ユーカリ・ウンキナータ(unicinata)の開花
先日実家を訪れた際に
Eucalyptus uncinataが開花していたので
写真を撮ってきました。
時期は少し終わり気味になっていますが、
クリーム色の小さな花がたくさん咲いています。
実はこのuncinataは
外観がgilliiと良く似ているので、
パッと見てgilliiだと勘違いしていましたが、
葉先が尖りにくいこと、
葉がお皿のように内側に巻くこと、
花のつき方が違うことなどから、
uncinataであることに気づきました。
あとuncinataはなかなかに強く良い香りを持っています。
その香りはハーバルで甘みのある魅力的な香りです。
gilliiの香りはシネオールの強い薬用系の香りですので、
この香りの違いからも識別が可能になります。
このuncinataの花も
caesia ssp. magnaの花と同じように
中心部は蜜でいっぱいです。
ユーカリはどの品種も蜜が豊富で
現地では蜂蜜採集用にも利用されています。
その代わり、花が咲くと
たくさん蜂を寄せますので、
開花時期には少し注意が必要です。
このuncinataなどのように
早春に開花する品種はまだ良いですが、
初夏などに開花する品種には
スズメバチが群がることもあります。
このuncinataの花は
スタンダードなユーカリの花と言えます。
先日のcaesia ssp. magnaのように
ピンクの花が咲く品種というのはレアなもので、
ほとんどのユーカリではこの花のように
白色~クリーム色の1円玉大の花を咲かせます。
どちらかというとこのuncinataの花は
標準よりも少しクリーム色が強く、
たくさんまとまって咲く花になります。
こちらはピンク色の美しい花を咲かせる
torquataの蕾です。
torquataは3つセットで花が咲きます。
今年は我が家のベランダでも
torquataが蕾を付けてくれているので、
開花が非常に楽しみになっています- # by eucalyptus_k | 2015-04-30 12:07 | ユーカリ(花と蕾)
トラックバックURL : http://www.eucalyptus.jp/tb/363/