです。
驚くべきことに
わずか樹高40cm程度の株です。
ただし、二年目なので
幹はかなり太くしっかりしています。
親愛なるこあら師匠の農場では
テトラゴナ・シルバーのpleurocarpaが
何度か開花していますが、
※開花の記事はこちら>>>
グリーンは開花すれば初めてではないでしょうか。
まだまだとても小さな状態です。
実はこのextricaの調子は最悪なのです。
冬季に石灰を与えすぎたことによるアルカリ障害か、
温室内の置き場所が悪かったため、
過湿になりすぎたことによる根のダメージか、
春になってから、葉が赤色になって、
どんどん散っていっていました。
余りにも酷い状況だったので
少し大きめの鉢に植え替えて、用土もほとんど入れ替えて、
何とか痛みは控えめになってきていましたが、
ヘタをすると枯れるかもと思っていた矢先に
蕾を発見することになりました。
そのため、このまま無事に開花するか
まだまだ、全然わかりません><;
でももしかしたら、少しいじめ気味の方が
子孫を残そうと思って開花しやすいのかもしれません。
このユーカリ、何とか無事に開花して、
記念すべき我が家の開花第一号に
なって欲しいと思っています- # by eucalyptus_k | 2012-06-24 14:59 | ユーカリ(花と蕾)
実家の庭のユーカリたち
先日、実家の庭でユーカリの蕾の話について
書かせていただきましたが、
ついでに撮ってきた実家の庭の写真と共に
実家の庭のユーカリをいくつかご紹介します。
素晴らしくも悔しいことに
日照の悪い我が家のベランダとは、成長力が全然違って、
ものによっては本当に同じユーカリなの?
と思ってしまうほどに成長が良いです。
ちなみに鉢は全てが縦長の5号鉢です。
そして用土は市販の粒状培養土です。
水遣りは毎日(下手をすると1日2回)ですが、
これがユーカリには最適な環境となっているようです。
まず、庭のユーカリたちの引きショットです。
私が勝手にたくさん持ち込んだので、
元々薔薇とクリスマスローズがメインだった
実家の庭が大変なことになっています(--;;
先日、蕾の見つかった
Eucalyptus pulverulentaです。
ひときわ立派で葉も茎もとても丈夫です。
1mオーバーのEucalyptus pleurocarpaです。
これも今年は開花が見込めるかもしれません。
別にextricaもありますが、これも1m程あります。
次はEucalyptus erythrocorysです。
この庭では最も成長が激しく、
切りに切ってこの大きさです。
とても丈夫で、幹は蹴っても
ピクリともしないほどに丈夫です。
恐らく切らなければ2mを超えているでしょう。
今の時点で私の背丈ほどあります。
成長が進むと葉の毛がなくなるようですが、
まだ、毛の生えた葉をしています。
毛のない葉が出だしたら開花のチャンスです!
皆さんに大人気のEucalyptus albidaです。
この庭には数株ありますが
どれも1mを超える高さまで成長しています。
この庭では最も丈夫なユーカリの一つで
馬鹿みたいに環境が合っているようです。
放置でも全く枯れる気のしないユーカリになっています。
次はEucalyptus accedensです。
家では可愛い白銀の逆ハートリーフなのですが
ここではドでかくなって、ウサギの団扇のようです。
そしてこれも大人気のEucalyptus ’Moon Lagoon'です。
家では繊細で小さな葉っぱが美しい品種ですが、
ここではかなり大きめの葉っぱになっています。
樹高も80cm程はあります。
小型のalbidaという感じで、
ほとんどalbidaと大差ないほどに白葉になります。
個人的にはalbidaを超える美しさだなと思いました。
次はこの庭では難しいというのが嘘のような
Eucalyptus macrocarpaです。
これも恐らく近年中に開花が見込めるのではないでしょうか。
実家の庭は本当にmacrocarpaを育てるには
最高の環境のようですね。
ちなみにgunnii/delegatensis/glaucescensなどの
あまり暑さが得意でないユーカリは
既に暑すぎて全滅しているような状況です。
他にもcaesia ssp. magnaなどは
根本的に保水性が足りなかったようで、
水切れで全て全滅してしまいました。
結構癖が悪いので剪定していますが、
それでも1mは軽く超えています。
三株ありますがどれもかなり元気です!
そして最後は
Eucalyptus macrocarpa ssp. elachanthaです。
私の父はかなりマメな管理をしており、
頻繁に液肥を与えているようなので
我が家のような鉄分欠乏の症状も発生しません。
少し半日陰に置いているにも関わらず
なかなか立派に成長しています。
これも他に2株ありますが、
どれもとても丈夫で健康な株です。
いかがでしょうか?
管理者と環境が違うと
こんなにも立派に成長するのですね><;
他にも数十種のユーカリがありますので
また、機会があったらご紹介します- # by eucalyptus_k | 2012-06-12 12:53 | ユーカリ(栽培実績)
クロロシス様症状の改善
先年から悩まされてきた
葉のクロロシス様(色素不足)の症状についてです。
この症状が発生すると、
葉が白くなり、葉脈があばら骨のように
緑に透けて見えてしまいます。
またもちろん、色素不足で生えてきた葉は貧弱で、
すぐに菌類などの影響を受けて、
角班を作ったり、酷いうどんこ病にかかり、
最終的には汚く枯れてしまいます。
一度この症状になった場合、
今日までは特に有効な対策がありませんでした。
また、この症状は発生する品種が決まっており
Eucalyptus macrocarpa ssp. elachantha
Eucalyptus pachyloma
Eucalyptus pleurocarpa
Eucalyptus extrica
Eucalyptus viminalis ssp. cygnetensys
Eucalyptus cordata
などの品種が主となっています。
特に一番上の二品種については
全ての株に酷い症状が発生するという有様でした。
基本の窒素、リン酸、カリ補給などを試し、
牡蠣殻石灰によるカルシウム補給、
苦土石灰によるマグネシウム補給を行いましたが
特に改善は見られませんでした。
そして、この度、Osakano Jieさんよりご提案を頂いた、
アミノール化学の微量要素8
という微量要素(主に鉄分系)の補給を行ってみました。
説明書きにあるように、
錠剤を水に溶かし、上澄みを葉面散布してから、
残りを土壌に潅水してみました。
すると!三日後にはその成果が現れました!
以下はmacrocarpa ssp. elachanthaの結果です。
クロロシスに悩まされていた葉でしたが
三日後には症状のない
丈夫な詰まった葉が生えてきました。
その他の株です。
↓
↓
写真では本当にわかりにくいのですが、
葉脈だけが残った症状が完璧に消えています。
新芽がやたら白いのは品種の特性と新芽だからです。
症状が発生しているときには
新芽の状態でもくっきりと葉脈が浮き出ていました。
ちょっと軽く症状の出ていたcordataも
新芽に改善が見られています。
鉄分が不足しているなんて、
少し人間みたいだなあと思いました。
あまり、日本では話題にならない微量要素ですが、
鉄分が多く含まれるオーストラリアの土壌で
生息する植物には、重要な要素なのでしょう。
海外の植物の面白くも難しい一面を見ることができました。
何ごとも経験と学習ですね!- # by eucalyptus_k | 2012-05-14 14:09 | ユーカリ(栽培知識)