台風のたびに大変・・・
今回もかなりでかい台風がやってきました。
直撃ではありませんが、充分に暴風域内で
ユーカリ栽培を開始してから、最も危険な台風です。
いつも通り全てのユーカリを床に降ろし、
完全なスクラムを組みました。
ベランダには足の踏み場は全くありませんが、
そこまで密なことが寧ろ防御力を高めます。
台風が通り過ぎた後の光景です。
樹高の大きなものは、敢えてしなるようにしているので、
久々に強烈な台風でしたが、全てが無事でした。
スクラムを組むのも、戻すのも、
各2時間かかり、そこに掃除が1時間と、
1日に6時間あまりも費やす大作業です。
子供の頃は、学校が休みになる台風を
わくわくして喜んだ時期もありましたが、
今、台風はとても厄介な存在です。。。
今から配置を戻そうというところです。
頑張ります!- # by eucalyptus_k | 2012-09-30 23:12 | ユーカリ(栽培実績)
今年の夏!調子の良いユーカリ
プレウロカルパ/カエシア/ガモフィラ編先日、ご紹介しました、
今年の夏に調子の良いユーカリのうちから、
pleurocarpa/caesia ssp. magna/gamophylla
の三種をご紹介します。
左から順に
pleurocarpa/caesia ssp. magna/gamophyllaです。
まずpleurocarpaです。
これは我が家で今年一番調子が良いユーカリです。
このpleurocarpaは何と!
1日に二回もの水遣りを必要とします。
成長力も半端なく、葉もとても立派で大きいです。
今年はもっと状態の悪いextricaに先を越されましたが、
来年は開花が見込めるでしょうか? 楽しみです。
次にcaesia ssp. magnaです。
非常に強健なユーカリなので、
昨年までは日照の悪い場所に置いていましたが、
今年からは開花を目指して、フル日光の場所に出しました。
その途端、成長力に火がついて激しく成長し始めました。
このcaesia ssp. magnaも
およそ1.5日に一回の水遣りを必要とします。
また、水を切らすと、結構早く葉先に枯れが出るので、
水切れには特に注意が必要なユーカリです。
太陽をふんだんに浴びると
ウサギの団扇のように大きな葉に育ちます。
先程のpleurocarpaとこのcaesia ssp. magnaの
一升瓶との大きさ比較写真です。
そして、今日の最後は、Blue-leaved Malleeことgamophyllaです。
他の二種に比べると幾分か乾燥には強いようで、
1日一回の水遣りで、水切れは防げるようです。
このユーカリはperrinianaのように
ツキヌキ状になる品種なのですが、
今のところ、いくつかツキヌキ状の葉はありますが、
そんなに頻繁にツキヌキにはなっていないようです。
写真では、とても白いユーカリに見えるかと思います。
ところが、ほとんど粉はふいておらず、
純粋に葉色が白い感じになっています。
葉は粉をふくどころか、少し光沢がありツルツルしています。
このユーカリも低木Malleeだからでしょうか?
非常に癖が悪く、真っ直ぐに伸びてくれることはありません。
この三種全てが、比較的低木のMallee(灌木型)ですから、
我が家のベランダでも開花が見込めるかと思います。
このまま傷まずに順調に成長を続けて欲しいものですね。- # by eucalyptus_k | 2012-08-29 20:50 | ユーカリ(栽培実績)
今年の夏!調子の良いユーカリ・マクロカルパ編
先日、ご紹介しました、
今年の夏に調子の良いユーカリの一つ、
我が家のベランダのmacrocarpaを紹介します。
※比較対象の日本酒の瓶は一升瓶です。
家にはmacrocarpa ssp. macrocarpaが
合計で4本ありますが、
そのうちの調子の良い二本です。
右の株は真っ直ぐに伸ばせば
1m弱はあるかと思います。
また葉もとても硬く、
葉の端で手が切れそうなほどの硬さです。
このmacrocarpaは日照が足らないと
酷い生育状況になってしまいますが、
終日直射日光に遮光なしで当たっていても、
全く葉焼けするようなことはありません。
寧ろそのような過酷な日光が必要なようです。
冬はこの大きさでも、数週間に一回しか
水遣りを必要としないほどですが、
今の季節は、とてつもなく水食いになります。
右が終日直射日光の場所に置いてあり、
1日一回の水遣りを必須にしています。
左は午後からのみ直射日光が当たる場所で、
2~3日に一回の水遣りを必要とします。
株元からも新しい芽が二本出だしています。
我が家のように、
日光が一方向からしか当たらない環境では、
なかなか真っ直ぐには伸びてくれません。
来年、もしくは再来年には花が咲くでしょうか?
調子が良いユーカリの中では、
私が最も過保護に育てているユーカリです。
多くのユーカリは、私の過保護な管理を嫌いますが、
macrocarpaは過保護な方が良く育つようです。- # by eucalyptus_k | 2012-08-28 12:58 | ユーカリ(栽培実績)
今年の夏はユーカリさえも辛い!?
親愛なるこあら師匠のブログによると
今年の夏はとても暑く、
日本の数倍も乾燥しているオーストラリアに生息する
ユーカリでさえも根を上げているとのことです。
家でも暑さで、多数のユーカリが傷んでいます。
主な症状としては、
葉に不規則な褐色の斑点ができたり、
葉の葉緑素が少し抜けて、黄緑色になり、
規則的な斑点ができるというものです。
他には、炭ソ病のように、
葉先の方が不規則に枯れるというのもあります。
これらの症状は当初、
菌類による病気であると思っていました。
ところが涼しい季節には全く起こらず、
真夏の暑い盛り限定の症状で、
秋になって涼しくなると完全に終息するので、
この度、暑さが原因であると判断しました。
また、発生する品種は完全に限定されており、
どれも高山や冷涼な地域に生息するユーカリばかりです。
我が家で特に症状の酷い品種は
Eucalyptus 'Baby Blue'
Eucalyptus pulverulenta
Eucalyptus coccifera
Eucalyptus pauciflora ssp. niphophila
Eucalyptus delegatensis ssp. tasmaniensis
Eucalyptus nitens
Eucalyptus risdonii
Eucalyptus tenuiramis
などです。
他にいくつかの西AZのユーカリでも
似たような症状が発生しています。
夏が大好きなユーカリですが、
日本の夏のように「湿潤」が入ると
どうしても参ってしまうようです。
逆に、今年の夏に、
際立って調子が良いのが下記の品種です。
Eucalyptus macrocarpa
Eucalyptus rhodantha
Eucalyptus pleurocarpa
Eucalyptus caesia ssp. magna
Eucalyptus erythrocorys
Eucalyptus gamophylla
Eucalyptus pachyphylla
上記の中でも特に調子の良いのが、
macrocarpa/pleurocarpa/erythrocorys
caesia ssp. magna/gamophyllaです。
これらのユーカリは近日中に
写真で紹介したいと思います。
これらのユーカリは調子が良すぎて、
一日に一回以上の潅水を必要とするものもあります。
私が昼にも水遣りのできる暮らしなので良いですが、
そうでなかったら育てるのが大変です。
調子が良すぎるのも困りものですね。。。- # by eucalyptus_k | 2012-08-27 14:00 | ユーカリ(栽培実績)
今年は結構枯れる。。。
今年は結構なユーカリを枯らせています。
先日、ご報告したglobulus ssp. maideniiやgunniiの他にも、
aromaphloiaなども枯らせてしまいました。
いつも小さなポット苗は結構な確率で枯れますが、
60cmオーバーになった株が
立て続けに枯れるのは珍しいことです。
恐らく、管理のミスと天候読みの間違いにより、
過湿になったことで根が蒸れたものと思います。
他にもかなり元気だったgunnii ssp. divaricataの
40cmにもなったポット苗も枯れていました。
そして、また今日、viminalis ssp. cygnetensisが
星になってしまいました。。。
このviminalis ssp. cygnetensisは以前より
非常に調子が悪く、変な症状を発症していました。
以前にもアップした下の写真のように、
出てくる葉全てが貧弱で色素欠乏の症状が出ており、
どんどん葉が枯れていくという状態でした。
これは、微量要素の補給を行っても改善されなかったため、
恐らく、要素欠乏ではなく、何かの病気だったようです。
私はviminalisを昔から結構枯らせているので、
私の鬼門と言えるユーカリになってしまいました。
もう一つあるviminalis ssp. viminalisの方は
比較的元気なので、枯らせないように気をつけたいと思います。
冬に葉が傷む品種、梅雨に傷む品種、
そして夏に傷む品種と、ユーカリは多種多様、特徴が様々で
なかなか多数の管理は難しいところですね。
これも経験として、
次へのステップにしたいところです!- # by eucalyptus_k | 2012-08-15 17:08 | ユーカリ(栽培実績)