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今がイチバン良い季節♪

南向きの家のベランダは
天井がかなり先までせり出しているので、
雨の日でも洗濯物が干せます♪

でも、夏季には
日照が皆無となってしまいます(><)

ベランダと外を仕切る壁は
硬い石造りで全く日光を通す隙間もありません。

そのため、冬季は陽が傾きすぎて、
全ての日光はユーカリを飛び越えて、
室内にのみ降り注ぐことになります。

最も日照が良くなるのが春と秋。
今の季節だけですね。

その季節限定でようやく、
半日もの間、直射日光が当たる
半日陰の環境となっています。

最近はあまり剪定もしなくなったので
ベランダはかなり茂み状態ですw

fancybox記事164の画像1

我が家でユーカリが最も成長するのは
3~5月と9~11月なんですね。

真冬はともかく、梅雨~真夏はズタボロ...
本当にこんな環境でユーカリを育てている私は
正直、ちょっとマゾで凄い?と思います!(笑)

# by eucalyptus_k | 2011-10-14 08:15 | ユーカリ(栽培実績)
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我が家の栽培環境

最近、ユーカリ栽培のポイントについて色々と書いていますが、
これだけは本当に環境によって大きな差が出るため、
中々、これといったオールマイティな方法は導き出せません。

一日中日光の良く当たる、風通しの良い広い庭があれば、
それだけでユーカリなんて
大して難しいものでもなくなるでしょう。
また真夏などで一番怖いのは水切れになってくるでしょう。

しかし、日照の悪い環境や風通しのよろしくない環境の場合、
用土や水分管理に気を使い、難易度も少し高くなります。
その中で一番怖いのは過湿になってくるでしょう。

私がユーカリを育てているベランダは、
通常のベランダよりさらに日照や風通しも悪く、
ユーカリを育てるのには不向きな環境であるといえます。

そのため、私は少し難しく
ユーカリ栽培について考えなければなりません。
今日は我が家がどのような環境なのかをご紹介します。

私の書いたユーカリ栽培のポイントは、
我が家の環境での今時点の最善の栽培方法です。
皆さんの環境と比較して考えてみてください。

ベランダは南向き(厳密には若干南西向き)です。
そのため、夏季には西日だけは良く当たります。

まずはベランダへ出て、右側の状態です。

fancybox記事142の画像1

扉のすぐとなりには大きな簡易温室が二つ置いてあります。
もう少し暖かくなったら、覆いを完全に取り去る予定です。
上段はポット苗、最下段は鉢植えを置いています。
その向こうにはスクラムを組んだ鉢植えが並んでいます。

fancybox記事142の画像2

これはその奥の鉢植えゾーンの写真です。
鉢植えが五列でぎっしりと並んでいます。
こちら側にも室内とつながる扉がありますが、
この扉は完全に封鎖されています。
最奥の右手に見える白いものはクーラーの室外機です。

また、写真上部に物干竿が見えると思いますが、
こちらには毎日洗濯物をぶら下げているわけです。
これが空気の流れの滞留とさらなる過湿を招きます。
また、季節によっては日光を遮る要因にもなります。

春と秋は列の真ん中、冬は列の奥のみ、
夏は列の最前列のみに直射日光が半日程度当たります。
最も太陽の高くなる季節(5~7月)の日照が最悪です。

fancybox記事142の画像3

これはこの鉢植えゾーンをより幅広く写した写真です。
左の壁は完全に日光と風をシャットアウトするので、
冬の寒風やビル風、突風を防いではくれるのですが、
空気の流れをかなり悪くする要因にもなっています。

鉢植えの前の歩けるスペースは狭く、人のすれ違い不可です。
完全に植木鉢が占めている範囲の方が広くなっています。
左の壁の上の柵に折りたたみ式の物干竿が見えるでしょうか。
これを広げてしまうと猿の綱渡りのようにしないと歩けません。
また日光を遮るので靴下くらいしか干せませんToT

fancybox記事142の画像4

これが壁と天井を映した写真です。
今までの写真を見て比較的明るいじゃないか
と思われた方もいるかもしれませんが、
この写真を見ると、屋外と比べて、
ベランダがどれだけ暗いかわかっていただけると思います。

壁は分厚く、天井も壁と同じ範囲まで外に出ています。
内側の物干竿に洗濯物を干した場合には、
台風級の暴風雨でもない限り雨はかかりません。
その代わり日光もかなり届きにくくなってしまいます。
柵の向こうにプランターをくくりつけてあるのが見えるでしょうか。
ここが唯一確保できた一日中直射日光ゾーンなのです。

次にベランダへ出て、左側の状態です。

fancybox記事142の画像5

このスペースは冬以外の季節には非常に良く日光が当たります。
また、ベランダの中では最も風通しの良いスペースです。
そのために少し気難しいユーカリ達を置いています。

ネックとしては、直接ここでは水遣りができないので、
水遣りの際にはわざわざ鉢を移動して水をやり、
水を切ってから元の場所に戻す作業が発生します。

これが我が家の栽培環境の全容です。
とにかく、壁が分厚く、天井もかなり外までせり出しているので、
風の動きがなく、日照もかなり制限される環境です。

恐らく普通のマンションのベランダであれば、
壁が透明で、ある程度の日光を通す素材のものであったり、
壁や柵自体、またはその下部に、
風を通せるスペースのあるものが多いのではないでしょうか。
そのようなベランダに比べると、強風や雨を防げる傍ら、
かなり湿気のこもりやすい環境になってしまいます。

また私のマニア魂のせいで、
異様に鉢が密集していることも
空気の滞留と湿気を招いていると思います。。。

この環境をご参考にしていただき、
ユーカリ栽培のポイントと照らし合わせてみてください。

# by eucalyptus_k | 2011-04-24 16:51 | ユーカリ(栽培実績)
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AM2:00 寒風に負けないユーカリ達

またまた寒波がやって参りました。
最近は事前に天気予報をチェックすることが
日課になっているのでかなり把握できています。

ただいま夜中の2時。
風の当たらない比較的緩やかな場所に置いてある
温度計の数値はマイナス3℃

そして何よりも恐ろしく風が強いです。
鉢土上部がぶっ飛び、窓ガラスがバンと鳴り、
ヘタに窓を開けると閉まらなくなるほどの強風。
軽く風速10mは超えていると思われます。
体感温度を計算するとマイナス15℃近いでしょう。

風が良く当たる場所に干している雑巾は
風に揺れることもなくバリバリに凍っています。

多くのユーカリは風が直接当たらない場所に置き、
寒さに弱い品種は簡易温室内で風を完全に凌いでいます。

そんな中で強風をまともに浴びる場所があります。
ここには寒さに強いユーカリを置いています。
今、この場所のポット苗を確認してみたところ、
全ての用土がカチカチに凍っていました。

fancybox記事128の画像1
※用土が凍って膨張しています。。。

glaucescens/urnigera/subcrenulata/vernicosa
pulverulenta/gunnii/archeri

全て最強の耐寒性を誇る品種ばかりです。
用土がカチカチに凍ろうが
強風に90度倒されるほどにあおられようが、
葉の色一つ変えることなく元気です。

こちらはglaucescensです。

fancybox記事128の画像2

支柱をしていないので強風に90度まであおられています。

vernicosaなんて1cm程度の超幼苗ですが、
全く動じることなく存在しています。

fancybox記事128の画像3

もちろん用土はカチカチ。。。
本当にびっくりするほど強健ですね。

そんな中に混じって、
西AZ出身のalbidaの苗が3ポット混ざっています。

fancybox記事128の画像4

同じように用土はカチカチに凍っています。
下葉は寒さで紫色に痛んでいますが、
それでも枯れることなく生き残っています。

fancybox記事128の画像5

albidaにはかなりの耐寒性があるようです。

その他では寒さに弱いと言われる
レモンユーカリ(citriodora)も強風に揺さぶられています。

fancybox記事128の画像6

全ての葉が赤みがかっていますが、
新芽も枯れずに元気です。

だんだん過保護から放任主義になってきた私。。。
明日の朝まで強風寒風に負けずに頑張れ!!

# by eucalyptus_k | 2011-01-16 03:11 | ユーカリ(栽培実績)
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本格的な寒さの到来とユーカリ

昨日はついに本格的な寒さがやってきました。
大阪でもマイナスに食い込むほどの寒さで、
水面に氷が張るような状況にまでなっていたようです。

今までは寒くても6℃程度だった暖かな家のベランダでも、
昨日は1℃くらいまでは冷え込んだのではないでしょうか。

朝起きてみると、
寒さで先端のヘタった株がいくつかありました。

特に酷いのがこの4株、、、
Eucalyptus camaldulensis
fancybox記事125の画像1

新芽を含む先端が完全にヘタっています。
ちょうど水を与えた直後だったのが災いしたのかもしれません。

Eucalyptus pachyphylla
fancybox記事125の画像2

Eucalyptus gamophylla
fancybox記事125の画像3

先端が完全に折れ曲がって、
いつもは硬めの葉がヨレヨレになっています。
元々あまり寒さには強くない品種なのかもしれません。

Eucalyptus polybractea
fancybox記事125の画像4

そんなに寒さには弱くはない方なのですが、
これもちょうど水を与えた直後だったのが
災いしたのかもしれません。
元々、いきなり水切れするような目の離せない品種です。

他にも軽度ですがいくつかあります。

Eucalyptus Moon Lagoon
fancybox記事125の画像5

新芽の先っぽがヘタって曲がっています。
さすがにいきなり冷えて少し参ったのでしょうか。

Eucalyptus kruseana
fancybox記事125の画像6

横から出た新芽だけが完全にヘタっています。
しっかりと育った葉には一切影響はありません。

Eucalyptus albopurpurea
fancybox記事125の画像7

この品種は寒風をビュンビュン食らうとすぐヘタりますが、
風がやみ、寒さが控え目になるとすぐに戻ります。

Eucalyptus leucoxylon ssp. pruinosa
fancybox記事125の画像8

この品種も少しでも寒風を食らうとヘタったり、
朝方少し冷え込んだだけでヘロヘロになりますが、
太陽が昇って暖かくなるとすぐに戻ります。

他にもtorquata/polyanthemos/melanophloiaなども、
先端の葉が少しヘタっていました。

結局、夕方には寒さが控え目になり、
夜は6℃くらいまで気温が戻ってきたようです。

夕方に観察したらほとんどの品種は無事に戻っていました。
※gamophyllaは単純に水切れだったようです。。。

pachyphyllaの調子だけがイマイチ戻らないので、
簡易温室に避難させたところ、夜半には無事戻っていました。
残念ながらkruseanaの新芽だけはやられてしまったようです。

ちなみにkruseanaはしっかりと育った葉や株については、
昨日ほどの冷え込みでは全然被害は受けていません。


一方、寒さに弱い?と心配のmacrocarpaはどうでしょう。
我が家では最も日当たりの良い場所に置いていますが、
この場所は寒風をまともに受ける、最も冷え込む場所でもあります。

fancybox記事125の画像9

特に何も被害は受けていません。
今年の初冬の木枯らし一号では少しだけ葉が痛みましたが、
その経験をバネにして、また少し寒さに強くなったようです。
成樹の耐寒温度は-3℃~-5℃と言われています。
家のベランダでは越冬が可能ではないかと思っています。

他では寒さに弱いと言われているレモンユーカリも、
全く被害を受けていません。(樹高は1m20cm程あります。)
これも家のベランダでは越冬ができると考えています。

最後に、この季節に一際美しい!
タスマニア出身の2つの品種をご紹介します。
ちなみにこれらの品種は昨日の寒さなどものともしません。

Eucalyptus tenuiramis
fancybox記事125の画像10

7月初旬にタネを播き、8月まではスローに成長。
9月~11月でビックリするほど成長しました。
寒くなってからは葉が白色~ピンク色になって一際目立ちます。
葉がツキヌキ状に育ってきています。
余り水のいらないgunniiといった感じで育てやすいです。

Eucalyptus risdonii
fancybox記事125の画像11

これも7月後半にタネを播き、夏は全然動かず、
10月~12月初旬のかなり涼しい時期に一気に成長しました。
寒くなってからの葉色は宝石のように白く輝いて美しいです。
今更ながら育てていて良かったなあと思わされるユーカリです。
葉は完全にツキヌキ状になっています。
かなり水が大好きで、gunniiとほぼ同様の管理で育てられます。
とにかく、めちゃくちゃ綺麗でオススメです!

# by eucalyptus_k | 2010-12-18 03:46 | ユーカリ(栽培実績)
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2010/10/24 ユーカリ育成の近況(5)

恒例の育てているユーカリたちの近況です。
今回も「鉢植えになっている」ユーカリほぼ全てを公開します。
※今回はABCD順に公開していきます。

robusuta/rudis/citriodoraなどについては、
既に大幅な剪定を行ってしまったため省いています。
robusuta/rudisについてはユーカリ紹介の写真が最新です。
またcitriodoraは2m近くまで成長していました。

この他にもポット苗が多数あります。
またポット苗にはここにはない品種もあります。
これは自身の記録としても使用しているので、
お時間のある方のみご覧になってくださいね。
何しろ数が多いですから^^;

写真は全て撮影を完了しているのですが、
数が多いため、全5回に分割してアップしています。
よろしくお願いいたします。

<バックナンバー>
・2010/5/1の状況
・2010/5/7の状況
・2010/6/5の状況
・2010/6/19の状況
・2010/8/8の状況(1)
・2010/8/8の状況(2)
・2010/8/8の状況(3)
・2010/8/8の状況(4)

●Eucalyptus rubida
fancybox記事115の画像1

種播時期:昨年冬
現在樹高:18cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3当たる日陰

一度はホコリダニの被害で新芽が全部枯れましたが、
薬をまいた後に新しい新芽が出てきたところです。
とにかく余り上に伸びずに、たくさん脇芽を出していきます。
本来はピンクがかるほどの銀丸葉が特徴の品種ですが、
日照不足のため、緑色の濃い細長い葉になっています。
暑い夏は苦手で、涼しくなってからが本領発揮です。
かなり水が好きで、水切れが急に起こるので注意が必要です。

●Eucalyptus scoparia
fancybox記事115の画像2

種播時期:苗を譲受
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

Osakano_Jieさんに頂いた苗です。
日陰&過湿に強く、ベランダで育てるのに最適なユーカリです。
家のベランダでは最も日光の当たらない場所に置いていましたが、
少し徒長はしているものの、かなり大きく成長しています。
直射日光ガンガンの実家の庭に置いていたものは、
かなり葉焼けして枯死寸前で、
最近涼しくなってから伸び出しています。
わかりにくいですが、ハダニの被害をかなり受けていました。

●Eucalyptus sideroxylon rosea
fancybox記事115の画像3

種播時期:今年春
現在樹高:25cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

過湿にかなり弱く、根腐れしやすいユーカリトップクラスです。
また、かなりの日光を必要とし、
日陰だと生育が極端に悪くなります。
日本でも結構見かけるユーカリなのですが、意外に一癖あります。
家でも意識して日光に当てていかないと、
中々成長が進まずにうどんこ病の被害が出たりします。
暑い夏の方が良く成長していたように思います。

●Eucalyptus smithii
fancybox記事115の画像4

種播時期:今年春
現在樹高:18cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

暑い夏の直射日光に当てると、葉焼けしたり、ヘロヘロになり、
中々成長も進まず、意図的に半日陰の場所で養生させていました。
最高気温が30℃を切りだした頃から急激に成長が進みました。
どちらかというと水が好きで、急に水切れがやってきます。
暑さに弱く、少しデリケートなviminalisといった感じです。
家のようなベランダでは比較的育てやすい品種です。

●Eucalyptus staigeriana
fancybox記事115の画像5

種播時期:今年春
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外(簡易温室も検討)
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

家ではあまり病害虫の影響を受けずに着実に成長していきました。
半熱帯のユーカリだからでしょうか?
比較的空中湿度の高い環境を好むように思いました。
水もcitriodoraなどと同様にかなり必要とする品種で、
家のベランダの環境にもかなり合ったユーカリであるといえます。
フルーティーな香りのユーカリではトップクラスに良い香りです。
ただし、発芽率の悪さが驚異的で、タネをグラム単位で播いて、
たった3苗しか発芽しなかったという最低の実績があります。。。

●Eucalyptus tenuiramis
fancybox記事115の画像6

種播時期:今年春
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

家のベランダでは若干日照不足が否めませんが、
日本ではかなり育てやすいユーカリであると思いました。
発芽に関してが、少しテクニカルなので、
それさえクリアできれば、gunniiなどと並んで普及ができそうです。
cinereaなどと同じで
非常にスタンダードなユーカリ管理を行います。
ミント系ユーカリの代表格で病害虫被害はほとんどありません。
先の方の葉が若干ツキヌキ状になってきています。

●Eucalyptus tereticornis
fancybox記事115の画像7

種播時期:昨年冬
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

少し暖かい地方(クイーンズランド)出身のユーカリですが、
この辺りの地域は比較的雨量も多く、
日本に近い部分があるのでしょうか。
かなり育てやすく、成長の早いユーカリが多く生息しています。
他にはgrandiscitriodoraなどがありますが、
非常に育てやすいです。
このtereticornisも成長の早さが尋常ではありません。
かなり日光を必要とする品種でなので、十分な日光に当てて、
しっかりと水遣りを行っていれば、爆発的に成長していきます。
シネオールが含まれていないためか、害虫被害を受けやすいです。

●Eucalyptus torquata
fancybox記事115の画像8

種播時期:苗を譲受
現在樹高:40cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

定植してから約1ヶ月半は全く動きがありませんでしたが、
ここにきて落ち着いたのか急激に新芽を伸ばし始めました。
成長のキーはやはり十分な直射日光であると思います。
非常に乾燥好きで高温が大好きという情報もありますが、
家では思ったよりも水が好きで、涼しくなってからでも
スイッチが入れば結構成長が早いなと思いました。
イマイチ育成ポイントの掴みにくいユーカリです。

●Eucalyptus uncinata
fancybox記事115の画像9

種播時期:苗を譲受
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

気づかないうちに成長していたといった感じのユーカリです。
やはり十分な直射日光が成長のキーだと思います。
日照不足だと葉が小さく育っていく傾向があります。
発芽初期の育苗は少々デリケートですが、
ある程度大きくなってからは、比較的育てやすいユーカリです。
家ではうどんこ病被害は控え目ですが、
ハダニ
には少し苦しめられました。
葉がツキヌキ状になるという話ですが、
今のところは一つも見られません。

●Eucalyptus urnigera(Glaucous Form)
fancybox記事115の画像10

種播時期:昨年冬
現在樹高:12cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

非常に成長のキーが掴みにくいユーカリです。
かなり日光が必要であると思っていますが、
あまり暑すぎるのは得意ではないという情報もあります。
家では夏季にはほとんど成長を進めることはなく、
涼しくなってからの方が圧倒的に成長が進んでいます。
またかなり乾燥を好む品種のようにも思います。
gunniiと良く似た性質を持っているようなので、
これからの成長と冬季の活動に期待しています。

●Eucalyptus viminalis ssp. viminalis
fancybox記事115の画像11

種播時期:苗を購入
現在樹高:40cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

viminalisの原種で少し茎が赤く、葉が細長いのが特徴です。
スタンダードなユーカリ管理を行っていれば、爆発的に成長します。
日照不足だと葉が薄く、うどんこ病の被害もチラホラ見られます。
aromaphloiaとは見た目も性質も良く似ており、
パッと見はほとんど区別が付かないことがあります。

●Eucalyptus viminalis ssp. cygnetensis
fancybox記事115の画像12

種播時期:苗を購入
現在樹高:40cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

こちらは茎が緑色で少し葉が丸みを帯びているのが特徴です。
文献ではssp. viminalisより少しデリケートとありますが、
家ではこちらの方が強健で爆発的に成長していきます。
このくらいの苗の間はssp. viminalisとほとんど区別が付かず、
全く同じような管理を行っています。

●Eucalyptus viridis
fancybox記事115の画像13

種播時期:昨年冬
現在樹高:25cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

十分な日光を当てていればより丈夫な株に育ちます。
最初の発芽率が非常に良いので、かなりの数の苗を抱えました。
暑い夏の間の成長が著しく、最近は少し控えめになりました。
あまり水を必要とせずに、放置していると勝手に育っていきます。
意外にうどんこ病被害にあいやすいユーカリですが、
薬をかけても余り薬害が出ることもありません。

●Eucalyptus websteriana
fancybox記事115の画像14

種播時期:苗を購入
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

とにかく恐ろしく水を必要としないユーカリです。
家では月に2回程度しか水遣りをしませんが、
一度も水切れでヘタったところを見たことがありません。
本当にほおっておくことで寧ろ元気に育つようなユーカリです。
(世話好きの人には少し不向きかもしれませんw)
家ではかなりうどんこ病の被害が多発していますが、
あまりうどんこ病ではダメージを受けないようで、
気にせずにどんどん新芽を展開していきます。

今年度はこれで全部です!
次は来年!一つも枯れることなく、
この冬を無事に乗り越えることができるでしょうか。

ちなみに越冬では、室内に入れるものは一つもありません。
寒さに弱いものは簡易温室で管理、後は野外で管理します。
簡易温室は寒風から守るだけのもので、
気温は野外と同じになります。

# by eucalyptus_k | 2010-11-01 01:05 | ユーカリ(栽培実績)
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