吸水量が減ってます!
何かついこの間までクーラー入れてたなあと思っていたら、
今は毎晩、羽毛布団を被って寝ているというように
急に寒くなってビックリしています。
それと同時に、ユーカリの吸水量も一気に減りました。
leucoxylonやcladocalyx、smithii、glaucescensなどのように、
ちょっと涼しいくらいの方が良いようなユーカリは
そんなに大幅な吸水量の減少はありませんが、
macrocarpaやgilliiなど、多くの西AZのユーカリや
砂漠地帯出身のユーカリは、吸水量が激減しています。
そのようなユーカリでは、直射日光の良く当たる場所でも、
私は数日に一回程度、スリット鉢の底のスリットからのみ、
簡単にシャワーで底面吸水させる以外は、
もう何週間も上から水を与えていません。
それが寧ろ良いようでとても元気に育っています。
特に暖かい地域に生息しているユーカリの
吸水量には注意して、過湿に気をつけてください。
私は12階なので、あまり縁はありませんが、
コガネムシ幼虫の被害も増大する季節のようです。
水遣り管理はバッチリなのに調子が悪いというときには、
どうせ、あまり冬季の葉は利用できませんから、
少し切りこんだ後にオルトランの散布も良いかもしれませんね。
私もそろそろ冬支度のレイアウトや
その他の算段を立てようかなと考え始めています。- # by eucalyptus_k | 2012-10-29 12:29 | ユーカリ(栽培知識)
【ユーカリ紹介-45】
ユーカリ・グラウスセンス (Eucalyptus glaucescens)続きまして第45回目は、
東オーストラリアの宝石!といえるほどに
白銀小丸葉が超美しく、
香りも非常に魅力的で素晴らしい
ユーカリ・グラウスセンスです。
◎ユーカリ・グラウスセンス
【学名:Eucalyptus glaucescens】
【英名:Tingiringi Gum】
このglaucescensは
私の記念すべきタネ播き第一号です!
glaucescensを手に入れたいなと思って、
探してみたのですが、日本では全く見つからず、
仕方なく、自分でタネを播くことにしたのです。
最初はcinereaに似た感じかなと思っていたのですが、
育てていくと、cinereaとは
随分違うユーカリだと気づきました。
見ていただくと分かりますが、
眩しいばかりに美しい銀葉が一番の魅力です。
そして、葉は丸くなることもありますが、
可愛らしくハート型にも育っています。
大ぶりなcinereaに比べると
少し小さめの葉に育ち、
同じ白銀色でも少し系統が違います。
cinereaよりもより精密に
粉を吹いているといった感じです。
また、その葉だけでなく、
茎も粉を吹いており、とても美しいです。
タネ播き第一号で既に2年以上経過しているのに、
glaucescensのサイズはこんなに控え目です。
glaucescensは、特に初期の根張りが完了するまでの間、
とっても成長速度が遅いです。
最初あまりにも成長が進まないので、
海外の栽培者に確認をしたことがあります。
その結果、glaucescensは、
決して成長速度の遅い品種ではないという回答が得られました。
この回答に当初は半信半疑でしたが、
しっかりと根張りが進んでからは、
他の東AZのユーカリに負けないくらい成長が激しくなっています。
glaucescensはその英名の元にもなっている
ティンギリンギ山という超ローカルな山に自生しています。
このティンギリンギ山のある地方は
オーストラリアでも、とても冷涼な地域です。
その冷涼な地域のさらに高山生息種になるので、
実は暑い環境があまり得意ではないのです。
大阪では気温が高温多湿すぎて、栽培環境が合っていないため、
総合的に成長速度がとても遅くなっているのだと思われます。
恐らく、長野県や東北地方、北海道などで育てると、
本来の成長力を見せてくれるものと思います。
日本では少し控え目なglaucescensですが、
実は50m以上と、なかなか立派な樹木へと育つようです。
glaucescensにはTree型(木立型)になる種と
Mallee型(灌木型)になる種が存在するようです。
売られているタネのほとんどは
前者のTree型の方で、Mallee型の方は
突然変異種的な存在です。
Mallee型の方も、Malleeとはいえ、
樹高はなかなかの大きさになるようです。
glaucescensの管理方法についてですが、
西AZのユーカリしかり、環境の合っていない品種というのは
どうしても栽培難易度が高くなってしまいます。
glaucescens管理の山場は夏になってきます。
実は今まで複数回glaucescensのタネを播きましたが、
何度か夏季に全滅させてしまったことがあります。
glaucescensは暑さ、特に高温多湿に弱いので、
夏場の水遣りのタイミングが生死を分けます。
快晴38℃といったような真夏の日中に
たっぷり水遣りをしたりすると、
夕方には全滅している可能性があります。
夏場は涼しい間の水遣りを心がけます。
また、あまりにも暑い場合は
少し涼しい場所や半日陰で管理しても良いかもしれません。
かといっても、かなり日光が好きで、
十分な日光がないとちゃんと育たないので
この当たりのバランスがとても難しいところです。
東オーストラリアのユーカリの中では
なかなかの水食いであると言えます。
ところが根を張りきるまでは乾燥を好みます。
この根を張りきる前と張りきった後の吸水量の差は、
かなりのものがありますので、
当初は乾燥を好むユーカリと思わされますが、
その後の暑い季節の急な水切れには注意が必要です。
しっかりと根を張りきった株であれば、
cinereaなどよりも遥かに水を吸います。
夏の根蒸れを防ぐもう一つの方法ですが、
用土は西AZのユーカリ並みに乾燥力を上げることです。
そうすることで、余分な水分による根蒸れや
高温多湿による急性根腐れを防止することができます。
あまり、病害虫の影響を酷く受ける方ではありませんが、
この美しい銀葉は柔らかく、とてもデリケートです。
この美しい銀葉を保つのは、なかなか難しいのです。。。
実は私も、毎年、春に美しい葉が出てきて、
梅雨~秋で汚くなって、冬を越して、
また春に美しい葉が出てきての繰り返しです。
変に水が溜ったりすると葉がシミになります。
また、少しでも薬がかかると、すぐに斑点になります。
斑点やシミができた葉はすぐに散ってしまいます。
うどんこ病にかかった場合でも、
私はほとんどglaucescensには薬を使いません。
薬で病気を撃退できたとしても、
薬害で葉が傷み、結局散ってしまうからです。
脇芽をたくさん出す性質を
持っていることだけが唯一の救いといえます。
こんなに夏が難しいglaucescensですが、
冬は打って変って、とても楽で安心できます。
glaucescensの耐寒性は
-15℃以上で、-20℃以上でも生存実績があります。
恐らく、ユーカリ中で三本の指に入るくらいの耐寒性を誇っています。
冬は寒風の吹き荒れる中に放置しようが、
用土がガチガチに凍結しようが、
少し葉が傷むことはあっても、全くものともしません。
わずか数センチの幼苗であっても、
用土凍結でダメージを受けることさえありません。
もちろん、霜や雪も全然大丈夫です。
glaucescensの最終的な耐寒性は、
gunniiと良い勝負をするでしょうが、
小さな間の耐寒性はgunniiよりも
圧倒的に強いと思っています。
また、冬は少しくらいの過湿はものともしないので、
冬に過湿でユーカリを枯らせてしまった人にも安心です。
大阪で夏が難しく、冬が楽ということは、
冷涼な地域で育てれば、
決して難しいユーカリではないのでしょう。
耐寒性-12℃のcinereaが
冬を耐えられないヨーロッパや北米の寒地では、
glaucescensは、日本の銀丸葉ユーカリのように
とてもメジャーで、gunnii/perrinianaとともに
非常に良く育てられています。
日本ではあまり知名度のないglaucescensですが、
海外ではとってもメジャーなユーカリなのです。
とても魅力的な外観に次いで
glaucescensの大きな魅力となっているのが、
とっても心地よいglaucescensの香りです。
一般的に良い香りといえば
staigerianaのハニーレモンや、
nitensのフルーツの香りなどが挙げられるでしょうが、
個人的にはこのglaucescensの香りは
私の一番好きな香りです!
あまり文章では上手く表現できないのですが、
簡単に言えば、青リンゴガムの香りでしょうか。
globulusの香りと似ているところもあります。
globulusからきついシネオールの香りを控えめにして、
爽快な柑橘系の香りを強めて、甘みを足したような感じです。
glaucescensの芳香成分は
globulus特有の芳香成分であるグロブロールと、
リンゴやカスミソウの芳香成分である
イソ吉草酸エチルという物質がメインです。
とにかく、表面的だけではなく、
脳髄に染みわたる程に良い香りです。
恐らく、この香りを香った人は
誰しもがこの香りを好きになると思います。
glaucescensは精油含有量も多めなので、
少し葉を指でこすっただけでも良く香ります。
ただこすった葉は傷んで散ってしまうので、
その当たりは十分に気をつけてください。
とてもデリケートですが、
ビックリするほどに美しいglaucescens。
今まで日本では、
ほとんど手に入れる方法はありませんでしたが、
この度、なんと!!!
親愛なるこあら師匠の農場で、
栽培がスタートしたとの情報が入っています!!!
この素晴らしいユーカリを
簡単に手に入れることができるようになるのは
とても嬉しいことです!
タネから育てる場合も、発芽に癖はありますが、
芽の大きさがユーカリではかなり大きい方で管理しやすく、
育苗難易度は簡単で、入門編としても最適です。
日本とは少し環境が合っていないのが玉にきずですが、
ユーカリファンにはぜひとも育てていただきたいユーカリです。
とにかく、その素晴らしい銀葉と香りを
一度皆さんに堪能してほしいと思っています。
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<栽培難易度:B+>
香良さ:★★★★★
香強さ:★★★★
成長力:★★★
要水分:★★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★★★
耐日陰:★★
耐移植:★★★★
耐寒性:★★★★★
耐暑性:★★
耐病虫:★★★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい- # by eucalyptus_k | 2012-05-26 14:28 | ユーカリ紹介
ユーカリは色々あって面白い♪
最近は陽が傾いてきて
ユーカリたちに満遍なく直射日光が降り注ぐため、
気がつくと私の肩や頭の高さを超えていて
ビックリすることが多くなっています。
ベランダは育苗場から
さながら草むらへと変わっていきます><;
昨晩はどこからやってきたのか、
マンション12階にも限らず
バッタが美味しそうに葉っぱをほおばっていました。
良くユーカリを食害するのはオンブバッタですが、
キリギリスのような、かなり大型のバッタでした。
これも、本当にビックリな出来事でした。
最近、育てていて実感するのは
見た目だけでなく、個々でかなり
その性質が異なるということです。
まず、ユーカリは暑いのが得意というイメージで
実際に多くのユーカリは暑いのが得意です。
特に私は西AZの品種を多く育てていますから、
砂漠のユーカリといったイメージで考えています。
ところが、中には暑いのが苦手で
夏でも涼しい高山などに生息する品種も多くあります。
このようなユーカリは、寒さには抜群に強いですが、
暑さ、特に高温多湿を極度に嫌います。
昨日も比較的元気だった
Eucalyptus cocciferaの苗を
蒸れで枯らせてしまいました。。。
ずっと涼しい日が続いていたこの頃、
昨日から急に残暑が到来しましたが、
こんなとき、今までのような水遣りを続けていると
蒸れて枯死が出ることがあります。
このcocciferaやその他では
pauciflora/regnans/darlympleana
delegatensis/glaucescensなどの
涼しい高山出身のユーカリや、
cladocalyxなどの夏も涼しい地域のユーカリは
上が25℃くらいまでの気候が良いようですね。
特に高山の品種は、30℃を超えると
逆に水を吸わずに元気もなくなります。
例えば、glaucescensは大阪で育てていると
年中成長が遅く、イマイチ勢いを感じませんが、
現地では決して成長の遅いユーカリではありません。
恐らく、長野県や北海道などで育てると
抜群に成長して、元気なユーカリになるでしょうね。
これらの品種は激暑い季節には、
水切れしない程度に少し潅水量を減らしたり、
潅水する時刻を限定する必要があります。
他では品種によって
根張りに違いがあることもわかりました。
globulusやrobustaのように
根張りが激しいといわれる品種は
直根性ではありながら、
比較的、日本の植物のような根張りをします。
細かい根で鉢がパンパンになるような感じです。
このような品種は水切れももちろん早く、
移植にも強くなっているようです。
最近、ビックリして戸惑っているのが
やたらと深く直根を伸ばす品種です。
あまり細かい根を出さずに、
直根をどんどん太らせ下へと伸ばしていくのです。
わずか数センチの苗に
20cm以上の根がついていてビックリします。
家ではベランダの日照不足の関係から
5.5cmという非常に小さなポットで育苗しますが、
このような根を持つ品種は
このポットではうまく育てることができません。
特に砂漠地帯に生息し、
強い日照を好むものが多いのですが、
できる限り早めに、底の深い鉢やポットへと
植え替えるのが無難です。
このような性質の品種は
kruseana/woodwardii/torwood/oleosa/pimpiniana
などがあります。
特に激乾燥地帯のユーカリばかりですね。
特にwoodwardiiの根張りは特徴的で
本当に長く真っ直ぐに伸びます。
わずか4cm程度の苗で
ポット底部に激しくサークリングして、
限界サインで新芽に枯れが出るので、
本当に泣きそうになります。
woodwardiiのハイブリッド品種である
torwoodもほぼ同じような性質を持っています。
この少し癖のあるwoodwardiiは
黄色い花が特徴的な純白葉の美しい品種だったりします。
woodwardii
torwood
本当にユーカリは
色々あって面白いですね(*^^*)- # by eucalyptus_k | 2011-09-12 19:15 | ユーカリ(栽培知識)
AM2:00 寒風に負けないユーカリ達
またまた寒波がやって参りました。
最近は事前に天気予報をチェックすることが
日課になっているのでかなり把握できています。
ただいま夜中の2時。
風の当たらない比較的緩やかな場所に置いてある
温度計の数値はマイナス3℃。
そして何よりも恐ろしく風が強いです。
鉢土上部がぶっ飛び、窓ガラスがバンと鳴り、
ヘタに窓を開けると閉まらなくなるほどの強風。
軽く風速10mは超えていると思われます。
体感温度を計算するとマイナス15℃近いでしょう。
風が良く当たる場所に干している雑巾は
風に揺れることもなくバリバリに凍っています。
多くのユーカリは風が直接当たらない場所に置き、
寒さに弱い品種は簡易温室内で風を完全に凌いでいます。
そんな中で強風をまともに浴びる場所があります。
ここには寒さに強いユーカリを置いています。
今、この場所のポット苗を確認してみたところ、
全ての用土がカチカチに凍っていました。
※用土が凍って膨張しています。。。
glaucescens/urnigera/subcrenulata/vernicosa
pulverulenta/gunnii/archeri
全て最強の耐寒性を誇る品種ばかりです。
用土がカチカチに凍ろうが
強風に90度倒されるほどにあおられようが、
葉の色一つ変えることなく元気です。
こちらはglaucescensです。
支柱をしていないので強風に90度まであおられています。
vernicosaなんて1cm程度の超幼苗ですが、
全く動じることなく存在しています。
もちろん用土はカチカチ。。。
本当にびっくりするほど強健ですね。
そんな中に混じって、
西AZ出身のalbidaの苗が3ポット混ざっています。
同じように用土はカチカチに凍っています。
下葉は寒さで紫色に痛んでいますが、
それでも枯れることなく生き残っています。
albidaにはかなりの耐寒性があるようです。
その他では寒さに弱いと言われる
レモンユーカリ(citriodora)も強風に揺さぶられています。
全ての葉が赤みがかっていますが、
新芽も枯れずに元気です。
だんだん過保護から放任主義になってきた私。。。
明日の朝まで強風寒風に負けずに頑張れ!!- # by eucalyptus_k | 2011-01-16 03:11 | ユーカリ(栽培実績)
ユーカリの耐寒性
遂に大阪でも寒い日が連続でやってきました。
局地的な気温や計測器の情報では、
私の住んでいる周辺の最低気温は-1℃~-2℃。
家のベランダの囲われたゾーンで0~2℃となっています。
ところがこの数日はマンションの12階ということで、
地上に比べて恐ろしく風が強く、半ば軽い台風の如く。
風当たりの強い場所にポット苗を置いておくと、
支柱ごと根こそぎ引き抜かれてしまうといった状況です。
ベランダで作業をしているときに
突風に合うと一瞬息ができなくなり、
まっすぐ立っていることさえ困難になります。
また、スキーウェアを着ていないと作業が出来ないほどの寒さです。
他のお宅から折れた枝や洗濯物、
ラベルなどがどんどん飛んできます。
ちなみに耐寒温度をリンケ耐寒温度に基づいて計算してみると、
-8~-12℃くらいあることが分かりました。。。
寒いだけなら多分大丈夫なのでしょうが、
この異様に強い寒風で相当参っているものがあるようです。
ホームセンターで安売りしている簡易温室に入れてあるものは、
耐寒性のない品種で1cm程度の双葉でもピンピンしています。
もちろん温室は無加温で気温はほとんど外と変わりません。
風だけはほぼ完全にシャットアウトできています。
こんな中で、ヘタるユーカリ、
ピンピンしているユーカリと様々です。
今のユーカリの状況を自身の記録も含めて載せます。
もしよろしければご参考にしてください。
-------------------------------------------------------------
最低気温:0~2℃
瞬間最大風速:10m以上(突風時は直立困難な状況)
耐寒温度:-8~-12℃ ※リンケ体感温度による
霜:軒下のためほぼなし
-------------------------------------------------------------
<野外では退避措置が必要なもの>
●Eucalyptus camaldulensis(40cm)
(新芽が完全に萎れる、素焼き鉢で土の量が少なめ)
→簡易温室退避で問題なし
耐寒性はかなりあると思っていましたが、
新芽が寒風にめっきり弱いようです。
先端10cmくらいが完全に萎れてしまいます。
●Eucalyptus gamophylla(18cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
風さえなければこの気温では全然大丈夫です。
実家の庭の50cm程度の株は全然元気なので、
25cmを超える程度までは防寒対策が必要かもしれません。
●Eucalyptus polybractea(15cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
風さえなければこの気温では全然大丈夫です。
まだ幼いことが大きな要因かもしれません。
気温がもう少し高くても、とにかく風に弱いです。
●Eucalyptus forrestiana(10cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
かなり小さい状態での寒風は耐えられないようです。
簡易温室内では元気なものです。
●Eucalyptus pachyphylla(15cm)
(全体がヘロヘロになる)
→簡易温室退避で問題なし
小さい状態での寒風は耐えられないようです。
簡易温室内では元気なものです。
<耐寒性低めでも簡易温室では問題のないもの>
※野外吹きっさらしではどうなるか不明です。
●Eucalyptus decipiens(25cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus pruinosa(15cm)
●Eucalyptus rudis(45cm)
→葉が固くなりますが、痛みはなし
●Eucalyptus pleurocarpa(15cm)
●Eucalyptus extrica(15cm)
●Eucalyptus erythrocorys(30cm)
●Eucalyptus pachyloma(5cm)
→新芽が赤くなりますが、痛みはなし
●Eucalyptus macrocarpa(15~25cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus rhodantha(5~15cm)
●Eucalyptus uncinata(45cm)
●Eucalyptus accedens(1.5cm)
→全く痛みなし
<葉に少し痛みはあるが株自体は元気なもの>
●Corymbia citriodora(120cm)
→葉が少し焼け、赤くなっているが新芽も何とか無事
<寒風に少しだけヘタるが耐えきれるもの>
●Eucalyptus globulus(20~45cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus polyanthemos(30~40cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus muelleriana(20cm)
●Eucalyptus websteriana(25cm)
●Eucalyptus smithii(20cm)
●Eucalyptus albopurpurea(30cm)
●Eucalyptus melanophloia(50cm)
●Eucalyptus 'Moon Lagoon'(20cm)
●Eucalyptus leucoxylon ssp. pruinosa(15cm)
→夜間に少し葉がヘタるが昼には復活
●Eucalyptus melliodora(40cm)
●Eucalyptus kruseana(35cm)
●Eucalyptus sideroxylon(20cm)
●Eucalyptus torquata(50cm)
→新芽の一部のみ一日中ヘタるが株自体は無事
<思っていたより耐寒性があったもの>
●Eucalyptus staigeriana(30cm)
●Eucalyptus orbifolia(50cm)
●Eucalyptus cladocalyx nana(18cm)
●Eucalyptus gillii(20cm)
●Eucalyptus lehmannii(40cm)
●Eucalyptus albida(15cm)
●Eucalyptus crucis(25cm)
●Eucalyptus tetraptera(20cm)
●Eucalyptus pluricaulis ssp. porphyrea(15cm)
●Eucalyptus caesia ssp. magna(25cm)
●Eucalyptus macrocarpa(15cm)
→ヘタりも痛みも全くなし
<成長したり新芽を展開するもの>
●Eucalyptus gunnii(10cm~60cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus perriniana(40cm)
●Eucalyptus nitens(20cm)
●Eucalyptus aromaphloia(25cm)
●Eucalyptus glaucescens(20cm)
●Eucalyptus dives(15cm)
●Eucalyptus dalrympleana(5~20cm)
●Eucalyptus rubida(5~20cm)
●Eucalyptus nova-anglica(5~20cm)
●Eucalyptus urnigera(5~15cm)
●Eucalyptus neglecta(2~8cm)
●Eucalyptus tenuiramis(25cm)
●Eucalyptus risdonii(20cm)
●Eucalyptus delegatensis(10cm~20cm)※全てのssp.含む
●Eucalyptus parvula(25cm)
●Eucalyptus cordata(25cm)
●Eucalyptus scoparia(35cm)
●Eucalyptus coccifera(5cm)
●Eucalyptus cephalocarpa(2cm)
●Eucalyptus cypellocarpa(2cm)
●Eucalyptus subcrenulata(8cm)
●Eucalyptus ovata(5~30cm)
●Eucalyptus pauciflora ssp. niphophila(5cm)
●Eucalyptus pauciflora ssp. debeuzevillei(5cm)
●Eucalyptus vernicosa(2cm)
これらの品種は本当に凄いですね!
家ではgunniiやperrinianaなどは寧ろ冬季の方が元気な程です。
野外越冬で気づいたポイントとしては、
・耐寒性が増す樹高のポイントは25cm以上
・風にさえ気をつければかなり耐える
・少し肌寒くなった間から寒さに慣らせておく
・水遣りのタイミングに気をつける
などです。
その中でも寒風だけは本当に怖いですね。
調べたところによると、
体感温度は風速1mでおよそ1℃下がるようです。
マンションでは寒さには強風が付きものですから。。。
全て無事に越冬できるように学びながら頑張ります!- # by eucalyptus_k | 2010-12-26 20:10 | ユーカリ(栽培知識)