新年のご挨拶とユーカリ
あけましておめでとうございます!!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ブログの改訂も何とか年越しまでに間に合いました。
今年も当ブログをよろしくお願いします。
少し前(2011年12月初頭)の写真になりますが
ベランダの近況をがわかる写真をいくつか載せてみます。
これは昨年の春の写真です。
そこから冬まででここまで成長しました。
次に各品種をフィーチャーしていきます
左奥の右曲がりなのがrisdoniiです。
これは今年一年でビックリするほど伸びました。
今は私の背丈ほどまで成長しています。
真ん中右の細葉はalbopurpurea、
手前の一番右がerythrocorysです。
この辺りも全て1m級で次年度は開花に期待です!
家のベランダで一番ノッポなユーカリ達です。
右奥の一番高いのがrobusta、右手前がglobulus、
左手前がcamaldulensis、左奥がcitriodoraです。
robustaは私の背丈を軽く超えています。
そしてこれがcamaldulensisの大葉です。
このユーカリの成長力は家のような日照の悪い場所でも
びっくりするほどに爆発的です!
更に奥の写真です。
この辺りはあまり日当たりが良くありません。
右がcitriodoraで左がrudisです。
rudisも家では成長力が抜群で、
これでも既に一年間で数回切り戻しています。
白い葉が綺麗なtenuiramisです。
これも家のベランダの環境に合っているようです。
左奥の丸葉はpolyanthemosです。
そして家では最も調子の良い西AZ軍団のcrucisです。
右奥の真っ直ぐなのはuncinataです。
写真ではわかりにくいですが、この辺りでも、
真っ直ぐに伸ばすと1m近くあります。
ここは最も日当たりの良い場所です。
左から順にmacrocarpa/rhodantha
pluricaulis/kruseanaです。
ベランダの左手に置いてある品種達です。
右の銀葉ハートリーフはorbifoliaです。
左の長い葉のものはtorquataです。
この辺りも早い段階での開花が期待できます!
これも家では爆発的な成長を遂げたcypellocarpaです。
これは何と今年の5月にタネを播いたものです!
右の大きな木はゴールドクレストです。
真ん中の特徴的な細葉は当初ユーカリかと思っていましたが
メディカルティーツリーという植物のようです。
成長が早いので開花してくれないか楽しみにしています。
とても爽やかなミント臭が特徴です。
次は年を越してからの写真をアップしたいと思います- # by eucalyptus_k | 2012-01-03 03:15 | ユーカリ(栽培実績)
ユーカリ酒を仕込みました
ブログには中々書けていませんが、
かなり多くの品種でユーカリ茶を飲みました。
メジャーなglobulus/robustaから、
マイナーなwebsteriana/aromaphloiaまで。
どれも特徴があってとっても美味です。
そして、今回はやっと!
念願のユーカリ酒を仕込みました!
作り方はホワイトリカーに
良く洗って水分を落としたユーカリの葉を入れ、
氷砂糖を入れるという
果実酒と全く同じ作り方です。
今回は”珍しく”協力的な同居人様に
大変ご尽力をいただきました@@!
今回仕込んだ品種は全10種!
私の興味で選んだのではなく、
伸び放題で剪定を必要とする品種から選びました><;
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Eucalyptus globulus ssp. globulus
Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis
Eucalyptus viminalis ssp. cygnetensis
Eucalyptus smithii
Eucalyptus grandis
Eucalyptus melanophloia
Eucalyptus tenuiramis
Eucalyptus rudis
Eucalyptus melliodora
Eucalyptus crenulata
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一ヶ月以上経ったら
葉を取り除いて飲むことができるようです。
どんな味がするのでしょうか?
楽しみ楽しみ~♪- # by eucalyptus_k | 2011-08-11 20:29 | ユーカリ(茶・酒)
【ユーカリ紹介-21】
ユーカリ・テヌイラミス (Eucalyptus tenuiramis)第21回目はタスマニア出身のミント系ユーカリ。
お隣のニュージランドでは防風林として活用され、
街路樹や庭木としても人気のユーカリ・テヌイラミスです。
◎ユーカリ・テヌイラミス
【学名:Eucalyptus tenuiramis】
【英名:Silver Peppermint】
ユーカリの多くはシネオール系の香りを持つものが多いです。
要するに樟脳系、メンタームのような香りですね。
精油で有名なglobulusやviminalisもシネオール系の香りです。
このシネオール系とは別に
ミント系の香りを持つユーカリがあります。
精油で有名なものとしてはEucalyptus divesや
Eucalyptus radiataなどがあります。
これらの精油はペパーミントに良く似た香りを持っています。
厳密にいうとペパーミントそのものよりも、
ミント臭の石鹸や洗剤、ミントガムの香りに近いです。
このtenuiramisはミント系ユーカリの代表格です。
ミント系ユーカリには数百m級の巨木に育つ品種と、
中規模から比較的低木の品種があります。
このtenuiramisは後者に属していますが、
その中では比較的大きく育つ方で
20~25mくらいの立派な樹木へと生長します。
このtenuiramisはオーストラリア本土には生息せず、
完全にタスマニア固有の品種です。
そのため、あまり本土では知られていないようで、
本土のタネ屋では見かけることが少ないです。
逆にタスマニアのタネ屋では主力商品の一つです。
英名の通り、新芽はかなり綺麗な白銀色になります。
特に冬季に成長する新芽が抜群に美しいです。
ニュージーランドの栽培者から
銀葉の美しい品種としてrisdoniiと共に薦められました。
検索エンジン等で調べてみると、
美しい銀葉の写真がいくつか見つかります。
実際に育ててみるとこれらの写真が嘘ではないことがわかります。
美しい新葉はしばらく経つと他の葉とこすれあって、
濃い緑色の丈夫な葉に変わっていきます。
この濃い緑色の下葉と
少しピンクがかった新葉とのグラデーションが
また何ともいえない美しさを演出してくれています。
ちなみに夏場は成長がほとんど進まないので、
濃い緑色の葉ばかりになりますが、
涼しい成長期には白銀の葉が多くなってきます。
このユーカリの大きな特徴として、
perriniana(ツキヌキユーカリ)のように
葉がツキヌキ状に育っていくところがあります。
perrinianaのようなまん丸葉のツキヌキではなく、
少し細長い尖った葉のツキヌキになります。
大きく育てばよりツキヌキがよりハッキリしてきます。
タスマニアの気候はオーストラリア本土とは少し変わっています。
一日の寒暖差が大きく、四季の差があまりない本土とは異なり、
タスマニアは一日の寒暖差が穏やか、
四季の差もはっきりしており、降雨量も多めで安定しています。
この気候は比較的日本の気候に近いと言われています。
日本で育てやすいといわれているgunniiやglobulusなども
実はタスマニア固有の品種なのです。
(globulusはssp. globulusのみタスマニア生息種です。)
というわけで、このtenuiramisは、
日本では比較的育てやすいユーカリといえます。
特にミント系のユーカリ全般に言えることですが、
ハダニやうどんこ病、その他の病虫害を
ほとんど受けることがありません。
これは日本の狭い栽培環境では、
とても育てやすいポイントになります。
管理方法は日本でありふれたユーカリ、
特にgunniiと同じような管理で大丈夫です。
厳密にいうとgunniiよりは若干乾燥に耐えます。
gunnii程ではありませんが耐寒性は-9℃程度です。
大阪の冬なんてものともせずにどんどん成長していきます。
また暑い夏が大好きな多くのユーカリとは異なり、
かなり涼しい季節に良く成長する品種です。
この写真の株は初夏にタネを播いたものですが、
10~11月、特に11月に入ってからの方が良く成長しました。
逆に夏の間はほとんど動きませんでした。
比較的育てやすいtenuiramisですが、
一つ弱点があるとすると、
私の育てている大阪などでは、
夏場は少し暑すぎるというところです。
上記にあるように夏場は成長がほとんど進まないばかりか、
大阪では、かなり激しく高温障害の症状が出たり、
高温多湿で湿気が籠るような場所では、
激しく葉が枯れたり、葉痛みが起こることがあります。
夏場限定で葉が黄変して、褐斑が出るのは、
典型的な高温障害の症状です。
ただ、秋も進んでかなり涼しくなる頃には、
新芽を出して復活してきますので、
余程のことがない限り枯死することはないでしょうが、
夏場は少し涼しい場所で管理した方が良いでしょう。
また、tenuiramisは比較的水が好きなユーカリですが、
夏場は蒸れを防ぐために、
若干乾燥気味に管理した方が良いでしょう。
tenuiramisの気になる香りについては、
「洗剤ジョイのシトラスミントの香り」に良く似ています。
実際のペパーミントの香りを少し甘くしたような、
非常に爽快でアロマティックな香りです。
tenuiramisは香りも良く、
葉色も美しく、ツキヌキ状の葉も珍しい。
おまけに日本に合っていて育てやすいユーカリということで、
本当に万人にオススメしたいユーカリです。
ところが日本では全く見かけることができません。
もしかすると日本でタネを播いたのは私だけ?
なんて思ってしまうほどマニアックなユーカリなのです。
是非とも日本で広まって欲しいユーカリの一つです。
タネを購入したい場合は販売店をご紹介します。
(発芽しないタネが多く出回っているので注意が必要です!)
もしタネから育ててみたいという場合には、
発芽させるまでに少しクセがありますので、
発芽しないという場合には遠慮なくご相談ください。
もし簡単に手に入れることができるのならば、
ユーカリ好きには絶対に育ててほしいユーカリです。
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<栽培難易度:B>
香良さ:★★★★
香強さ:★★★
成長力:★★★★
要水分:★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★★★
耐日陰:★★★
耐移植:★★★
耐寒性:★★★★
耐暑性:★
耐病虫:★★★★★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい- # by eucalyptus_k | 2011-01-17 17:15 | ユーカリ紹介
ユーカリの耐寒性
遂に大阪でも寒い日が連続でやってきました。
局地的な気温や計測器の情報では、
私の住んでいる周辺の最低気温は-1℃~-2℃。
家のベランダの囲われたゾーンで0~2℃となっています。
ところがこの数日はマンションの12階ということで、
地上に比べて恐ろしく風が強く、半ば軽い台風の如く。
風当たりの強い場所にポット苗を置いておくと、
支柱ごと根こそぎ引き抜かれてしまうといった状況です。
ベランダで作業をしているときに
突風に合うと一瞬息ができなくなり、
まっすぐ立っていることさえ困難になります。
また、スキーウェアを着ていないと作業が出来ないほどの寒さです。
他のお宅から折れた枝や洗濯物、
ラベルなどがどんどん飛んできます。
ちなみに耐寒温度をリンケ耐寒温度に基づいて計算してみると、
-8~-12℃くらいあることが分かりました。。。
寒いだけなら多分大丈夫なのでしょうが、
この異様に強い寒風で相当参っているものがあるようです。
ホームセンターで安売りしている簡易温室に入れてあるものは、
耐寒性のない品種で1cm程度の双葉でもピンピンしています。
もちろん温室は無加温で気温はほとんど外と変わりません。
風だけはほぼ完全にシャットアウトできています。
こんな中で、ヘタるユーカリ、
ピンピンしているユーカリと様々です。
今のユーカリの状況を自身の記録も含めて載せます。
もしよろしければご参考にしてください。
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最低気温:0~2℃
瞬間最大風速:10m以上(突風時は直立困難な状況)
耐寒温度:-8~-12℃ ※リンケ体感温度による
霜:軒下のためほぼなし
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<野外では退避措置が必要なもの>
●Eucalyptus camaldulensis(40cm)
(新芽が完全に萎れる、素焼き鉢で土の量が少なめ)
→簡易温室退避で問題なし
耐寒性はかなりあると思っていましたが、
新芽が寒風にめっきり弱いようです。
先端10cmくらいが完全に萎れてしまいます。
●Eucalyptus gamophylla(18cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
風さえなければこの気温では全然大丈夫です。
実家の庭の50cm程度の株は全然元気なので、
25cmを超える程度までは防寒対策が必要かもしれません。
●Eucalyptus polybractea(15cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
風さえなければこの気温では全然大丈夫です。
まだ幼いことが大きな要因かもしれません。
気温がもう少し高くても、とにかく風に弱いです。
●Eucalyptus forrestiana(10cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
かなり小さい状態での寒風は耐えられないようです。
簡易温室内では元気なものです。
●Eucalyptus pachyphylla(15cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
小さい状態での寒風は耐えられないようです。
簡易温室内では元気なものです。
<耐寒性低めでも簡易温室では問題のないもの>
※野外吹きっさらしではどうなるか不明です。
●Eucalyptus decipiens(25cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus pruinosa(15cm)
●Eucalyptus rudis(45cm)
→葉が固くなりますが、痛みはなし
●Eucalyptus pleurocarpa(15cm)
●Eucalyptus extrica(15cm)
●Eucalyptus erythrocorys(30cm)
●Eucalyptus pachyloma(5cm)
→新芽が赤くなりますが、痛みはなし
●Eucalyptus macrocarpa(15~25cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus rhodantha(5~15cm)
●Eucalyptus uncinata(45cm)
●Eucalyptus accedens(1.5cm)
→全く痛みなし
<葉に少し痛みはあるが株自体は元気なもの>
●Corymbia citriodora(120cm)
→葉が少し焼け、赤くなっているが新芽も何とか無事
<寒風に少しだけヘタるが耐えきれるもの>
●Eucalyptus globulus(20~45cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus polyanthemos(30~40cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus muelleriana(20cm)
●Eucalyptus websteriana(25cm)
●Eucalyptus smithii(20cm)
●Eucalyptus albopurpurea(30cm)
●Eucalyptus melanophloia(50cm)
●Eucalyptus 'Moon Lagoon'(20cm)
●Eucalyptus leucoxylon ssp. pruinosa(15cm)
→夜間に少し葉がヘタるが昼には復活
●Eucalyptus melliodora(40cm)
●Eucalyptus kruseana(35cm)
●Eucalyptus sideroxylon(20cm)
●Eucalyptus torquata(50cm)
→新芽の一部のみ一日中ヘタるが株自体は無事
<思っていたより耐寒性があったもの>
●Eucalyptus staigeriana(30cm)
●Eucalyptus orbifolia(50cm)
●Eucalyptus cladocalyx nana(18cm)
●Eucalyptus gillii(20cm)
●Eucalyptus lehmannii(40cm)
●Eucalyptus albida(15cm)
●Eucalyptus crucis(25cm)
●Eucalyptus tetraptera(20cm)
●Eucalyptus pluricaulis ssp. porphyrea(15cm)
●Eucalyptus caesia ssp. magna(25cm)
●Eucalyptus macrocarpa(15cm)
→ヘタりも痛みも全くなし
<成長したり新芽を展開するもの>
●Eucalyptus gunnii(10cm~60cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus perriniana(40cm)
●Eucalyptus nitens(20cm)
●Eucalyptus aromaphloia(25cm)
●Eucalyptus glaucescens(20cm)
●Eucalyptus dives(15cm)
●Eucalyptus dalrympleana(5~20cm)
●Eucalyptus rubida(5~20cm)
●Eucalyptus nova-anglica(5~20cm)
●Eucalyptus urnigera(5~15cm)
●Eucalyptus neglecta(2~8cm)
●Eucalyptus tenuiramis(25cm)
●Eucalyptus risdonii(20cm)
●Eucalyptus delegatensis(10cm~20cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus parvula(25cm)
●Eucalyptus cordata(25cm)
●Eucalyptus scoparia(35cm)
●Eucalyptus coccifera(5cm)
●Eucalyptus cephalocarpa(2cm)
●Eucalyptus cypellocarpa(2cm)
●Eucalyptus subcrenulata(8cm)
●Eucalyptus ovata(5~30cm)
●Eucalyptus pauciflora ssp. niphophila(5cm)
●Eucalyptus pauciflora ssp. debeuzevillei(5cm)
●Eucalyptus vernicosa(2cm)
これらの品種は本当に凄いですね!
家ではgunniiやperrinianaなどは寧ろ冬季の方が元気な程です。
野外越冬で気づいたポイントとしては、
・耐寒性が増す樹高のポイントは25cm以上
・風にさえ気をつければかなり耐える
・少し肌寒くなった間から寒さに慣らせておく
・水遣りのタイミングに気をつける
などです。
その中でも寒風だけは本当に怖いですね。
調べたところによると、
体感温度は風速1mでおよそ1℃下がるようです。
マンションでは寒さには強風が付きものですから。。。
全て無事に越冬できるように学びながら頑張ります!- # by eucalyptus_k | 2010-12-26 20:10 | ユーカリ(栽培知識)
本格的な寒さの到来とユーカリ
昨日はついに本格的な寒さがやってきました。
大阪でもマイナスに食い込むほどの寒さで、
水面に氷が張るような状況にまでなっていたようです。
今までは寒くても6℃程度だった暖かな家のベランダでも、
昨日は1℃くらいまでは冷え込んだのではないでしょうか。
朝起きてみると、
寒さで先端のヘタった株がいくつかありました。
特に酷いのがこの4株、、、
Eucalyptus camaldulensis
新芽を含む先端が完全にヘタっています。
ちょうど水を与えた直後だったのが災いしたのかもしれません。
Eucalyptus pachyphylla
Eucalyptus gamophylla
先端が完全に折れ曲がって、
いつもは硬めの葉がヨレヨレになっています。
元々あまり寒さには強くない品種なのかもしれません。
Eucalyptus polybractea
そんなに寒さには弱くはない方なのですが、
これもちょうど水を与えた直後だったのが
災いしたのかもしれません。
元々、いきなり水切れするような目の離せない品種です。
他にも軽度ですがいくつかあります。
Eucalyptus Moon Lagoon
新芽の先っぽがヘタって曲がっています。
さすがにいきなり冷えて少し参ったのでしょうか。
Eucalyptus kruseana
横から出た新芽だけが完全にヘタっています。
しっかりと育った葉には一切影響はありません。
Eucalyptus albopurpurea
この品種は寒風をビュンビュン食らうとすぐヘタりますが、
風がやみ、寒さが控え目になるとすぐに戻ります。
Eucalyptus leucoxylon ssp. pruinosa
この品種も少しでも寒風を食らうとヘタったり、
朝方少し冷え込んだだけでヘロヘロになりますが、
太陽が昇って暖かくなるとすぐに戻ります。
他にもtorquata/polyanthemos/melanophloiaなども、
先端の葉が少しヘタっていました。
結局、夕方には寒さが控え目になり、
夜は6℃くらいまで気温が戻ってきたようです。
夕方に観察したらほとんどの品種は無事に戻っていました。
※gamophyllaは単純に水切れだったようです。。。
pachyphyllaの調子だけがイマイチ戻らないので、
簡易温室に避難させたところ、夜半には無事戻っていました。
残念ながらkruseanaの新芽だけはやられてしまったようです。
ちなみにkruseanaはしっかりと育った葉や株については、
昨日ほどの冷え込みでは全然被害は受けていません。
一方、寒さに弱い?と心配のmacrocarpaはどうでしょう。
我が家では最も日当たりの良い場所に置いていますが、
この場所は寒風をまともに受ける、最も冷え込む場所でもあります。
特に何も被害は受けていません。
今年の初冬の木枯らし一号では少しだけ葉が痛みましたが、
その経験をバネにして、また少し寒さに強くなったようです。
成樹の耐寒温度は-3℃~-5℃と言われています。
家のベランダでは越冬が可能ではないかと思っています。
他では寒さに弱いと言われているレモンユーカリも、
全く被害を受けていません。(樹高は1m20cm程あります。)
これも家のベランダでは越冬ができると考えています。
最後に、この季節に一際美しい!
タスマニア出身の2つの品種をご紹介します。
ちなみにこれらの品種は昨日の寒さなどものともしません。
Eucalyptus tenuiramis
7月初旬にタネを播き、8月まではスローに成長。
9月~11月でビックリするほど成長しました。
寒くなってからは葉が白色~ピンク色になって一際目立ちます。
葉がツキヌキ状に育ってきています。
余り水のいらないgunniiといった感じで育てやすいです。
Eucalyptus risdonii
これも7月後半にタネを播き、夏は全然動かず、
10月~12月初旬のかなり涼しい時期に一気に成長しました。
寒くなってからの葉色は宝石のように白く輝いて美しいです。
今更ながら育てていて良かったなあと思わされるユーカリです。
葉は完全にツキヌキ状になっています。
かなり水が大好きで、gunniiとほぼ同様の管理で育てられます。
とにかく、めちゃくちゃ綺麗でオススメです!- # by eucalyptus_k | 2010-12-18 03:46 | ユーカリ(栽培実績)