Eucalyptus pulverulentaの苗
以前にユーカリ紹介で紹介したpulverulenta!
その際は外部の樹木になった個体を紹介しましたが、
紹介した少し後に、苗を手に入れて育てています。
どうです??ちっちゃくて可愛いでしょう?★★★
私がたくさん育てているユーカリの中で、
特別な思い入れのあるユーカリなんです!
今、一番好きなユーカリは?って聞かれたら
迷わずpulverulenta!って答えると思います。
私は元々、路上に生えているcinereaを見て、
その美しさにやられたのがユーカリに興味を持ったきっかけでした。
cinereaはずっと私の中でトップクラスに好きなユーカリですが、
今はpulverulentaが少し抜いて1位になっています。
何で?って言われると、、、
以前の紹介で登場した樹木のpulverulenta。
余りの立派さと美しさが私に元気をくれるんです。
今でも辛いときとか悲しいときにふと見に行っちゃったりします。
今回紹介した写真のような可愛らしい苗も、
いつかは下記のように大きくて立派な樹木に育てばいいな。
今回紹介したpulverulentaの苗は、
将来機会があったら地植えにしたいと思っています。
うちにあるユーカリの中で、
pulverulenta、cinerea、Baby Blueは非常によく似ています。
多分、全てがシルバーダラーや銀丸葉、銀世界として売られており、
普通の人には、全て同じ種類のユーカリに見えると思います。
私も最近、色々なところで見かけて観察するので、
見た目でも何となくわかるようになってきましたが、
大きく違うなあと思うのはその香りでしょうか。
●pulverulenta…スッキリスカッと一本で香る柑橘系ミントの香り
●cinerea…シネオールがガツンとくるヘアトニックのような香り
●Baby Blue…爽やかで甘い柑橘系女性用香水のような香り
土壌などによって変わることもあると思いますが、
とりあえずこんな感じに思いますっ!- # by eucalyptus_k | 2009-07-21 23:55 | ユーカリ(その他)
【ユーカリ紹介-06】
ユーカリ・ベイビーブルー (Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue')続きまして第06回目は
前回紹介したpulverulentaの亜種。
pulverulentaと同じく銀世界ユーカリとして有名で
Little Boy Blue(リトルボーイブルー)という販売名でも知られる
ユーカリ・ベイビーブルーです。
◎ユーカリ・ベイビーブルー
【学名:Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'】
【英名:'Baby Blue' Eucalyptus】
大葉で肉厚のpulverulentaが
より切枝として活用しやすいように改良された園芸品種です。
pulverulentaより遥かに小ぶりで
葉の表面に少し光沢があるのが特徴です。
pulverulentaの葉のように、激しく粉を吹かず
非常に眩しいエメラルドグリーンの葉が際立っています。
このBaby Blueは、銀世界ユーカリや
リトルボーイブルー名で販売されているのですが、
最近まで、その品種の判別には本当に苦労していました。。。
肉厚で大葉、白銀色の美しいpulverulentaの印象が強すぎて、
異なった亜種が存在することを全く想定できなかったためです。
pulverulentaとの大きな相違点は、その強く甘い香りです。
pulverulentaはミント系&柑橘系の
非常に爽やかな香りがします。
ところがこのBaby Blueは
柑橘系香水のような非常に甘い香りが強くします。
本当に両者で違う香りがするため、
まさか亜種だとは思ってもいませんでした。
pulverulentaでは、
花を咲かせるのに2m近くまで育てる必要がありますが、
Baby Blueは、1m程度の樹高でも
花を咲かせることができるそうです。
また大きくなれば10m以上にまで育つpulverulentaに対して、
Baby Blueは大きくても6m程度の低木止まりです。
このあたりからも切枝用に改良された
園芸品種であることが伺えます。
私がこのユーカリと出会ったのは、
cinereaを探しているときに、
銀世界ユーカリ名で購入したのが最初です。
その後、リトルボーイブルー名で
販売されているユーカリを購入したところ、
全く同じ外観と香りだったので
これらは同じ品種だなと確信しました。
このリトルボーイブルーという名称は、
その形状と色が、マザーグースに登場する
青い服の羊飼いの少年みたい
ということで付けられた販売名だそうです。
このBaby Blueについては
銀世界ユーカリという名称より、
Baby Blueやリトルボーイブルーの方が
このユーカリの外観をうまく表現できていると思います。
とにかく、このユーカリ!良い香りがします。
女性を中心に大ウケする甘い香りです。
Baby Blueは原種に比べると、少しデリケートなところもありますが、
日本の環境&鉢植えでも比較的育てやすいユーカリです。
特に冷涼地で日光のふんだんに当たる環境がある場合には、
とても育てやすく、素晴らしいユーカリになります。
余り大きく育つことのない品種ですから、
植木鉢でコンパクトに管理するのには非常に向いています。
また切枝用に改良された品種のため、脇芽もたくさん出ます。
原種のpulverulentaに比べると、
日陰にも少しだけ強く、どこでも安定して育ちますが、
成長力旺盛なpulverulentaとは大きく異なり、
ユーカリ中では非常に成長速度の遅い品種です。
じっくり育てながら楽しむ方にオススメです。
半日陰の環境でも十分に育てられますが、
葉を大きく健康に育てたい場合は良く日光に当ててください。
また、植え替えについては原種同様に弱い方ですので、
植え替え時には根を痛めないように気をつけてください。
また、Baby Blueは、高温多湿な大阪などの夏は
とても苦手としているようです。
育てる地域によっては、
梅雨時期~夏場の少しの葉痛みは
ある程度許容する必要があるかもしれません。
また、風通しの悪い場所で育てると、
株元の葉の密集した部分が蒸れて、
下葉が激しく散ってしまうことがあります。
あまりに暑く、雨の多い夏の場合は、
激しく高温障害の症状が出ることもあります。
そのような場合には、少し涼しく、
風通しの良い場所に退避することも検討してください。
この高温多湿に極端に弱い性質が若干の鬼門ですが、
余程のことがない限りは、葉が傷んだり散ったりするレベルで、
枯死してしまうようなことはありません。
季節が涼しくなれば、新たに新芽を吹きますが、
前述した通り、成長の非常に遅い品種のため、
完全に復帰するには少し時間がかかります。
とにかく夏場は、涼しく風通しの良い場所で育てるのが、
葉を綺麗に保つコツになります。
栽培環境によっては、葉が蒸れないように
初夏の段階である程度葉を間引くのも良いかもしれません。
Baby Blueは、ユーカリの中では珍しく、
虫害に合いやすいユーカリでもあります。
新芽にはアブラムシがつくことがあり、
風通しの悪い環境では、
ハダニの被害が酷く出ることもあります。
Baby Blueは、園芸品種として改良された品種のため、
少しデリケートな性質になっているのかもしれません。
耐寒性はpulverulentaには劣るものの、
-8℃以下の環境で冬を越した実績があります。
gunniiよりは幾分乾燥気味に育てた方が
耐寒性も増し、安定して冬を越せるでしょう。
ユーカリの香りに興味があって育ててみたい!
庭木にするのは困るけど鉢植えでコンパクトに育てたい!
あまり短期間で大きくなりすぎないユーカリが良い!
冷涼地や寒地でも育てやすい丸葉ユーカリが良い!
なんて方にはとってもとってもオススメのユーカリです
育ててみたい方には素晴らしい農場をご紹介します。
気軽に声をかけてくださいね。
家では水差しにした後、
干してお風呂に入れるのが定番になっています^^
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<栽培難易度:B+>
香良さ:★★★★★
香強さ:★★★★★
成長力:★
要水分:★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★★★
耐日陰:★★★
耐移植:★
耐寒性:★★★★
耐暑性:★
耐病虫:★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい- # by eucalyptus_k | 2009-06-02 20:15 | ユーカリ紹介
銀世界ユーカリ復活!
以前の日記でご紹介した銀世界ユーカリ【Baby Blue】。
購入時から酷い有様で、
地虫駆除のため強引に植え替えを行った結果、
より痛んでしまい以下のような姿になっていました。
痛みはどんどん進行していくので、
止むを得ずに痛んだ二本の枝(全ての枝)をバッサリといきました。
枯れてしまうことを覚悟での一か八かの賭けでした。。。
そうしたら!この度、たくさんの新芽を出してきました!
切り株の根元から元気よく芽吹く新芽!
非常に美しいレイアウトだと思いませんか?
大きくなって、甘くやさしい香りで、
たくさんの人々を幸せにして欲しいと願っています^^- # by eucalyptus_k | 2009-06-02 02:38 | ユーカリ(その他)
【ユーカリ紹介-05】
ユーカリ・プルベルレンタ (Eucalyptus pulverulenta)続きまして第05回目は
フラワーアレンジや切枝で人気!銀世界ユーカリとも呼ばれる
ユーカリ・プルベルレンタです。
◎ユーカリ・プルベルレンタ
【学名:Eucalyptus pulverulenta】
【英名:Silver-leaved Mountain Gum】
たまたまドライブをしていたら、
立派なpulverulentaの木を見つけたので
いきなり写真を撮って紹介してみました!
大きな葉は缶コーヒーの缶くらいの大きさがあり、
新葉は白銀エメラルド色のcinereaとはまた違った感じで
白銀水色に光り輝き、私のハートを射止める
ここのところ私の中で人気急上昇中のユーカリです!
私のところで育てているpulverulentaです。
まだまだ小さく可愛らしいのですが、
それでも葉はかなり分厚く、
他のユーカリと比べても非常にしっかりとしています。
これから大きくなっていくのがとても楽しみですね。
銀世界ユーカリとも呼ばれるこのユーカリは、
フラワーアレンジでは非常に人気のあるユーカリです。
半ばドライフラワー化した切枝を、
花屋さんで見かけたことがある人もいるのではないでしょうか?
この肉厚な葉は、切枝になっても中々朽ちずに
長期間にわたってその形状を保ちます。
大きな特徴は枝を囲むように生える逆ハート型の肉厚な大葉、
そして2枚目の写真でわかるでしょうか?
枝の先端の新芽が大きな花の蕾のような形をしています。
もう一つの特徴は、
主幹からキッチリ90度の角度で伸びる枝です。
下の写真を見てください。
主幹が中心に通っていて、
多くの枝がそれから直角に出ていることがわかります。
この性質がpulverulentaの際立った外観を形作っています。
丸葉ユーカリの多くは、幼いうちは綺麗な丸葉をしていますが、
大きく成長するにしたがって、
末葉と呼ばれる槍の先ような細葉へと変貌を遂げていきます。
あのcinereaやgunniiも最後は細長い槍型の葉になります。
しかしこのpulverulentaは大きく成長しても
丸葉を維持し続けるユーカリなのです。
pulverulentaは比較的日本の気候にも合っており、
育てやすいユーカリといえますが、
どちらかというと冷涼な地域の方が育てやすく、
本来のパフォーマンスが出やすくなっています。
用土の過湿には比較的強い耐性を持っているのですが、
実際はgunniiなどと比べるとかなり乾燥を好みます。
ただししっかりと根を張った株の場合は、
gunniiと同程度の吸水を必要とする場合があります。
葉が分厚くしっかりとしているため、
水切れのサインがわかりにくいのが玉にきずです。
ただ、比較的乾燥に対する耐性も持ち合わせているため、
gunniiやcinereaよりも少し乾燥気味に管理することで、
より元気な株に育てることができるでしょう。
露地植えにすると、なかなか立派な樹木へと成長しますが、
元々あまり大きく育つ方ではなく、
10m程度の潅木型(Mallee)の樹木へと育ちます。
一方鉢植えで育てると、綺麗な樹形を維持するのが中々難しく、
徒長してヒョロ長く育ってしまうことが多いです。
これはpulverulentaがユーカリの中でも
特に根のデリケートな品種であることが原因かもしれません。
根張りの良さが、そのまま成長力に直結する品種といえます。
細かい根を縦横無尽に張り巡らすので、
植え替え時に植え痛みの起こりやすい品種でもあります。
植え替えや定植の際は根を痛めないよう十分に気をつけてください。
最高樹高はそこまで大きな品種ではありませんので、
比較的低樹高の鉢植えでも開花を実現することができます。
実家の庭にある立派なpulverulentaの株が、
140cmくらいの樹高で初めて開花をして、
そこから毎年開花を続けています。
pulverulentaは非常に美しい銀葉が魅力の品種ですが、
開花を目指すことも大きな楽しみになります。
pulverulentaは、gunniiやcinereaに比べると、
かなり日光が好きな品種になります。
日陰や日当たりの良くない場所で育てると、
いつまでも小さな葉のままで貧弱に育ち、
病気にもかかりやすくなります。
できることなら一日中日光の良く当たる環境が推奨です。
日焼け止めの役割を持つ白い粉をたくさん吹いているため、
日本の夏の直射日光や西日もものともしません。
ただし、日本の都心部の夏の暑さはあまり得意ではありません。
これは決して暑さだけに弱いというわけではなく、
高温に多湿が加わった環境を苦手としています。
この原種のpulverulentaの場合は、
高温障害の症状が出ることは稀ですが、
できることなら、日光が良く当たり、
風通しの良い場所で管理するとより安心です。
ただし、夏の間はあまり成長が進まなくなります。
耐寒性はユーカリの中でも非常に強い方で、
-15℃の積雪環境下でも生き残ったという実績があります。
冬季は特に乾燥気味に育てることで耐寒性が増します。
寒い場所でも、安心して育てることができるユーカリです。
気になるpulverulentaのその香りは、
cinereaに比べると非常に爽やかで快適な香りが楽しめます。
シネオールやミントのスーッとした香りをベースに
オレンジのような柑橘系の香りが非常に強く香ります。
一言でいうとジューシーミントといった感じの香りです。
精油含有量も非常に豊富で、
エアフレッシュナーなどにもオススメの品種です。
pulverulentaは、ユーカリ中でも香りが強く、
トップクラスに良い香りのするユーカリです。
pulverulentaが栽培用に販売されていることは非常に稀ですが、
興味のある方には素晴らしい農場をご紹介します。
是非、一度育てていただきたい品種です!
白銀色に輝く、変わった佇まいのpulverulentaは、
近未来的な庭を演出する庭木として、
個人的に凄く魅力を感じています!
勝手に。。。ですが、
将来のユーカリ庭木候補No.1です!w
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<栽培難易度:B>
香良さ:★★★★★
香強さ:★★★★
成長力:★★★
要水分:★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★★
耐日陰:★★
耐移植:★
耐寒性:★★★★★
耐暑性:★★
耐病虫:★★★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい- # by eucalyptus_k | 2009-05-26 01:59 | ユーカリ紹介
ユーカリの挿し木は困難。。。
先日チャレンジした銀世界ユーカリ=Baby Blueの挿し木!
私の挿し木秘伝の土、赤玉土+パーライトでトライ!
準備は万全ですが、
事実上ユーカリの挿し木はほぼ不可能で、
プロの園芸業者でも舌を巻くといいます。
結果は。。。
パリパリに枯れてしまって失敗。。。
これで4度目の失敗です。
これは分解してお風呂に使います><;- # by eucalyptus_k | 2009-05-20 20:16 | ユーカリ(栽培知識)