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今年も咲いたプレウロカルパ(pleurocarpa)

昨年始めて花を咲かせてくれた
pleurocarpaが今年も開花していました。

fancybox記事328の画像1

昨年は比較的多くの花を咲かせてくれましたが、
根詰まりと置き場所の悪さによる痛みと、
春咲きの強風で蕾の多くが取れてしまいました。

そのため今年はたった一輪だけの開花ですが、
それでもなかなかに美しい花です。

fancybox記事328の画像2

fancybox記事328の画像3

このpleurocarpa西AZのユーカリ入門編にも最適ですし、
非常に低樹高での開花を実現できるユーカリです。

一風変わった外観と性質を持つ
西AZのユーカリにチャレンジしてみたい方は、
まずこのpleurocarpaから入ってみるのがオススメです。

ちなみに実家の方にも
樹高150cmを超える立派なpleurocarpaがあります。

今年はそのpleurocarpaの方も
初の開花を実現することができていました。

少し花の時期が終わり気味ではありますが、
いくつか写真を載せておきます。

fancybox記事328の画像4

fancybox記事328の画像5

fancybox記事328の画像6

以前我が家には転倒で折れて枯れてしまいましたが、
非常に立派な別のpleurocarpaがありました。

ただその株は相応の樹高になっているにも関わらず、
全く蕾が付いていませんでした。

またこの実家の立派なpleurocarpa
蕾が付くのに非常に時間がかかりました。

ユーカリ全てに言えることかはわかりませんが、
このpleurocarpaについては、
少し苛め気味、痛み気味の方が、
蕾が付きやすいような気がしています。

最後にpleurocarpaの少し不思議な花。
花の中にピンク色が混ざっています。

fancybox記事328の画像7

たまたまでしょうか?
花が終わりかけるとピンクになる?
こんなこともあるのですね!

# by eucalyptus_k | 2014-07-16 11:58 | ユーカリ(花と蕾)
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春の訪れとユーカリの植え替え

桜も咲き終わって辺りはもうすっかり春です
段々とユーカリの吸水量も増えて、
新芽に動きが出てきました。

そんな中で新たにタネを播いたり、
ポット苗を鉢に植え替えたりしています。

今日も昼ご飯の合間に、4鉢植え替えを行いました。
当初は本当に植え替えが苦手で、色々と失敗もありましたが、
最近は随分と手慣れてきたもので、
パッパと流れ作業でできるようになりました。

まず一つ目はpleurocarpa
この株は昨年見事な花を咲かせてくれたので、
今年も期待大です!

fancybox記事315の画像1

fancybox記事315の画像2

冬場の過湿と寒さで下葉に少し傷みが出ていますが、
今年の冬の寒さでも新芽には全く傷みがありませんでした。
これからの成長に期待しています。

二つ目はBabyBlue
置き場所の悪さと夏の傷みが残っていて、かなりボロボロですが、
今回から置き場所をかなり良い場所に移動させて、
これから復活させていきたいと思っています。

fancybox記事315の画像3

我が家のベランダはどうしても置き場所に限りがあるため、
置き場所の悪い株はどんどんと傷み、
置き場所の良い株はすくすくと元気に育っていきます。

このBabyBlueのように丈夫な品種を中心に、
枯れない程度の置き場所ローテーションと
ある程度の妥協がどうしても必要になります。

三つ目はcampaspeです。
これは西AZ出身の白銀細葉が魅力のユーカリで、
今回発の鉢上げになります。

fancybox記事315の画像4

まあ西AZのユーカリの例に漏れず、
なかなかに我儘で厄介なユーカリです。

このような激しい日光を必要とするような品種には、
置き場所のローテーションは行わず、
常に日照や風通しの良い場所に置いています。

四つ目は何と!
最後の品種不明ユーカリです。

fancybox記事315の画像5

accedensのタネに混ざっていたものです。
西AZ限定のタネ屋で購入していますので、
西AZ出身のユーカリであることは間違いないでしょう。

最初はlehmanniitorquata辺りかと思っていましたが、
葉や幹、新芽の出方などを見るとどれも違うようです。

fancybox記事315の画像6

ただこのような細葉の一般的なユーカリは、
非常にたくさんありますので、明確な識別を行うには、
もう花を咲かせるより他にありません。

育てている感じではtorquataに近しい品種のようですし、
あまり大きく育つような感じはしないので、
このまま育て続ければ、開花の見込みは十分にあると思います。

このユーカリは非常に強健で、寒さや過湿にも強く、
西AZのユーカリの中では、日照にもまあまあ寛大で、
かなり育てやすいユーカリです。

春も進んで、これからユーカリ栽培は
どんどんと活動的になっていきます。

皆さまがお育てのユーカリの近況など、
お時間のある時にでもお知らせ願えたら嬉しいです

# by eucalyptus_k | 2014-04-10 23:17 | ユーカリ(栽培実績)
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レモンユーカリの葉の変化と耐寒性

先日、同居人の実家に帰省しました。

実はこちらのお庭にも勝手にユーカリを持ちこんでいます
こちらの両親は二人とも仕事でとても忙しいので、
最も育てやすく手のかからないユーカリを選択しました。

fancybox記事311の画像1

globulus ssp. globulusglobulus ssp. maidenii
perriniana(ツキヌキユーカリ)が1本ずつと
Corymbia citriodora(レモンユーカリ)が2本あります。

どれも持ち込んだ時には、20cm程度の小苗で
レモンユーカリに至っては、
わずか5cmくらいだったと記憶しています。

お庭は南向きで非常に日照が良いので、
既に全ての株の樹高は私の背を軽く超えています。

これでも何度も剪定を行っているとのことですが、
まだ1年半ほどしか経っていません。

我が家よりも大きな鉢へと
鉢増ししてもらっていることもありますが、
非常に素晴らしい成長力を発揮しています。

ここで面白い写真が撮れたのでご紹介したいと思います。

レモンユーカリは最初、葉に激しく毛が生えていますが、
ある程度成長を進めると、その毛がなくなり、
ツルっとした光沢のある葉へと変化します。

何が基準になっているのかは不明ですが、
我が家のレモンユーカリは、既に樹高が3m近くありますが、
まだ全ての葉にはふさふさに毛が生えています。

これは葉に毛の生えたユーカリ全てに言えることですが、
毛がなくなると大幅に耐寒性が増すようです。

この毛がなくなることによる耐寒性の増加は、
他の毛の生えたユーカリである、
pleurocarpaerythrocorysでも実証済みです。

特にerythrocorysは初期の耐寒性が弱く、
越冬後には、さほど寒くはならない我が家の株でも、
毎年瀕死に近くなるほどまでボロボロになっていましたが、
毛のなくなった今年は、例年より寒い冬であるにも関わらず、
大した葉の痛みは起こっていません。

また、レモンユーカリは、ユーカリの中では
トップクラスに香りの強いユーカリで、
毛の生えた葉を軽く指で撫でるだけでも
強く香りが指に残るほどです。

ところが毛がなくなると同時に、この香りは非常に弱くなり、
もう軽く指で撫でた程度では香らなくなります。

こちらの庭には2本のレモンユーカリがありますが、
そのうちの1本は既に、ほぼ全ての葉の毛がなくなっています。

この家は、少し高地にある住宅地なので、
我が家のベランダよりも遥かに寒くなり、
先日の大雪でもかなり積もったと聞いています。

レモンユーカリは日本での購入時の説明では、
一般的に耐寒性が3℃程度で
冬は室内に取りこんでくださいと言われます。

下の写真はその大雪を乗り越えたばかりの
葉の毛がほぼなくなった方の株です。

fancybox記事311の画像2

fancybox記事311の画像3

葉は青々としており、
ほとんど葉の傷みのないことがわかります。

面白いのはもう1本の方の株です。

こちらの株では、毛の生えた葉が半分あり、
もう半分の葉の毛がなくなっているという状態です。

fancybox記事311の画像4

上の方の葉は毛が既になくなった葉で、
下の方の紫の葉がまだ毛のある葉になります。

さらに近くで見てみると、傷みの差が良く分かります。

fancybox記事311の画像5

こちらがまだ毛のある方の葉で
全体が紫色になって、かなり傷んでいます。

fancybox記事311の画像6

酷いものではここまでボロボロになっています。

ところが既に毛のない葉では
とても傷みが少ないです。

fancybox記事311の画像7

fancybox記事311の画像8

軽く変色している程度で全く心配のない状態です!

こちらのお庭では、最低気温は-5℃以下になり、
霜どころか積雪まで経験しているわけですが、
耐寒性に難ありといわれるレモンユーカリでも
葉の毛がなくなった後は、ここまで問題なく
冬を越せるようになるということがわかります。

私の経験では、初期の毛のある葉でも、
吸水量を調整することで、葉はボロボロになっても、
-5℃くらいまでは耐えることができます。

この写真を見る限りでは、毛がなくなった後は、
-8℃くらいまでは全く問題ないように思います。

また越冬が完了した後には、
我が家のerythrocorysも紹介したいと思います。

最後に耐寒性最強クラスのperrinianaです。

fancybox記事311の画像9

fancybox記事311の画像10

さすがに葉の痛みは全く見られず、
寧ろ最もperrinianaが美しく映える季節と言えます。

このperrinianaは単にperrinianaとして
購入したタネから育ったものですが、
薄紫に変色する小さな可愛い葉が特徴である
Tasmanian Formのperrinianaであることがわかりました。

春の到来はもうすぐそこまで来ています。
また、皆さんの越冬後のユーカリ状況など、
お時間のあるときに教えていただけると嬉しいです

# by eucalyptus_k | 2014-02-24 12:21 | ユーカリ(栽培知識)
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新年のご挨拶

少し遅れましたが...

あけましておめでとうございます!!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

急に最低気温8℃と以上に暖かくなったり、
普通に氷点下を記録してみたりと、
非常に気温の変動の激しい年末年始でした。

私は本当に、
毎年毎年水を与える量が減っていき、
そしてそれに比例するように
ユーカリの越冬状況も良くなっていきます。

今春は特に花の綺麗な
woodwardiitorwoodの蕾がありますので、
その開花の実現が楽しみになっています。

あと2ケ月ほどは、ユーカリにもあまり動きがなく、
ユーカリ管理では少し穏やかな時期が続きますが、
一年で最も寒い時期が訪れます。

今冬、私は体調を崩しまくりになっていますが、
皆さまは体調管理に気をつけて、
ユーカリとともにこの冬を乗り越えて、
暖かい春を迎えてくださいませ!


【謹】
fancybox記事305の画像1
既に氷点下を経験したあとのレモンユーカリ
年々耐寒性は強くなっているのでしょうか。
今のところ大した痛みもありません。    
樹高が3m近いので上を見上げての撮影です。

【賀】
fancybox記事305の画像2
我が家で最も赤く染まっているmelanophloiaです。
毎年毎年全ての葉が真紅に染まりますが、
それでもとても元気で良く水を吸います。
春にはすぐにブルーグレイの葉が茂ります。

【新】
fancybox記事305の画像3
年越し時点でのpleurocarpaです。
こちらもほとんど水を与えないようになってから、
冬も大して痛みが出ないようになりました。
ついこの前まで展開されていた柔らかい新芽です。

【年】
fancybox記事305の画像4
既に枯れてしまってはいますが、
最も美しい時点でのlehmanniiの花です。

今年も当ブログをどうぞよろしくお願いします!

# by eucalyptus_k | 2014-01-03 15:35 | その他
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満開のユーカリ・プレウロカルパ (pleurocarpa)

先日ご紹介したpleurocarpaの花が満開になりました。
今日は多くは語らず、お写真でのご報告になります。

fancybox記事289の画像1

fancybox記事289の画像2

fancybox記事289の画像3

fancybox記事289の画像4

lehmanniiも早く咲かないかな♪

# by eucalyptus_k | 2013-07-17 17:34 | ユーカリ(花と蕾)
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