【ユーカリ紹介-65】
ユーカリ・アーニゲラ (Eucalyptus urnigera)続きまして第65回目は
タスマニア島固有品種で
白銀色の丸葉が非常に美しい
gunniiとcinereaのアイノコのような
ユーカリ・アーニゲラです。
◎ユーカリ・アーニゲラ
【学名:Eucalyptus urnigera】
【英名:Urn Gum】
Glaucous
Normal
Glaucous
Normal
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まず初めに、
私は2種類の異なるurnigeraを育てています。
1つは通常の原種のurnigera。
もう1つはあるNurseryが独自に開発した
葉の丸みと白みの強い特殊なurnigeraです。
今回は1つの写真につき、
それぞれのurnigeraの写真を掲載していきます。
初めに掲載している「Glaucous」と記載のある写真が、
あるNursery限定の白みの強い特殊なurnigera、
二番目に掲載している「Normal」と記載のある写真が、
通常の原種のurnigeraになります。
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さてこのurnigeraですが、
日本ではまず知られていないマイナーなユーカリです。
そんな日本ではほとんど見られないurnigeraですが、
gunniiとcinereaの間のような感じの
とても美しい銀葉を持っており、
海外では栽培用として人気があります。
今回、写真を見て思ったのですが、
写真で見ると本当にgunniiと良く似ており、
ちょっと素人目には見分けがつきませんね。
厳密には、gunniiと比べると
葉が分厚くしっかりしており、
若干葉の質感や葉脈の具合などが異なります。
Glaucous
Normal
また、我が家の株では日照が不足しているため、
ちょっとわかりにくいのですが、
環境が良いと、gunniiよりもかなり大きな
cinereaやgoniocalyx並みの大葉を生じることがあります。
このユーカリの学名の由来は、
その実の形状がUrn(壺)に似ていることに起因します。
いかがでしょうか?
その学名の通り壺の形状そのままですね。
英名もそのままUrn Gumとなっています。
このurnigeraは見た目が似ているだけではなく、
その性質もgunniiと良く似ている部分が多いです。
まず、基本的には高山出身のユーカリのため、
東北や長野の準高地などの冷涼地が最も適しています。
gunniiよりも若干暑さには強いようで、
大阪の夏でも、特に大きな痛みや
高温障害の症状が出ることはほとんどありません。
ただし暑い夏場にはあまり成長は進まなくなります。
樹高では、一部の灌木型の亜種を除いて、
25m程度の大木に育つgunniiと比べると、
urnigeraはかなりコンパクトなユーカリです。
その樹高は最大で15m程度にはなりますが、
余程環境が合わないとそこまで大型にはならないようです。
一応Tree型(木立型)の樹木ではありますが、
Mallee的な性質も強く、樹高を伸ばすよりも、
脇芽をたくさん出して横に広がることが多いです。
そのため、鉢植え栽培だけでなく、
広い庭の庭木としても、
gunniiよりも様々な面で融通が効きます。
大きく育ってくると、
その他の多くのユーカリのように
葉の形状には変化が生じます。
この大きく育ってからのurnigera末葉は
柳型ではなく、槍の先のような形の銀葉となり、
この末葉の色や形状もgunniiと良く似ています。
その他では、gunniiと比べると、
かなり乾燥した環境を好み、
非常に強烈な直射日光を必要とする品種です。
それらはcinereaやpulverulenta以上です。
日照が半日陰以下でも、
そこまで貧弱にはならないgunniiと比べて、
urnigeraははっきりとわかる程に貧弱に育ちます。
ユーカリの管理に慣れている人なら
gunniiでもurnigeraでも問題なく育てられますが、
日照環境がイマイチだったり、
水分管理にあまり自信のない人であれば、
gunniiの方が格段に育てやすく感じると思います。
それではurnigeraの外観を
良く見ていきたいと思います。
まずその葉は水色に近い銀葉でとても美しいです。
またこの葉が冬には薄紫色に紅葉して、
その色の変化も非常に美しい見所です。
Glaucous
Normal
我が家の株ではわかりにくいのですが、
実家の庭のように非常に日照の強い環境では
goniocalyx級の大葉になることもあります。
下記が実家で撮ってきた
Max成長率の大葉のurnigeraです。
とても立派で美しくしっかりとした葉をしています。
次にurnigeraの新芽部分です。
その白銀の美しさはユーカリ中でも屈指です。
Glaucous
Normal
ここでは、Glaucous版の方と、
色や葉の形状で大きな差が出ています。
gunniiを育てている方なら
比べてみるとわかると思いますが、
新芽部分の葉は特にurnigeraの方がしっかりしています。
時には下の写真のように
真丸に近いような葉が生じることもあります。
基本的には原種の方が葉先が尖りやすく、
Glaucous版の方が丸い葉を生じやすいです。
Glaucous
Normal
次に茎を見てみましょう。
Glaucous
Normal
どちらにも激しく突起があり、
特にGlaucous版の方では、
強く粉を吹いていることが分かります。
gunniiは葉先の茎には突起を生じることがありますが、
基本的にはあまり突起がなく、
ツルっとしていることが多いものです。
ところがurnigeraには満遍なく突起があります。
こうしてみてみると、
urnigeraには美しい魅力が満載ですね。
gunniiを育てている人であれば、
新たに育ててみるかどうかは少し微妙かもしれませんが、
銀葉好きには、押さえておきたい素晴らしいユーカリです。
こんなに美しく素晴らしいurnigeraの育て方についてですが、
前述した通り、東AZのユーカリの中では、
かなり乾燥した環境を好みます。
実は私は一度urnigeraの栽培に失敗しています。。。
以前はcinereaなどと同じように、
あまり日照や水分管理に気を配らずに育てていたのですが、
どれも貧弱で激しいうどんこ病の被害にあい、
そのうちに全て枯れてしまいました。
そこで、かなり日照には気を使い、
水分管理も西AZのユーカリと同じくらい
乾燥寄りのシフトで行ってみたところ、
現在は非常に元気に育ってくれています。
macrocarpaの開花こそ実現できましたが、
gunniiやdelegatensisなど、冷涼湿潤を好むユーカリは、
軒並み枯れてしまった激暑の実家の庭でも、
urnigeraは非常に元気に育っています。
先日はgoniocalyxと間違えてしまう程に
見事な成長を遂げ、白銀大葉を生じていました。
この実家での例からもわかるように、
強烈な日光と乾燥した環境を好み、
大阪の夏の暑さに対する耐性も兼ね備えているようです。
結論として西AZのユーカリ程には気を使いませんが、
用土はかなり乾燥寄りを選択して、
多くの東AZのユーカリよりは、
少しだけ水分管理に気を使った方が良いかもしれません。
何よりも大切なのは、直射日光です。
基本的にはフルタイム直射日光が理想的で、
最低でも半日陰以上の日照が必要になります。
私が一度失敗した一番大きな要因は日照です。
基本的にはタスマニア島のユーカリは強健で、
過湿や若干の耐陰性も兼ね備えているものが多いので、
安心しきっていたのが失敗でした。
以前紹介したmorrisbyiもそうですが、
とても日光が重要なポイントになってきます。
urnigeraはかなりうどんこ病に弱いユーカリなので、
この弱点も日照で克服できるかと思います。
日光さえしっかりと押さえられていれば、
西AZのユーカリのような厄介なポイントはありません。
日照と風通しの良い環境が用意できるのであれば、
寧ろ暑さに気を使うgunniiよりも楽かもしれません。
成長については、比較的激しく脇芽を出し、
gunnii並みでそれなりに激しいです。
ただ、メインの成長時期である涼しい時期が
大阪や東京ではとても短いので、
激しすぎて困るようなことはありません。
気になるurnigeraの耐寒性についてですが、
これはgunniiには及ばないものの、
ユーカリ中最強クラスの-15℃程度です。
大阪の冬などものともせずに、
前述した通り、美しい薄紫色に紅葉し、
暖地であれば冬でも新芽を展開する程です。
Osakano Jieさんのお宅の実績では、
幼苗が大雪に埋もれてしまっても、
全く痛むこともなく、元気に生存していたそうです。
冬の管理には、超級な過湿以外には、
ほとんど気を使うこともなく、
ある種、冬はurnigeraの見ごろの時期とも言えます。
urnigeraの香りについてですが、
シネオールベースの良くあるユーカリの良い香りです。
柑橘系の香りが強いpulverulentaやmorrisbyiとは異なり、
cinereaに近いですが、そこまで生臭さや強烈な刺激はありません。
cinereaとgunniiの間のソフトな香りに、
少しだけ甘みを追加したようなスッとした良い香りです。
香りの強さはcinerea程は強くはなく、
gunniiよりは強いという感じで非常に平均的です。
葉を強く指でこすったり、葉をクラッシュすると良く香ります。
香りを楽しむハーブとしての利用も十分可能です。
それでは最後に原種のurnigeraと、
あるNursery限定のGlaucous版との比較で締めくくります。
原種のurnigeraはそれだけでも
美しい銀葉を持ったユーカリですが、
Glaucous版では、葉の丸みを強くして、
さらに白みを強化したものという前評判でした。
そしてその結果は全くその前評判通りでした。
それでは似たような写真で
それぞれを比較してみましょう。
Glaucous
Normal
Glaucous
Normal
Glaucous
Normal
urnigera原種でもかなり白みが強い方なのですが、
Glaucous版の方では、そこからさらに白みが強く、
gilliiやalbidaに迫る白さで、水色に近いような色にも見えます。
我が家では日照の不足が原因で葉は楕円気味ですが、
日照の良い環境では、特にGlaucous版の方は、
cinereaと同じくらいの真丸な葉になります。
もう一つ面白い違いとしては、
発芽後の双葉の幹の色です。
urnigera原種の方では、一般的な薄緑色の幹ですが、
Glaucous版は真っ赤な色の幹をしています。
寒さに強いユーカリで
赤めの幹が生じることがたまにありますが、
双葉まで少し赤く染まる程にここまで赤いのは
他では見かけたことはありません。
こうして2種のurnigeraを比較してみると、
一般的にはGlaucous版の方が魅力的でしょうか。
現在このurnigeraは、
親愛なるこあら師匠の農場で
人気定番品種として販売されています。
恐らく現在、在庫にあるのは、
このGlaucous版の方ではないかと思います。
Glaucous版を育ててみたい方は今がチャンスです!
銀葉好きには是非とも押さえておきたいurnigera。
興味のある方は是非とも育ててみてくださいね。
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<栽培難易度:B>
香良さ:★★★
香強さ:★★★
成長力:★★★
要水分:★★
耐過湿:★★★
耐水切:★★★★
耐日陰:★
耐移植:★★★
耐寒性:★★★★★
耐暑性:★★★
耐病虫:★★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい- # by eucalyptus_k | 2013-07-19 13:26 | ユーカリ紹介
タネ播きの適期・適温
最近色々とタネを播いていて
わかってきたことがあります。
当たり前と言えば当たり前なんですが、
ユーカリは様々な気候帯に生息し、多種多様ですから
それぞれの品種に最適なタネ播きの適期・適温があります。
良く最高気温が20℃を上回る季節が適期と言われますが、
これは全ての平均値のような感じです。
ちなみに私の環境でのお話ですので
ご参考までによろしくお願いします。
1. ニューサウスウェールズ州のユーカリ
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日本で良く見かけるユーカリが多い地域です
主なユーカリは下記の品種です。
cinerea/pulverulenta/bridgesiana/nicholii/polyanthemos
viminalis/globulus ssp. bicostata/scoparia/rubida
parvula/viridis/melliodora/sideroxylon/punctata
これらは一般的に良いと言われている季節で、
関西や関東の暖地ではゴールデンウィークが終わった頃、
もしくは9月下旬くらいの季節が最も最適です。
気温的には最低気温が15℃を上回り、
最高気温が20~25℃くらいの季節です。
ただこのグループのユーカリは
比較的あらゆる気候帯に対応でき、
それ以降のさらに暑い季節や少し寒い季節でも、
ある程度の数を発芽させることも可能です。
ただ、もちろん冬季の屋外での発芽は難しく、
真夏の最も暑い時期には発芽率だけでなく、
発芽後の生育もイマイチになってきます。
2. ビクトリア州/タスマニア島のユーカリ
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ビクトリア州だけでなく、ニューサウスウェールズ州の
南部や南部内陸部のユーカリ、その他の地域の
高山生息種などもこのグループに含まれます。
主なユーカリは下記の品種です。
gunnii/archeri/globulus ssp. globulus/globulus ssp. maidenii
perriniana/urnigera/crenulata/glaucescens/camphora
aromaphloia/tenuiramis/risdonii/morrisbyi/cordata
delegatensis/smithii/cypellocarpa/ovata/pauciflora
coccifera/goniocalyx/sturgissiana/cephalocarpa
dalrympleana/dives/nitens/neglecta/nova-anglica
polybractea/radiata/regnans/subcrenulata
brookeriana/kitsoniana
どちらかというと、暑さに弱いユーカリが多いです。
これらは1のグループよりもさらに涼しい時期で
関西や関東の暖地では4月上旬くらいからと、
10月中旬~11月くらいの季節が最も最適です。
気温的には最低気温が10℃程度まで下がり、
最高気温が20℃いくかいかないかくらいの季節です。
グループの中でも色々と差があり、
例えば、globulus ssp. globulus/goniocalyxなどは
1のグループと同じように暖かい時期でも発芽率が良く、
逆にglaucescens/tenuiramis/risdonii/delegatensis
pauciflora/coccifera/dalrympleana/nitens/regnansなどは
気温が上がり過ぎると全く発芽しないこともあります。
これらの品種は真夏などにタネを播くと
全く発芽しないか、発芽しても極めて生育が悪く、
立ち枯れてしまう苗が多くなります。
また特に涼しい環境を好む品種では、
真夏にタネを播いても発芽は完全ゼロとなり、
10月に入り、忘れた頃に続々発芽し出す
といったようなことが起こります。
このグループのユーカリは、
冬季の室内で発芽を試みると、
極めて良い発芽結果が得られています。
冬季室内の温度や湿度の状態が
これらのユーカリの発芽に良く合っているようです。
ただし、そのような場合でも、
冬季室内で栽培し続けると、苗が徒長し、
生育が悪くなるので、ある程度発芽したら
とっとと屋外に出してしまう方が良いです。
※どれも耐寒性は高いので安心です。
一部の、特に高山部に生息し、且つ湿潤を好む
glaucescensやdalrympleana、nitensなどは、
冬季の室内でもかなり良い状態で育苗できることがあります。
ただし、これは半日~終日直射日光の当たるような
明るい南側の窓辺限定でのお話です。
3. サウスオーストラリア州沿岸部のユーカリ
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アデレード周辺からカンガルー島付近に生息しているユーカリです。
主なユーカリは下記の品種です。
leucoxylon/cladocalyx/albopurpurea
fasciculosa/calycogona
これらは1と2のちょうど間くらいの季節で
関西や関東の暖地では4月中旬くらいからと、
10月上旬~11月初旬くらいの季節が最も最適です。
気温的には最低気温が15℃より低くなる日が何日かあり、
最高気温が20℃を少し超えるくらいの季節です。
このグループのユーカリは少し暖かい季節や、
さらに涼しい季節の発芽にも幅広く対応することができます。
ところが真夏にタネを播くと、発芽率こそ悪くないのですが、
その後の生育が極めて悪くなるという特徴があります。
また梅雨時期の育苗の調子があまり良くないので、
春は少し涼しめの時期に少し早めのタネ播きを行い、
秋は少し暖かめの時期にタネを播くのが良いです。
4. クイーンズランド州のユーカリ
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クイーンズランド州だけでなく、ニューサウスウェールズ州の
北部や北部沿岸部のユーカリなどもこのグループに含まれます。
主なユーカリは下記の品種です。
citriodora/staigeriana/melanophloia/camaldulensis
maculata/muelleriana/tereticornis/robusta
grandis/coolabah
どちらかというと、寒さに弱いユーカリが多いです。
これらはかなり暖かく湿潤な季節を好み
関西や関東の暖地では5月下旬くらいからと、
梅雨時期~初夏と晩夏の季節が最も最適です。
気温的には最低気温が20℃を超えだし、
最高気温が30℃に届くかどうかくらいの季節です。
一部の品種では、あまりにも暑い季節には
発芽率が低下するものもありますが、
基本的には真夏の半日陰での発芽も上々です。
逆にあまりにも温度が下がってきて、
最高気温が20℃を下回る季節になると
極めて発芽率が悪くなります。
これらのユーカリは一様に湿潤を好むため、
冬季の室内でもかなり良い状態で育苗できることがあります。
ただし、これは半日~終日直射日光の当たるような
明るい南側の窓辺限定でのお話です。
5. ウェストオーストラリア州のユーカリ
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西オーストラリアだけでなく、サウスオーストラリア州の内陸部、
ノーザンテリトリーの南部など砂漠地帯のユーカリなども
このグループに含まれます。
主なユーカリは下記の品種です。
全ての西AZのユーカリ/pachyphylla/gamophylla/gillii
leptophylla/socialis/oleosa/pimpiniana/gracilis
これらは最も暖かい季節を好み、
関西や関東の暖地では梅雨明け後の初夏から
真夏や晩夏の季節が最も最適です。
気温的には最低気温が20℃を完全に超えて、
最高気温が30℃を超えるような季節です。
一部の品種では、あまりにも暑い季節には
発芽率が低下するものもありますが、
基本的には真夏の半日陰での発芽も上々です。
西AZの沿岸部の非常に穏やかな気候の地域に属する
lehmanii/pleurocarpa/pachyloma/preissianaなどは
1のグループと同じ季節での発芽もOKです。
逆にrhodantha/macrocarpa/gamophyllaなどの
暑い砂漠地帯に生息するユーカリは
最低気温が25℃を超えるような暑い季節が最も良く、
1のグループのような少し涼しい季節には
発芽率がかなり悪くなります。
※特にrhodanthaは顕著です。
どれも乾燥を好み、梅雨時期の管理が困難なため、
私は梅雨明けと同時にタネ播きを開始しています。
今回は大雑把にグループ分けしたため、
かなりざっくりとした情報になっていますが、
実際にはそれぞれのグループ内でも
非常に微妙な差が発生しています。
タネ播きにチャレンジする方は
ぜひ参考にしてみてください!- # by eucalyptus_k | 2012-11-06 14:22 | ユーカリ(栽培知識)
冬のユーカリ管理 その4(水遣りと用土凍結)
耐寒性の強いユーカリを育てていて、
簡易温室などを一切使用せずに
通常通りの屋外管理を行っている場合に
用土が凍結してしまうことがあります。
寒さに強い品種では
用土の凍結自体にはかなり耐久力があります。
しかし、できる限り、
速やかに融かしてしまった方が良いです。
なぜかというと
凍結は様々な弊害を引き起こすからです。
まず用土が完全に凍結してしまうと、
用土が完全に乾いたのと同じことになってしまい、
水切れが起こってしまいます。
これは特に小さな鉢やポット苗で
気をつける必要があります。
次に赤玉土などの粒状の用土を使用している場合、
凍結により用土が粉砕して微塵になり、
解凍後に用土の保水性が極端に悪くなることがあります。
凍結してしまった後の用土には少し気をつけてください。
他には用土が凍結したことにより、
霜柱で用土が持ち上がってしまい、
根を損傷してしまうことがあります。
できる限り避けたい用土凍結ですが、
水遣りのタイミングをコントロールすることで
防ぐことができます。
夕方に水遣りをするのは避けてください。
また、天気予報を確認して、
やたらと冷えるような日には水遣りを控えます。
私がいつも用土を凍結させてしまうのは
個人的なスケジュールの都合で
夕方に水遣りをしてしまったときばかりです。
夕方の水遣りを控えるだけでも
用土凍結をかなり防ぐことができると思います。
ちなみに簡易温室を使用している場合は
用土凍結が起こったことは一度もありません。
最後に積雪に対してですが、
多くの耐寒性のある品種では
雪に対する耐久力もかなり強いです。
gunniiやperriniana、urnigeraなど
耐寒性が-10℃を超えるようなユーカリであれば、
積雪ごときで葉痛みさえも起こしません。- # by eucalyptus_k | 2011-11-08 21:03 | ユーカリ(栽培知識)
ユーカリの耐寒性
遂に大阪でも寒い日が連続でやってきました。
局地的な気温や計測器の情報では、
私の住んでいる周辺の最低気温は-1℃~-2℃。
家のベランダの囲われたゾーンで0~2℃となっています。
ところがこの数日はマンションの12階ということで、
地上に比べて恐ろしく風が強く、半ば軽い台風の如く。
風当たりの強い場所にポット苗を置いておくと、
支柱ごと根こそぎ引き抜かれてしまうといった状況です。
ベランダで作業をしているときに
突風に合うと一瞬息ができなくなり、
まっすぐ立っていることさえ困難になります。
また、スキーウェアを着ていないと作業が出来ないほどの寒さです。
他のお宅から折れた枝や洗濯物、
ラベルなどがどんどん飛んできます。
ちなみに耐寒温度をリンケ耐寒温度に基づいて計算してみると、
-8~-12℃くらいあることが分かりました。。。
寒いだけなら多分大丈夫なのでしょうが、
この異様に強い寒風で相当参っているものがあるようです。
ホームセンターで安売りしている簡易温室に入れてあるものは、
耐寒性のない品種で1cm程度の双葉でもピンピンしています。
もちろん温室は無加温で気温はほとんど外と変わりません。
風だけはほぼ完全にシャットアウトできています。
こんな中で、ヘタるユーカリ、
ピンピンしているユーカリと様々です。
今のユーカリの状況を自身の記録も含めて載せます。
もしよろしければご参考にしてください。
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最低気温:0~2℃
瞬間最大風速:10m以上(突風時は直立困難な状況)
耐寒温度:-8~-12℃ ※リンケ体感温度による
霜:軒下のためほぼなし
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<野外では退避措置が必要なもの>
●Eucalyptus camaldulensis(40cm)
(新芽が完全に萎れる、素焼き鉢で土の量が少なめ)
→簡易温室退避で問題なし
耐寒性はかなりあると思っていましたが、
新芽が寒風にめっきり弱いようです。
先端10cmくらいが完全に萎れてしまいます。
●Eucalyptus gamophylla(18cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
風さえなければこの気温では全然大丈夫です。
実家の庭の50cm程度の株は全然元気なので、
25cmを超える程度までは防寒対策が必要かもしれません。
●Eucalyptus polybractea(15cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
風さえなければこの気温では全然大丈夫です。
まだ幼いことが大きな要因かもしれません。
気温がもう少し高くても、とにかく風に弱いです。
●Eucalyptus forrestiana(10cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
かなり小さい状態での寒風は耐えられないようです。
簡易温室内では元気なものです。
●Eucalyptus pachyphylla(15cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
小さい状態での寒風は耐えられないようです。
簡易温室内では元気なものです。
<耐寒性低めでも簡易温室では問題のないもの>
※野外吹きっさらしではどうなるか不明です。
●Eucalyptus decipiens(25cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus pruinosa(15cm)
●Eucalyptus rudis(45cm)
→葉が固くなりますが、痛みはなし
●Eucalyptus pleurocarpa(15cm)
●Eucalyptus extrica(15cm)
●Eucalyptus erythrocorys(30cm)
●Eucalyptus pachyloma(5cm)
→新芽が赤くなりますが、痛みはなし
●Eucalyptus macrocarpa(15~25cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus rhodantha(5~15cm)
●Eucalyptus uncinata(45cm)
●Eucalyptus accedens(1.5cm)
→全く痛みなし
<葉に少し痛みはあるが株自体は元気なもの>
●Corymbia citriodora(120cm)
→葉が少し焼け、赤くなっているが新芽も何とか無事
<寒風に少しだけヘタるが耐えきれるもの>
●Eucalyptus globulus(20~45cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus polyanthemos(30~40cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus muelleriana(20cm)
●Eucalyptus websteriana(25cm)
●Eucalyptus smithii(20cm)
●Eucalyptus albopurpurea(30cm)
●Eucalyptus melanophloia(50cm)
●Eucalyptus 'Moon Lagoon'(20cm)
●Eucalyptus leucoxylon ssp. pruinosa(15cm)
→夜間に少し葉がヘタるが昼には復活
●Eucalyptus melliodora(40cm)
●Eucalyptus kruseana(35cm)
●Eucalyptus sideroxylon(20cm)
●Eucalyptus torquata(50cm)
→新芽の一部のみ一日中ヘタるが株自体は無事
<思っていたより耐寒性があったもの>
●Eucalyptus staigeriana(30cm)
●Eucalyptus orbifolia(50cm)
●Eucalyptus cladocalyx nana(18cm)
●Eucalyptus gillii(20cm)
●Eucalyptus lehmannii(40cm)
●Eucalyptus albida(15cm)
●Eucalyptus crucis(25cm)
●Eucalyptus tetraptera(20cm)
●Eucalyptus pluricaulis ssp. porphyrea(15cm)
●Eucalyptus caesia ssp. magna(25cm)
●Eucalyptus macrocarpa(15cm)
→ヘタりも痛みも全くなし
<成長したり新芽を展開するもの>
●Eucalyptus gunnii(10cm~60cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus perriniana(40cm)
●Eucalyptus nitens(20cm)
●Eucalyptus aromaphloia(25cm)
●Eucalyptus glaucescens(20cm)
●Eucalyptus dives(15cm)
●Eucalyptus dalrympleana(5~20cm)
●Eucalyptus rubida(5~20cm)
●Eucalyptus nova-anglica(5~20cm)
●Eucalyptus urnigera(5~15cm)
●Eucalyptus neglecta(2~8cm)
●Eucalyptus tenuiramis(25cm)
●Eucalyptus risdonii(20cm)
●Eucalyptus delegatensis(10cm~20cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus parvula(25cm)
●Eucalyptus cordata(25cm)
●Eucalyptus scoparia(35cm)
●Eucalyptus coccifera(5cm)
●Eucalyptus cephalocarpa(2cm)
●Eucalyptus cypellocarpa(2cm)
●Eucalyptus subcrenulata(8cm)
●Eucalyptus ovata(5~30cm)
●Eucalyptus pauciflora ssp. niphophila(5cm)
●Eucalyptus pauciflora ssp. debeuzevillei(5cm)
●Eucalyptus vernicosa(2cm)
これらの品種は本当に凄いですね!
家ではgunniiやperrinianaなどは寧ろ冬季の方が元気な程です。
野外越冬で気づいたポイントとしては、
・耐寒性が増す樹高のポイントは25cm以上
・風にさえ気をつければかなり耐える
・少し肌寒くなった間から寒さに慣らせておく
・水遣りのタイミングに気をつける
などです。
その中でも寒風だけは本当に怖いですね。
調べたところによると、
体感温度は風速1mでおよそ1℃下がるようです。
マンションでは寒さには強風が付きものですから。。。
全て無事に越冬できるように学びながら頑張ります!- # by eucalyptus_k | 2010-12-26 20:10 | ユーカリ(栽培知識)
2010/10/24 ユーカリ育成の近況(5)
恒例の育てているユーカリたちの近況です。
今回も「鉢植えになっている」ユーカリほぼ全てを公開します。
※今回はABCD順に公開していきます。
robusuta/rudis/citriodoraなどについては、
既に大幅な剪定を行ってしまったため省いています。
robusuta/rudisについてはユーカリ紹介の写真が最新です。
またcitriodoraは2m近くまで成長していました。
この他にもポット苗が多数あります。
またポット苗にはここにはない品種もあります。
これは自身の記録としても使用しているので、
お時間のある方のみご覧になってくださいね。
何しろ数が多いですから^^;
写真は全て撮影を完了しているのですが、
数が多いため、全5回に分割してアップしています。
よろしくお願いいたします。
<バックナンバー>
・2010/5/1の状況
・2010/5/7の状況
・2010/6/5の状況
・2010/6/19の状況
・2010/8/8の状況(1)
・2010/8/8の状況(2)
・2010/8/8の状況(3)
・2010/8/8の状況(4)
●Eucalyptus rubida
種播時期:昨年冬
現在樹高:18cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3当たる日陰
一度はホコリダニの被害で新芽が全部枯れましたが、
薬をまいた後に新しい新芽が出てきたところです。
とにかく余り上に伸びずに、たくさん脇芽を出していきます。
本来はピンクがかるほどの銀丸葉が特徴の品種ですが、
日照不足のため、緑色の濃い細長い葉になっています。
暑い夏は苦手で、涼しくなってからが本領発揮です。
かなり水が好きで、水切れが急に起こるので注意が必要です。
●Eucalyptus scoparia
種播時期:苗を譲受
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰
Osakano_Jieさんに頂いた苗です。
日陰&過湿に強く、ベランダで育てるのに最適なユーカリです。
家のベランダでは最も日光の当たらない場所に置いていましたが、
少し徒長はしているものの、かなり大きく成長しています。
直射日光ガンガンの実家の庭に置いていたものは、
かなり葉焼けして枯死寸前で、
最近涼しくなってから伸び出しています。
わかりにくいですが、ハダニの被害をかなり受けていました。
●Eucalyptus sideroxylon rosea
種播時期:今年春
現在樹高:25cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
過湿にかなり弱く、根腐れしやすいユーカリトップクラスです。
また、かなりの日光を必要とし、
日陰だと生育が極端に悪くなります。
日本でも結構見かけるユーカリなのですが、意外に一癖あります。
家でも意識して日光に当てていかないと、
中々成長が進まずにうどんこ病の被害が出たりします。
暑い夏の方が良く成長していたように思います。
●Eucalyptus smithii
種播時期:今年春
現在樹高:18cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
暑い夏の直射日光に当てると、葉焼けしたり、ヘロヘロになり、
中々成長も進まず、意図的に半日陰の場所で養生させていました。
最高気温が30℃を切りだした頃から急激に成長が進みました。
どちらかというと水が好きで、急に水切れがやってきます。
暑さに弱く、少しデリケートなviminalisといった感じです。
家のようなベランダでは比較的育てやすい品種です。
●Eucalyptus staigeriana
種播時期:今年春
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外(簡易温室も検討)
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
家ではあまり病害虫の影響を受けずに着実に成長していきました。
半熱帯のユーカリだからでしょうか?
比較的空中湿度の高い環境を好むように思いました。
水もcitriodoraなどと同様にかなり必要とする品種で、
家のベランダの環境にもかなり合ったユーカリであるといえます。
フルーティーな香りのユーカリではトップクラスに良い香りです。
ただし、発芽率の悪さが驚異的で、タネをグラム単位で播いて、
たった3苗しか発芽しなかったという最低の実績があります。。。
●Eucalyptus tenuiramis
種播時期:今年春
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
家のベランダでは若干日照不足が否めませんが、
日本ではかなり育てやすいユーカリであると思いました。
発芽に関してが、少しテクニカルなので、
それさえクリアできれば、gunniiなどと並んで普及ができそうです。
cinereaなどと同じで
非常にスタンダードなユーカリ管理を行います。
ミント系ユーカリの代表格で病害虫被害はほとんどありません。
先の方の葉が若干ツキヌキ状になってきています。
●Eucalyptus tereticornis
種播時期:昨年冬
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
少し暖かい地方(クイーンズランド)出身のユーカリですが、
この辺りの地域は比較的雨量も多く、
日本に近い部分があるのでしょうか。
かなり育てやすく、成長の早いユーカリが多く生息しています。
他にはgrandisやcitriodoraなどがありますが、
非常に育てやすいです。
このtereticornisも成長の早さが尋常ではありません。
かなり日光を必要とする品種でなので、十分な日光に当てて、
しっかりと水遣りを行っていれば、爆発的に成長していきます。
シネオールが含まれていないためか、害虫被害を受けやすいです。
●Eucalyptus torquata
種播時期:苗を譲受
現在樹高:40cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が半日当たる日陰
定植してから約1ヶ月半は全く動きがありませんでしたが、
ここにきて落ち着いたのか急激に新芽を伸ばし始めました。
成長のキーはやはり十分な直射日光であると思います。
非常に乾燥好きで高温が大好きという情報もありますが、
家では思ったよりも水が好きで、涼しくなってからでも
スイッチが入れば結構成長が早いなと思いました。
イマイチ育成ポイントの掴みにくいユーカリです。
●Eucalyptus uncinata
種播時期:苗を譲受
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
気づかないうちに成長していたといった感じのユーカリです。
やはり十分な直射日光が成長のキーだと思います。
日照不足だと葉が小さく育っていく傾向があります。
発芽初期の育苗は少々デリケートですが、
ある程度大きくなってからは、比較的育てやすいユーカリです。
家ではうどんこ病被害は控え目ですが、
ハダニには少し苦しめられました。
葉がツキヌキ状になるという話ですが、
今のところは一つも見られません。
●Eucalyptus urnigera(Glaucous Form)
種播時期:昨年冬
現在樹高:12cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
非常に成長のキーが掴みにくいユーカリです。
かなり日光が必要であると思っていますが、
あまり暑すぎるのは得意ではないという情報もあります。
家では夏季にはほとんど成長を進めることはなく、
涼しくなってからの方が圧倒的に成長が進んでいます。
またかなり乾燥を好む品種のようにも思います。
gunniiと良く似た性質を持っているようなので、
これからの成長と冬季の活動に期待しています。
●Eucalyptus viminalis ssp. viminalis
種播時期:苗を購入
現在樹高:40cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
viminalisの原種で少し茎が赤く、葉が細長いのが特徴です。
スタンダードなユーカリ管理を行っていれば、爆発的に成長します。
日照不足だと葉が薄く、うどんこ病の被害もチラホラ見られます。
aromaphloiaとは見た目も性質も良く似ており、
パッと見はほとんど区別が付かないことがあります。
●Eucalyptus viminalis ssp. cygnetensis
種播時期:苗を購入
現在樹高:40cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
こちらは茎が緑色で少し葉が丸みを帯びているのが特徴です。
文献ではssp. viminalisより少しデリケートとありますが、
家ではこちらの方が強健で爆発的に成長していきます。
このくらいの苗の間はssp. viminalisとほとんど区別が付かず、
全く同じような管理を行っています。
●Eucalyptus viridis
種播時期:昨年冬
現在樹高:25cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
十分な日光を当てていればより丈夫な株に育ちます。
最初の発芽率が非常に良いので、かなりの数の苗を抱えました。
暑い夏の間の成長が著しく、最近は少し控えめになりました。
あまり水を必要とせずに、放置していると勝手に育っていきます。
意外にうどんこ病被害にあいやすいユーカリですが、
薬をかけても余り薬害が出ることもありません。
●Eucalyptus websteriana
種播時期:苗を購入
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰
とにかく恐ろしく水を必要としないユーカリです。
家では月に2回程度しか水遣りをしませんが、
一度も水切れでヘタったところを見たことがありません。
本当にほおっておくことで寧ろ元気に育つようなユーカリです。
(世話好きの人には少し不向きかもしれませんw)
家ではかなりうどんこ病の被害が多発していますが、
あまりうどんこ病ではダメージを受けないようで、
気にせずにどんどん新芽を展開していきます。
今年度はこれで全部です!
次は来年!一つも枯れることなく、
この冬を無事に乗り越えることができるでしょうか。
ちなみに越冬では、室内に入れるものは一つもありません。
寒さに弱いものは簡易温室で管理、後は野外で管理します。
簡易温室は寒風から守るだけのもので、
気温は野外と同じになります。- # by eucalyptus_k | 2010-11-01 01:05 | ユーカリ(栽培実績)