ユーカリは移植を嫌う?
ネット上を色々検索してみると
どこを見てもユーカリは移植を嫌うとあります。
移植を嫌うとは、鉢植えでは植え替えが困難ということです。
これに関しては、各プロの話を伺いながら
自分の実体験に照らし合わせて考えてみると
結果はそうなのかもしれないと思わされます。
私はユーカリの他に観葉植物やその他の植物を
約20種類程度育てています。
園芸デビューの頃は原因不明で良く枯らしましたが、
今になって思うと、全てが用土の不良と水遣りの悪さによる根ぐされです。
そこから水遣りと用土については
結構自分なりに勉強しましたし、
素人としてはそれなりに知識や実績も積み重ねてきたと思います。
限られたスペースであるベランダでの管理のため、
基本的には7号鉢が限界のサイズになります。
そこで根詰まり防止と成長管理のために
比較的頻繁な植え替えを要します。
今まで相当数の植え替えを行ってきましたが、
デビューの頃の用土不良を除くと
植え替えで植物を枯らせたことはありません。
ところが、枯らせかけたことは今までに2回あります。
その2回ともユーカリの植え替えです。
通常の成長に合わせた植え替えですと
鉢土はできる限り崩さずに植え替えることができますが、
用土不良による植え替えの場合は、
鉢土を崩して比較的根を痛める植え替えを行います。
ユーカリにこういった植え替えを行った際には
2回とももう駄目だ!という状態になりました。
それでも私の言い分としては、
こんなにデリケートに扱って、少し根を切っただけなのに、
葉っぱ全部枯らさんでもええやん!!
って少々腹立たしささえ感じてしまいます(苦笑)。
そして今回、用土不良により、
Eucalyptus cinerea
Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'
Eucalyptus cordata
この3種をこの真夏に植え替え敢行しました。
そして見事、今までにない瀕死の重傷を与えてしまいました。。。
cinerea・・・全ての葉が枯死、もう駄目かも。
Baby Blue・・・ほぼ全ての葉が枯死、もう駄目かも。
cordata・・・全ての新芽が枯死、今のところ壊滅はないか!?
といった悲惨な状況です。
ユーカリはやはり「移植を嫌う」のか?
全く何ともなかったこともあるので、本当に不思議です。
でも、今回で少しユーカリの植え替えにトラウマができました。
今後は比較的植え替えの回数を減らすように心掛けたいと思います。
まだ諦めていませんが。。。結構落ち込んでいますToT- # by eucalyptus_k | 2009-08-17 00:45 | ユーカリ(栽培知識)
私がユーカリにはまる『きっかけのユーカリ』
私がユーカリにはまるきっかけは、
近所の歩道の街路樹横に植えられた
立派な銀丸葉ユーカリ(cinerea)を見たことで魅了され、
数々のユーカリを探し求めたことに始まることは
以前触れさせていただきましたが、
今回はそのきっかけになった街路樹横のユーカリを
こちらでご紹介させていただきます。
これって誰が植えたのでしょうか?
場所は駅前で周辺に民家はなく、目の前はスポーツクラブです。
なのに時期に合わせてしっかりと剪定されてたり、
誰かが切り花用に勝手に切って持ち帰ったり、
非常に不思議な出自のユーカリですw
なかなかベランダの鉢植えではここまで立派にはなりません。
こんな見事なユーカリを是非庭木にしてみたいと思います。- # by eucalyptus_k | 2009-08-04 22:32 | ユーカリ(その他)
Eucalyptus pulverulentaの苗
以前にユーカリ紹介で紹介したpulverulenta!
その際は外部の樹木になった個体を紹介しましたが、
紹介した少し後に、苗を手に入れて育てています。
どうです??ちっちゃくて可愛いでしょう?★★★
私がたくさん育てているユーカリの中で、
特別な思い入れのあるユーカリなんです!
今、一番好きなユーカリは?って聞かれたら
迷わずpulverulenta!って答えると思います。
私は元々、路上に生えているcinereaを見て、
その美しさにやられたのがユーカリに興味を持ったきっかけでした。
cinereaはずっと私の中でトップクラスに好きなユーカリですが、
今はpulverulentaが少し抜いて1位になっています。
何で?って言われると、、、
以前の紹介で登場した樹木のpulverulenta。
余りの立派さと美しさが私に元気をくれるんです。
今でも辛いときとか悲しいときにふと見に行っちゃったりします。
今回紹介した写真のような可愛らしい苗も、
いつかは下記のように大きくて立派な樹木に育てばいいな。
今回紹介したpulverulentaの苗は、
将来機会があったら地植えにしたいと思っています。
うちにあるユーカリの中で、
pulverulenta、cinerea、Baby Blueは非常によく似ています。
多分、全てがシルバーダラーや銀丸葉、銀世界として売られており、
普通の人には、全て同じ種類のユーカリに見えると思います。
私も最近、色々なところで見かけて観察するので、
見た目でも何となくわかるようになってきましたが、
大きく違うなあと思うのはその香りでしょうか。
●pulverulenta…スッキリスカッと一本で香る柑橘系ミントの香り
●cinerea…シネオールがガツンとくるヘアトニックのような香り
●Baby Blue…爽やかで甘い柑橘系女性用香水のような香り
土壌などによって変わることもあると思いますが、
とりあえずこんな感じに思いますっ!- # by eucalyptus_k | 2009-07-21 23:55 | ユーカリ(その他)
【ユーカリ紹介-03】
銀丸葉ユーカリ (Eucalyptus cinerea ssp. cinerea)続きまして第03回目は
私がユーカリにはまったキッカケの
銀丸葉ユーカリ原種 シネレアです。
◎銀丸葉ユーカリ
【学名:Eucalyptus cinerea ssp. cinerea】
【英名:Silver Doller Gum / Argyle Apple / Mealy Stringybark】
名前だけはホントに一人歩きしているユーカリ!
ユーカリの葉は、その他の在来の植物に比べると
白銀色の丸葉が特徴→銀丸葉となってしまうのでしょうね。
丸葉のユーカリを育てている方に
「そのユーカリなんてユーカリですか?」と聞いてみると
「銀丸葉ユーカリですよ」と返ってくることが
多いのではないでしょうか。
でも本物の銀丸葉ユーカリは、
多くの方が知っているありふれたユーカリよりも
遥かに白銀色が強く、そして遥かに大葉で美しいものです。
実は私が始めて見たユーカリが銀丸葉ユーカリ原種でした。
誰かが植えたのでしょうか。
道端の街路樹の横に生えているのを見つけて、
その美しさに魅了されました。
>>>そのユーカリについてはこちらで紹介しています。
それから必死で銀丸葉ユーカリを探しました。
ホームセンター、園芸店、ネットとひたすら探し回りましたが、
本物の銀丸葉ユーカリが来たことは
一度もありませんでした。。。
そうこうしているうちに、
その街路樹の横に植えてあるユーカリが
どんな品種のユーカリであるかもわからなくなり、
半年余りが経過した頃には、
我が家のユーカリは増えるばかりw
ユーカリの増加に同居人も切れかけでToT
半ば諦めかけていたときでした。
近所の園芸店の方から
きちんと品種で管理されているハーブガーデンを教わりました。
そこから取り寄せたEucalyptus cinereaは
紛れもなく、街路樹の横にあったユーカリでした。
結果的に多くのユーカリと触れ合えたことが、
今ここでブログを書く要因にもなっているので
まあいいかなぁなんて思っています!
銀丸葉ユーカリ原種 cinereaは、
そこいらで見かけるユーカリより
遥かに白く大きな葉が特徴です。
また、gunniiにも増して、日本の環境に合ったユーカリで、
非常に育てやすく、成長も早く、強健な品種です。
特にgunniiと比べると格段に耐暑性が強く、
夏場の管理がとても楽になっています。
cinereaはユーカリの中では比較的水を好む方で、
夏場はgunniiよりも水を吸うほどですが、
年間を通して考えると、gunniiと同等か
少し乾燥気味に管理すると良いでしょう。
成長力は思った以上に激しいですが、
こまめな摘芯を行えば鉢植えでの管理も容易です。
基本的には日光がとても好きなユーカリで、
しっかりと日光に当てることで葉の白みがどんどん増します。
葉には日焼け止めの役割を持つ、白い粉をたくさん吹いていますので、
日本の夏の直射日光や西日でも葉焼けすることはありません。
半日陰程度でも問題なく育てられますが、
日照があまりにも不足している場合には、
ヨレヨレで白みの少ないエメラルドグリーンの葉を生成します。
このような貧弱な葉はうどんこ病の被害に合うこともあります。
耐寒性はユーカリ中でもかなり強い方で、
-12℃程度まで生き残ることができます。
寒さの強い環境では葉がピンク色に紅葉します。
強健なcinereaにも一つだけ弱点があります。
それは非常に根がデリケートであることです。
移植に弱く、特に植え痛みの起こりやすい品種なのです。
植え替えには季節を守り、根鉢を崩さず、
根を傷つけないように気をつけてください。
cinereaは、植え替え時に
枯らせてしまうことの多いユーカリです。
樹木としてはそんなに大きくなる方ではありませんが、
現地では15~20m程度の立派な樹木へと成長します。
ただし、高温多湿な日本の環境で大きな木にまで育てようと思うと、
どうしても徒長しヒョロ長くなってしまうようです。
立派な銀丸葉ユーカリの大木を日本でなかなか見られないのはそのためです。
日本で花が咲いたという情報も今のところ聞いたことはありません。
どちらかというと大阪や東京などの暖地よりも、
東北や長野県などの冷涼な地域の方が、
本来のパフォーマンスを発揮することができるようです。
このような現状から、鉢植えで管理する場合も
なかなか自立しないため、支柱が必須になるでしょう。
気になるcinereaのその香りは、
葉を指でこすってみた程度では爽やかでソフトに感じますが、
一旦傷をつけてしまうと強烈に香ります。
傷つけて香った葉をゴミ箱に捨てると、
生ゴミ臭がユーカリ臭に変わるほどに強烈です!
強いシネオールの香りがガツンと来る感じで、
その後、かすかに甘い香りを感じることができます。
非常に渋い香りで、ハッカ系の男性用ヘアトニックを
少しお上品にしたような感じです。
家の同居人には強烈すぎて少々苦手のご様子です^^;
一般的に銀丸葉ユーカリとして販売されている
ユーカリ・シルバーダラーの葉と
銀丸葉ユーカリ原種 cinereaの葉の大きさを比較してみましょう。
こちらがユーカリ・シルバーダラー。
そしてこちらが銀丸葉ユーカリ原種 cinerea。
後者の方が明らかに大葉でしょう?
そして厳密には葉の形が若干異なります。
※下記は育成環境や個体差により異なる場合があります。
○ユーカリ・シルバーダラーの葉型
○銀丸葉ユーカリ原種の葉型
そして色の比較!
ユーカリ・シルバーダラーよりも原種の銀丸葉ユーカリの方が
より強く粉を吹きやすい傾向にあるようです。
また、ユーカリ・シルバーダラーでは、
茎が比較的ツルっとした質感であるのに対して、
銀丸葉ユーカリ原種では、茎にも白く粉を吹いており、
小さな突起がありザラザラしています。
写真で全ては伝えられないのですが、こんな感じです。
左がユーカリ・シルバーダラーで右が銀丸葉ユーカリ原種。
銀丸葉ユーカリ原種 cinereaは、
普通の園芸店ではなかなか出回ることがありません。
手に入れたい方は遠慮なく声をかけてください。
素晴らしいユーカリ農場をご紹介します!
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<栽培難易度:A>
香良さ:★★★
香強さ:★★★★
成長力:★★★★
要水分:★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★★
耐日陰:★★★
耐移植:★
耐寒性:★★★★★
耐暑性:★★★
耐病虫:★★★★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい- # by eucalyptus_k | 2009-05-06 22:35 | ユーカリ紹介
植え替えの季節到来! (ブログ怠慢についてはお詫び)
ブログ怠慢しておりまして誠に申し訳ございません。
当過疎ブログに来訪者があったことが嬉しくて、
取り急ぎ書き込みを開始してみた所存です><;;;面目ない。。。
さてさてやってまいりました!
ユーカリを含めた観葉植物たちの季節が!
桜が散ると全てが開始されます。
我が家でも、冬の間に傷んだ子等の剪定や植え替えに大忙しです。
昨年に収穫したゴーヤの種も発芽作業を開始しました。
ユーカリもかなり豪快に植え替えを行いました。
去年の冬前に購入したのでポット苗のまま冬を越した
銀丸葉とシルバーダラー、銀世界が中心!
しかしながら、
ユーカリは凄く植え替えに気を使う種なんです。
一般的に言う移植を嫌うというやつで、
要するに根っこがデリケートなんですね。
上記のかなり豪快ににいうやつですが、
鉢土に黄金虫幼虫が多数紛れ込んでいたため、
かなり大掛かりに土を落としての植え替えでした。
そうしたらやっぱ弱ってきました。。。
結構、覚悟しての植え替えだったんです。
弱るのは想定内、、、
でも!生き残ってくださいな!
お願い!
現在の状況、
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○銀丸葉ユーカリ→変わりなし(凄い!)
○銀世界ユーカリ→葉っぱが全体的に赤色になり、周囲から枯れが!
○ユーカリ・シルバーダラー→葉の先がへたって、下葉がパリパリに><;;
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シルバーダラーが重症!
結構のん気に書いてるけど泣きそうな私でした。。。- # by eucalyptus_k | 2009-04-11 15:16 | ユーカリ(その他)