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Eucalyptus platypus(プラティパス)の水切れ

先日、こちらの記事で、
植え替え情報を紹介したてだったplatypusですが、
油断していて、いきなり水切れを出してしまいました。

植え替えのしたてで根が安定していないこともあったでしょうが、
理由は完全に水切れで、私の不注意と油断が原因です。

気づいたのが早かったので、
全枯れ-枯死には至りませんでしたが、
大体1/3くらいの葉に枯れが出てしまいました。

先日、ご紹介した時の写真が下のもの、

fancybox記事318の画像1

そして今回、枯れた葉を取り除いたものが下の写真です。

fancybox記事318の画像2

fancybox記事318の画像3

多くのユーカリでは水切れ前に、
葉が犬の耳のように垂れ下がったりなど、
ある程度のサインがあります。

また、ユーカリの多くは乾燥耐性が強く、
水切れで、しな垂れても、
そこまで速攻で葉枯れが出ることは少ないです。

ところが今回のこのplatypusや、
他ではMoon Lagoonkruseanaなどのように、
カラッとした質感で葉の硬い品種では、
その水切れのサインが全くわからないことがあります。

そしてplatypusMoon Lagoonは、
比較的水が大好きなユーカリのため、水切れも早く、、
特にplatypusでは乾燥耐性が非常に低いようです。

この株は昼の11時ごろに確認したときには、
鉢の表面こそカラカラでしたが、
鉢底のスリットから見える土はまだ良く湿っていました。

もう一日耐えられるかなと、その日は水を与えず、
次の日、用事で水遣りが少し遅めになって、
13時ごろ確認したところ、既に水が切れて、
葉枯れが出ていたという状況です。

今回のように1/3もの葉を枯らせたのは初めてですが、
実は以前にも、同じplatypusで、
1/5~1/6程度の葉を水切れで枯らせたことが何度もあります。

かなりの水食いで、すぐに葉がしな垂れるユーカリは結構あります。
ところがこんなに急速に葉枯れが出るユーカリは珍しいです。

本当に、このplatypusは水切れに対して、
かなりシビアなユーカリであると思います。

ちなみに水切れで、
ギリギリ間に合った場合の葉の症状例です。

fancybox記事318の画像4

発見が遅くて全てがカリカリになった場合は別ですが、
写真のように葉の一部は瑞々しいのに、
一部が枯れているというような状態になります。

過湿で根がやられてしまった場合には、
このような枯れ方にはならず、
全体的にカリカリになって枯れていきます。

とりあえず新芽部分に
あまりダメージがなかったのが救いです。

fancybox記事318の画像5

ボリュームもかなり控えめになり、
下葉の色も少し悪くなってしまいましたが、
新芽部分はまだまだイキイキしているので、
これも経験!ということで次への糧にしていきます。

fancybox記事318の画像6

fancybox記事318の画像7

しかしこのplatypus
乾燥を好む西AZのユーカリの仲間のはずなのですが、、、
特に水切れで気をつけていく必要がありますね。

とりあえずこれからが成長期ですから、
気持ちを新たに、仕切り直しです!

# by eucalyptus_k | 2014-04-27 01:52 | ユーカリ(栽培実績)
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Trackback(0) |  Comments(8)
By さめじろう at 2014-04-28 12:37 x
こんにちは!

今日の記事を拝見して、
うちのユーカリたちの枯れの原因を考えました。

・シネレア:気づいたら葉が全部カリカリ → 復活せず
・ムーンラグーン:シネレア同様 → 復活せず
・ポポラス:葉の一部がカリカリ→生き残っています。

アルビダ・ギリークラスより水をあげていたつもりだったのに
やっぱり水やりが足りなかったのかしら?と
自分では思っていたのですが、
ひょっとして、過湿だったんでしょうか・・・。

株と鉢のバランスもあるので、一概には言えないのかもしれませんが。

いずれにしても、難しい植物ですね。

近所で数件、地植えされていて、
そこの前を通るたびに、そのイキイキした姿がうらやましく
地植え心がまた湧いてくるのでした。
By eucalyptus_k at 2014-04-28 13:58 x
さめじろうさん、こんにちは!

詳しくはメールを差し上げますが、
さめじろうさんのケースは
何となく水切れのような気がしています。
特にポリアンセモスは明らかに水切れです。

ただし一番最初のアルビダの件については
過湿が原因であると思います。

復活の可能性が全くない過湿による枯れに比べれば、
水切れによる枯れは復活の可能性が高いですが、
それでも全く復活しないことも多々あります。

私も水切れで枯らせてしまって
そのまま終わってしまった株もいくつもあります。

これは一日一回しっかりと観察していれば、
なかなか枯死に至ることは少ないのですが、
それでも、人間には急用や所用もありますし、
毎日定期的に観察というのは難しいです。

また私のように株数が多すぎると、
一つの株を見る時間なんてわずか数秒ですし、
見たつもりになって、見ていないこともあります。

そのような場合、記事にあるような
Moon Lagoonのようなユーカリでは、
水が切れて枯れが出ているのかどうかわかりにくいです。

葉が元々白いので、良く触ってみないと、
枯れているのかどうかわからないこともありますし、
冬などの乾燥した時期には、
正常でも枯れているのでは?と思ってしまうこともあります。

そのような状態では発見したときにはもう手遅れで、
全体がカリカリになっているというケースもあります。

アルビダやギリーなどが至って順調である状況では、
その二種よりも圧倒的に湿潤を好み、過湿にも強い品種を、
過湿で枯らせるとはどうしても考えにくいです。
By eucalyptus_k at 2014-04-28 14:04 x
ユーカリが難しい植物なのかどうか?
これは本当に何とも言いにくいお話です。

本当に放置しているだけで、
枯れる心配もないという人もいますし、
私やさめじろうさんのように
ユーカリは手間がかかると思う人もいます。

これは環境やその人の育て方などにも寄りますが、
やはり生息環境の違いもあって、
オージープランツは我儘だという意見が主流です。

ただ今、至って順調なアルビダとギリーは
決して初心者が片手間で育てられるものではありません。

家の実家の庭では、グニーやカエシアといったような
湿潤を好むようなユーカリが枯れていく傍ら、
マクロカルパやプレウロカルパ、アルビダなどのユーカリは、
全く危険もなく、びっくりするほどに順調です。

実家には庭があり、他にもたくさんの植物を育てていますので、
しっかりと水遣りの時間を取っていて、
植物の水遣りはある種、家事の一環となっていますが、
その習慣と実家の環境の中であれば、寧ろグニーなどの方が、
明らかに手間がかかり厄介だという意見を聞きます。

それでもマクロカルパなどは、
訳が分からない枯死に至る恐ろしさはありますが、
本当に人間と一緒で、環境や習慣がモノをいうのでしょうね。

例えば我が家のベランダは雨がかかりませんので、
全てのユーカリに対して、水分のコントロールが可能ですが、
雨天の方が、融通が効かない傍ら、
放置できる可能性もどんどん上がっていくと思います。

私は今でもパセリやミントを枯らせる醜態を多発しますので、
本当に何が良いのか決めるのが難しい問題です。。。
By eucalyptus_k at 2014-04-28 14:10 x
最後に地植えですが、
これは場所さえあれば明らかに安定します。

実家ではギリーを地植えしていますが、
本種の性質上、手間がかかるような
えげつない成長力は全く発揮していません。

それでも国産植物よりは早いですが、
ツバキやユズなどとあまり変わらない感じです。
年二回程度の剪定で十分対応できますし、
水遣りも全く不要となっています。

また樹形の立派さや開花の凄さは
鉢植えのそれを遥かに上回っています。

アルビダを地植えしている人を知っていますが、
これも年二回程度の剪定で、
ずっと私の背丈より少し高いくらいをキープしており、
幹は最も大きなダイコンよりまだ太いくらいです。
水遣りも不要なのでかなり楽だと言っています。

ただしシネレアやポリアンセモスの地植えは
かなりの覚悟が必要です。

広いお庭をお持ちの方は、家の二階を超えたシネレアを
定期的に剪定して立派な樹木を維持されていますが、
気づかずに地植えされた方は、かなり後悔されていて、
そろそろ引き抜かないとヤバいと焦っていらっしゃいます。

これも本当に品種により、様々な結果を生むようです。
By さめじろう at 2014-04-30 12:31 x
詳細なご回答ありがとうございます!

いつか、庭がちゃんと整備できる時がきたなら、
アルビダかギリーどちらかをシンボルツリーにできたらな、
と妄想しております。

その日まで鉢での管理、頑張ります!

ちなみに近所の地植えは、どこもグニーだと思われます。
確か大きくなるとお聞きしたような・・・。
サワサワと気持ちよさそうではありますが。
By eucalyptus_k at 2014-05-05 13:12 x
さめじろうさん、こんにちは!
苗の件はまたメールさせていただきます。

グニーは様々な亜種があります。
主に樹皮が赤茶色で毛羽立っているものは、
25m程度の大型になる原種系のグニー。
樹皮が白っぽくツルっとするものは、
10m程度、比較的小型の高山生息種の傾向が強いです。

ただ小型とは言っても、
しっかりと育てれば家の二階は超えると思います。

日本の庭は広くても、狭いものです。
地植えとはいっても、周囲にはすぐに家の基礎や、
壁の基礎、他の植物の根があり、
強いて言えば、大きな鉢植えのようなものです。

試しに何もない畑の真ん中に植えたら、
数年で電信柱を超えたという情報もあります。
By ゆらゆら at 2014-05-08 22:10 x
はじめまして。私は自宅でビミナリスを育てていて、eucalyptus_kさんのブログにたどりつきました。そして、こちらのブログで銀葉や花がきれいなユーカリにすっかり魅せられてしまいました。ついに、先日Eucalyptus erythronemaという種を購入してしました。海外のサイトなども読んでみたのですが、あまり詳しく書かれているサイトが見つかりません。多くの珍しいユーカリをお育てになっているeucalyptus_kさんはどのように情報を集めていらっしゃるのか、そして、erythronemaについてご存知でしたら教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
By eucalyptus_k at 2014-05-09 19:55 x
ゆらゆらさん、初めましてこんばんは!

情報の収集方法やerythronemaについて、
メールを送らせていただきました。
よろしくお願いします!
 
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