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ユーカリ・ウッドワーディー(woodwardii)の開花

以前から何度も蕾が付いた
という記事をアップしてきましたが
そのたびにうまく冬を越すことができずに
全ての蕾が落ちてしまっていた
Eucalyptus woodwardiiが遂に開花しました!

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英名がLemon-flowered Gumとなっているので、
鮮やかな濃い黄色の花を想像していましたが、
開花したての頃はkruseanaの花にも似た
若干ライムグリーンがかった黄色をしていました。

そこから開花して日数が経つごとに
少しだけ黄色みが増してきて、
最終的には薄黄色の綺麗な花になりました。

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今までに花が咲いたユーカリの中では
そのサイズはかなり大きい方で、
torwoodtorquataの花よりもまだ大きく、
開花数も多いので非常に存在感があります。

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woodwardiiはユーカリの中でも
極めて白みの強い品種のため、
白い茎や葉と黄色い花のコンビネーションは抜群です!

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今回花の咲いた株は樹高120cm程ですが
真っ直ぐに育たずに激しくうねっています。

低木のMallee型ですから、
なかなか思い通りの樹形にはなってくれません。
また、茎や葉が非常い柔らかく折れやすいので、
強引な矯正がしにくいユーカリです。

少し支柱を通そうとしただけで、
茎や葉を折ってしまったり、
蕾を落としてしまうこともありました。

またこの柔らかさから強風にも非常に弱く、
マンション高層階特有の暴風も
蕾を落としてしまう要因の一つでした。

ところが今回、開花実現までの経験から考えて
新たにもう一つの要因である
水分が少なすぎた可能性を実感しています。

woodwardiiは過湿を嫌い、
かなり乾燥を好むユーカリではありますが、
蕾が付き始めた頃からは、
少し多めに水を与えた方がその後の経過が良さそうです。
※それでもかなり乾燥気味な方ですが。

この株は蕾自体は毎年付けてくれているので、
この教訓を活かして、
毎年の早春の楽しみになればと思っています。

fancybox記事388の画像12

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macrocarpakruseana程ではありませんが、
woodwardiiは決して栽培難易度が楽な方ではなく、
特に根が非常にデリケートで、
底が深い鉢で育てるのとそうでないのとでは、
パフォーマンスに大きな差が出ます。

特に長期間底の浅いポット苗で育てていると、
非常に経過が悪くなる傾向があり、
根が非常に細く長く伸びるので、
スリットポットやスリット鉢の使用が推奨です。

woodwardiiは、少し育て方に癖のあるユーカリですが、
この黄色い花は一見の価値あり!です。

また意外にも非常に香りの強いユーカリで、
落ちた葉などを軽く指で揉むと強く香り、
指が精油でベトベトになるくらいです。
またその香りもアロマチックで魅力的です。

元々日本では手に入らないユーカリでしたが、
今は販売している農場もあります。

興味のある方はぜひ育ててみてください

これから開花ラッシュになるでしょうか?
忙しくも楽しいシーズンが到来しました。

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# by eucalyptus_k | 2016-03-25 19:15 | ユーカリ(花と蕾)
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Trackback(0) |  Comments(2)
By Osakano Jie at 2016-03-28 18:45 x
eucalyptus_kさん、こんにちは。

woodwardiiの開花おめでとうございます。
黄緑系の色合いで清楚なイメージの花、少しつぼみが大きくて固まって咲くと見ごたえがありますね。

水やりの件ですが、つぼみをつけると少し多目に与えるほうが良いようですね。 この冬軽石の保水力実験を兼ねて、雨は別にして水道からの水やりを1度だけに抑えました。
我が家のオービーフォリアですが、乾燥気味に育てた結果、つぼみからキャップが外れず、キャップを割りながら開花しだしました。

オーストラリアの降水は夏が少なく冬に多いと言った日本とは逆ですので、冬越しのつぼみのためには水分を切るのはよくないようですね。
どれだけの水分を与えれば良いのか、未知の世界ですが。
By eucalyptus_k at 2016-03-29 18:13 x
Osakano Jieさん、こんばんは!

woodwardii、過去に何度も蕾を付けていましたが、
やっと開花に漕ぎつけることができました。

多くの品種の成長ストップもありましたが、
蕾の成長不良を含めて、
全体的に水が少なすぎた傾向にあったようです。

これは、育苗初期の貧弱な苗の間は
根を十分に張り切っていなかったために、
常に過湿の危険性があったのですが、
最近、ある程度の年月を経て、
根もある程度成長してきたことで、
余計に水不足が顕著になっているようです。

> つぼみからキャップが外れず、
> キャップを割りながら開花しだしました。
これは状況にもよると思いますが、
他の方の情報も踏まえて考えると、
時期外れの開花が大きな原因になっているようです。

例えば、woodwardiiもいくつかの蕾が
そのようになってしまっていますが、
元々ある程度気温が上がる時期に開花するものが、
早い時期にたまたま数日暖かくなってしまったことで、
無理に開花が進んでしまい、その後また寒くなることで、
蕾の破裂が起きるようです。

特にmacrocarpaなどではこの現象が良く起こり、
何度も失敗された方のお話を聞きました。

このような場合は、開花進行後に
再度寒くなってしまった場合、
無加温温室保管などで寒さを凌ぐと
蕾の破裂が起こりにくいと伺っています。

これも現地の気候と
日本の気候の差から生じるトラブルで
ユーカリの厄介なポイントであると思います。

冬場の水の管理は難しいですね。。。
何よりも毎日の気温をチェックして
寒波の前に水を遣らない。
遣る時は暖かい日に一気に、がポイントでしょうか。。。
 
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