macrocarpa(マクロカルパ)立ち枯れの要因を推測
Eucalyptus macrocarpaの枯死はとどまるところを知りません。
まあ、これは以前からのことなのでもうへこたれませんが。。。
どんどん枯れて、どんどん播いているため、
苗の実数はあまり変わらないという現状です(笑)
もちろん、転んでもただでは起きません。
枯らせたからには必ず何か掴んでいきます。
最近、「?」と思うことが二つあります。
その私見について書いてみたいと思います。
<水遣りの仕方に問題あり?>
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しっかりと大きく育った植物については、
夏場は表面が乾いたら水遣り、
冬場は表面が乾いて2~3日で水遣りという
教科書通りの方法を各植物に合わせてアレンジして実施しています。
もちろん空気の入れ替えを兼ねて、
水を遣るときはたっぷりと、です。
これで、久しく根腐れする植物は出していません。
ところが苗については、通常通り水を遣ると、
水流が強すぎて、苗を倒してしまうことがあるため、
私の場合は、底面給水、
もしくは霧吹きによる水遣りを行っています。
もしかするとこれがmacrocarpaには
良くないのかもしれないなとふと思いました。
室内で管理していると、用土の表面に埃がたまります。
底面給水ではいくら給水しても表面には影響が無いため、
埃はたまるだけたまっていき、不衛生な状態になります。
また、底面給水では、通常の水遣りでは行われるはずの
用土の空気の入れ替えや浄化も不十分となるのではないでしょうか。
次に霧吹きによる水遣りですが、
これは用土の下から水が流れ出るほどの給水にはなりません。
そこまで霧吹きで給水しようとすると
かなり過酷で指がつりそうになります^^;
霧吹きによる給水では、用土表面にたまる埃は流れて綺麗になりますが、
よくよく考えてみるとそれは、
全て用土内にたまっていることになりますね><;
また、これでも同様に用土内の空気の入れ替えはできていません。
これらの要因により、
用土が不衛生な状態となり、
立ち枯れを誘発しているのかもしれません。
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<種の品質に問題あり?>
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色々なユーカリの種を播いていると、
カビやすい種、立ち枯れしやすい種があるように思います。
現在、macrocarpaに関しては、
4箇所の種屋から取り寄せた種が計20g近くあります。
このうちの最も由緒正しき種屋から取り寄せた15gが
最も立ち枯れ率が低いように思います。
これは同じ用土で同じ時期に播いても、
格段にわかるほど差が出ます。
これから、さらに何度も播くでしょうから。。。
色々とデータを取っていきたいと思います。
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また、下記のケースにてそれぞれ種播を行っています。
●用土のみ殺菌消毒
●用土と種子を殺菌消毒(オーソサイドによる)
●用土と種子を殺菌消毒(ストマイによる)
●用土も種子も殺菌を行わない
どんどん試して、どんどん身にしていきたいと思います。
これからもどうぞ、温かい目で見守ってやってくださいませ。- # by eucalyptus_k | 2010-03-08 21:32 | ユーカリ(栽培実績)
ユーカリ育成ブログです。タネを輸入して150種以上のユーカリを育てています。 By eucalyptus_k
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